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【iOS18】Safariのタブ操作に「視差効果を減らす」をオンが効かない?アニメーションで大きく動く現象について

Safari (57) iOS 18 (46) iOS-アクセシビリティ (3) iPhone (1718)

2024年9月17日にリリースされた「iOS18」にて、Safariのタブの開閉操作などに「視差効果を減らす」が効いていないのではないか、と感じるような、大きなアニメーションが動作することに困るユーザー(酔ってしまうユーザー等)が増加しています。

このiOS18の動作に関する情報を紹介します。

iOS18のSafariが酔ってしまう問題

アクセシビリティ設定の「視差効果を減らす」を「オン」に設定変更してiPhoneを利用していたユーザーの間で、iOS18のSafariアプリでのタブ操作時にタブのアニメーションが大きく動くようになり、「酔う」などの声が増えています。

Safariの右下にあるタブの一覧を表示するボタンをタップした際の動作や、そこからタブを選択してタブが大きく表示される際の動作などが、大きくアニメーションします。

なお、同じ「アクセシビリティ」設定の「動作」内にある「クロスフェードを優先」を「オン」にしても、改善はされません。

iOS17ではアニメーションは小さい

これをiOS17と比較すると、iOS17では、アニメーションでタブが動くのではなく、ぱっと画面が切り替わるように動作していました。

「視差効果を減らす」が効かなくなった?

しかしiOS18では、それが「視差効果を減らす」を「オフ」にしている状態(オンにしていない状態)に感じるほど、大きくアニメーションするようになっています。

原因について

この動作の変更が、iOS18のSafariの不具合なのか、それとも、iOS18における「視差効果を減らす」の意味合いの仕様変更なのかなど、詳細は判明していません。

ただし、iOS17の動作と比較して、iOS18で動作が大きく変わっていることは確認できるため、記憶違いや何か変な設定をしてしまった、といったユーザー側に起因するものではないようです。

対策について

「視差効果を減らす」を「オン」にした場合の動作が変わってしまっているため、これが不具合だったとして不具合が改修されること、もしくは、今回の仕様変更を取りやめることなど、Apple側の対応を待つこととなりそうです。

今後のiOS18のアップデート(iOS18.1やiOS18.2など)による改善を待ちつつ、最新版へのソフトウェアアップデートを行うようにしてみてください。

また、Safariの代わりに別のウェブブラウザアプリ(Chromeアプリなど)をインストールして使用することで、問題が緩和される可能性があります。

もともとの動作が異なることに加え、Chromeアプリのタブ操作周りに関しては、iOS17のとき同様の「視差効果を減らす」設定によるアニメーションの抑制が効いているように見えます。しかし、相性などの問題もあるかと思われるため、一度試してみてやはり合わない、という場合にはさらに別のアプリを試すか、修正アップデートを待つようにしてみてください。

付録:「視差効果を減らす」設定の意味合いについて

なお、日本語では「視差効果を減らす」という、難しい「視差効果」という単語が用いられていますが、元となっている英語版でこの設定は、「Reduce Motion」というシンプルな名称で表現されています。直訳すれば、「動きを減らす」となります。

その設定項目の説明文は「Reduce the motion of the user interface, including the parallax effect of icons.」となっており、基本的に「ユーザーインターフェースの動きを減らす」とされつつ、その対処に「アイコンのParallax effect」が含まれている、との説明となっています。この「Parallax effect」が「視差効果」であり、日本語ではこの「視差効果」側をメインとした設定名となっています。そのため、日本語の設定名を見ると「視差効果」のためだけの設定のように見えてしまいますが、日本語版も説明文では「アイコンの視差効果など、ユーザインターフェイスの動きを減らします」と、視差効果以外も含めた「ユーザーインターフェイスの動きを減らす」設定とされています。

参考

デバイスはモーションエフェクト (視差効果) を利用して、ホーム画面やアプリ内で奥行き感を演出しています。iPhone、iPad、iPod touch のモーションエフェクトや画面の揺れが気になる方は、「視差効果を減らす」を使って、この効果を抑えることができます。
引用元

「視差効果を減らす」がオンの場合、以下のように特定のスクリーンエフェクトが変化したり、デバイスで無効になったりします。

画面の切り替えやスクリーンエフェクトで、ズームやスライド効果ではなくディゾルブ効果が使われます。

壁紙、アプリ、通知がデバイスを傾けると少し揺れ動くパララックスエフェクト (視差効果) が無効になります。

特定のアプリのアニメーションとエフェクトが無効になります。たとえば、天気アプリの天気のアニメーションが該当します。
引用元

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