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X(旧Twitter)の新機能「アカウントの所在地」および「接続先」にて「East Asia & Pacific」という地域が表示されている場合があります。
この表記を見て、「これはどこ?」「どこの国が含まれるの?」「日本語で言うと何?」などと疑問に感じたユーザー向けに、Xにおける「East Asia & Pacific」がどのあたりを指した地域名称(大陸名称)なのかに関する情報を紹介します。
目次
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X内の「East Asia & Pacific」表示
X(旧Twitter)の新機能「このアカウントについて」の中に設けられている、2つの新項目(「アカウントの所在地」および「接続元」)にて、あまり見かけない「East Asia & Pacific」(イーストアジア・アンド・パシフィック)との表記が登場し、どこのことを指すのかが気になるユーザーが増加している模様です。
具体的には、以下のような表記でX内に「East Asia & Pacific」が登場しています(2025年11月24日時点)。
- 「East Asia & Pacific」(アカウントの所在地)
- 「East Asia & Pacific App Store」(接続元)
- 「East Asia & Pacific Android App」(接続元)
日本語訳は「東アジア・太平洋」
この「East Asia & Pacific」という単語を日本語に翻訳してみると、「東アジア・太平洋」となります。
「アジア太平洋(Asia-Pacific)」という地域名に比べると、「東アジア・太平洋(East Asia & Pacific)」は見かける機会が少ないのではないかと思われます。
まず「日本」がここに該当する
この「East Asia & Pacific」をXで見かける日本ユーザーが多い最大の理由は、「アカウントの所在地」が「Japan」(日本)と判定されたユーザーが、Xの設定を変更して「地域/大陸を使用する」を選択した際に「East Asia & Pacific」になるためです。
ただしここで気になるのが、Xの「East Asia & Pacific」という地域がどのあたりの地域を表しているのか、つまり、他にどんな国や地域で「地域/大陸を使用する」を選択したときに「East Asia & Pacific」になるのか、という点です。
「どこ?」は場合によって変化する
なお今回の「東アジア・太平洋」のような、広い地域を指す名称は、その言葉が利用される場所や文脈によって、指す国や地域の範囲が異なることが多いため、今回の場合であれば特に「X」がどのような意識でこの言葉を使用しているのか、の情報を確認することが重要となります。
特に、「East Asia & Pacific」の他に、どのような地域を設けているのか、がポイントとなります。
Xの不具合報告フォームにおける地域の選択肢
ここで参考になるのが、今回の新機能「このアカウントについて」専用の不具合報告ページです。
そのページには「Region」(地域)という選択項目が用意されています。そしてその「Region」の選択肢に「East Asia & Pacific」があります。
※国が選択できる「Country」という項目もあるのですが、「Region」とは連動しておらず、連動から対応関係を読み取るようなことはできないようです(※ここから、各Countryに1つのRegionが割り当てられている、という単純な構造を採用していない可能性が考えられます)。
Xが用意している選択肢から「East Asia & Pacific」を分析する
その選択肢が以下の通りです(※「その他」や「該当なし」のような選択肢はありません)。
- North America
- South America
- Caribbean
- Europe
- Eastern Europe (Non-EU)
- Africa
- North Africa
- Central Asia
- South Asia
- East Asia & Pacific
- West Asia
- Antartica
- Oceania
- Australasia
ここから、「アジア太平洋」に対する分類先と考えられるものを抜き出してみると、以下の通りとなりました(※説明のしやすさのため、今回の「East Asia & Pacific」を一番上に変更しています)。
- 1.East Asia & Pacific
- 2.Central Asia(中央アジア)
- 3.South Asia(南アジア)
- 4.West Asia(西アジア)
- 5.Oceania(オセアニア)
- 6.Australasia(オーストララシア)(
これらを「アジア太平洋」内の国や地域が分類された先である、と考えると、「アジア太平洋」の国や地域のうち、2.~6.に該当しない地域が「East Asia & Pacific」なのではないか、と類推して考えていくことができます(※アジア太平洋外とまたがる国・地域に関しては、そもそも「アジア太平洋」の外の地域、例えばEastern Europe等に分類されていることも考えられる点に注意)。
Wikipediaの「アジア太平洋」ページを参考に、アジア太平洋の大きな分類を列挙すると次の通りとなります。
- 東アジア
- 南アジア
- 東南アジア
- 中央アジア
- 西アジア
- オセアニア(オーストララシア)
- オセアニア(メラネシア)
- オセアニア(ミクロネシア)
- オセアニア(ポリネシア)
この両者を比較すると、まずXの選択肢に「東アジア」がないことからXの「East Asia & Pacific」に「東アジア」が含まれる、というのは分かりやすいかと思われます。
その他にXの選択肢に「東南アジア」(Southeast Asia)がないことが読み取れます。ここから、Xの「East Asia & Pacific」に「東南アジア」が含まれるものと考えられます。
一方で、「オセアニア」に関しては、Xの選択肢に「Oceania」および「Australasia」が用意されていることから、これらはXの「East Asia & Pacific」に含まれないものと考えられます。
これらの差分情報を書き込むと、次の通りとなります。
- 東アジア(→Xの選択肢に直接の該当がない)
- 南アジア(→Xの選択肢「South Asia」が該当)
- 東南アジア(→Xの選択肢に直接の該当がない)
- 中央アジア(→Xの選択肢「Central Asia」が該当)
- 西アジア(→Xの選択肢「West Asia」にある)
- オセアニア(オーストララシア)(→Xの選択肢「Australasia」が該当)
- オセアニア(メラネシア)(→Xの選択肢「Oceania」が該当)
- オセアニア(ミクロネシア)(→Xの選択肢「Oceania」が該当)
- オセアニア(ポリネシア)(→Xの選択肢「Oceania」が該当)
Xの「East Asia & Pacific」のエリア
これらの情報から、「東アジア」と「東南アジア」を中心にする地域が、Xにおける「East Asia & Pacific」の対象領域に含まれるように選択肢が構成されているものと思われます。
より具体的には、以下となります(※Wikipediaの「アジア太平洋」ページを、列挙時の順番等の参考にしました)。
東アジア:
- 中国
- 日本
- 北朝鮮
- 韓国
- モンゴル
- 台湾
東南アジア:
- ブルネイ
- カンボジア
- 東ティモール
- インドネシア
- ラオス
- マレーシア
- ミャンマー
- フィリピン
- シンガポール
- タイ
- ベトナム
なお、具体的にどこなのかを挙げることは難しいですが、アジア太平洋地域の中で他に分類されない他の地域があれば、そうした地域も含まれている可能性があります。
※これらの国・地域に該当するユーザーが「地域/大陸を使用する」を選択すると必ず「East Asia & Pacific」表示になるとは限りません。これは、国・地域を基準にRegionを判定している訳ではなく、それらの判定とは独立してRegionの判定を行っている可能性があるためです。また、ここに該当する国・地域が表示されるユーザーであっても、「地域/大陸を使用する」を選択した際に「unknown」と表示されてしまう現象が一部で発生している模様です。
IndonesiaやSingaporeの場合を例に確認してみる
この調査結果を参考に、Xの「East Asia & Pacific」に該当すると思われる「インドネシア(Indonesia)」ユーザーが「地域/大陸を使用する」を選択した際にどのように表示されているのか、実際に設定を変更しているユーザーの変更結果を確認しましたが、確かに「East Asia & Pacific」表示になるようでした。
東南アジアに関しては、Xが設けているRegionの選択肢から、不具合など何らかの理由で欠落してしまっている、といった可能性も考えられましたが、この動作から、Xにおいて東南アジアがRegionとして用意されておらずXにおいては「East Asia & Pacific」に含まれるという認識で合っていそうだ、ということが確認できました。
※この後に紹介する「ユニセフ」の例でも、「East Asia and Pacific」に東南アジアが含まれており、「East Asia and Pacific」というくくりを使用する場合、東南アジアを含めることは珍しくないのかもしれません。
ユニセフの地域分類との比較
なお比較対象として、ユニセフ(国際連合児童基金、UNICEF)の地域分類(Regional classifications)にも「East Asia and Pacific」がありますが、ここでは他の分類に「Oceania」(オセアニア)や「Australasia」(オーストララシア)が設けられていない点がXと異なり、Australasia/Oceaniaが設けられていない分、Australasia/Oceaniaに分類される国々(オーストラリアやニュージーランド、フィジー等)が「East Asia and Pacific」に含まれているようです。
他にも、ユニセフの分類には「Middle East」(中東)が設けられている一方で、Xの地域の選択肢には存在せず、その逆に、Xの地域の選択肢には存在する「West Asia」(西アジア)がある一方でユニセフの分類ににはない、のような特徴があり、同じ「East Asia and Pacific」を利用する分類であっても、分類の仕方には様々な違いがあることを読み取ることができます(※中東と西アジアは、国や地域を分類する中で、どちらか一方のみを使うような、地域の重なりが大きい呼び方です)。
参考
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