情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

PowerDVD:ブルーレイディスクの再生エラーの症状と対策(未解決)

Blu-ray (3) CyberLink PowerDVD (3) CyberLink PowerDVD 13 (2) Windows (485) Windows 10 (255)

リニューアルしたhuluで動画を再生できなくなってしまいました。その原因が、DHCPが必須になったことと関係あるのではないかと考えて、PowerDVDを久しぶりに使ってみたところ、ブルーレイを再生できないことが分かりました

その症状とためしてみたことをメモしておきます。

前回一度は再生できるようにした

前回、一度PowerDVDを使って再生できるようにしていました。

しばらく使っていなかった

ブルーレイディスクの再生はしばらく行っておらず、その間にWindows 10 Anniversary UpdateとCreators Updateがあり、そのあたりのWindowsアップデートの影響があるのではないかと思います。

「AACS ライセンスキーアップデート」ポップアップ

まず最初に表示されたのは、次のポップアップでした。これ自体は、問題がある物ではありません。「はい」でアップデートしました。

AACS ライセンス キー アップデート

CyberLink PowerDVD の重要コンポーネントは、定期的にアップデートが必要です。コンポーネントがアップデートされていないと、新しいムービーが再生されない場合があります。今すぐアップデートしますか?

[はい(Y)] [いいえ(N)]

これをアップデートすれば、huluの問題が解決することもあるかも、と思いました。

「ストレージ デバイスにアクセスできません」エラー

しかし、次のエラーが出てしまい、結局再生できませんでした。

注意

ストレージ デバイスにアクセスできません。再生が停止したら、他のデバイスを選択してください。

ブルーレイディスク自体はPowerDVDに認識されている(タイトルなどが表示される)のですが、いざ再生ボタンを押すと、そのエラーになってしまうのです。

「いくつかのコンポーネントが壊れているため」エラー

また、次のエラーが出る場合も有りました。

情報

いくつかのコンポーネントが壊れているため、CyberLink PowerDVD を起動できません
CyberLink PowerDVD をアンインストールしてから再インストールするか、ウィルス対策ソフトを確認してください。それでもプログラムが起動しない場合は、カスタマー サポートまでお問い合わせください。 - エラー コード: 101

「起動できません」と書いてありますが、あくまで起動して、再生ボタンを押した際に発生するエラーです。

環境を色々変更してみる

COPPの不具合情報を見かけてHyper-Vをオフにしたり、HDCP接続したディスプレイ1枚だけにしたり、以前と同様にDisplayPort接続したディスプレイ1枚だけにしたりしてみました。しかし、改善されません。

CyberLink 13を最新版にアップデートしてみる

この時点で、アプリの情報を表示してみると、次のようになりました。

プレイヤー情報:
  プレイヤー リージョンコード: 指定されていません
  現在のドライブ: F:\
  タイトルリージョンコード:利用できません

字幕属性利用できません

ハードウェア情報:
  プロセッサー: Intel(R) Core(TM) i7-4770K CPU @3497MHz で実行中
  3DNow! テクノロジー:検出されませんでした
  エンハンスド 3DNow! テクノロジー: 検出されませんでした
  3DNow! プロフェッショナル テクノロジー: 検出されませんでした
  IA MMX テクノロジー: 使用中
  IA ストリーミング SIMD 拡張命令: 使用中
  IA SSE 2: 使用中
  ビデオ アクセラレーター: DirectX VA (使用されていません)
  マルチ スピーカー オーディオ デバイス: 検出されませんでした
  S/PDIF 出力デバイス: 検出されませんでした

さり気なく、CyberLink PowerDVD 17が発売されていることに気が付きつつ、現在のバージョン番号を確認してみました。

CyberLink PowerDVD 13 のバージョンは、13.0.3520.58 のままでした。

PowerDVDをアップデートする

PowerDVDを起動して、左上の上矢印マークをクリックすると、バージョンアプ画面が表示されます。バージョンアップ画面の「アップデート」タブに表示されている「ソフトウェアアップデートが公開されました」をクリックしました。

すると、アップデートのダウンロードできるサイトが開くので、「アップデートパッチのダウンロード」をクリックしました。

すると、「CyberLink_PowerDVD_Downloader.exe」がダウンロードされます。

これを起動すると、指定した場所に、138.29MBの「PowerDVD_13.0.7012.58_Patch_DVD160726-09.exe」がダウンロードされました(ダウンローダを経由するのは、ライセンスもチェックしている?)

ダウンロードが完了したら、「インストール」をクリックしました。

InstallShield Wizard

CyberLink PowerDVD は現在庫のシステムで実行中です。インストール/アンインストールを続行するには、CyberLink PowerDVD を閉じてから、再試行してください。
[再試行] [キャンセル]

が表示されてしまったので、PowerDVDを終了して、「再試行」をクリックしました。

そこからインストーラが起動するので、「はい」をクリックして、インストールを開始しました。インストールが終了したら、「PowerDVDの起動」をクリックしました。

アップデート後

アップデート後また再生してみても、「ストレージデバイスにアクセスでいません」エラーになってしまいました。

Bru-rayドライブのファームウェアアップデート

現在も引き続き、Pioneerの BDR-S08J を使っています。

そこで、ファームウェアアップデートが提供されていないか確認したところ、前回Blu-ray再生環境を整えた2013年以降、2014年4月28日にVersion1.40、2015年10月21日にVersion1.50が提供されていることが分かりました。

あまり新しくないものの、それ以上に現在使っているファームウェアが古いと思われるため、「パソコン用ドライブソフトウエア/ファームウェアダウンロード」のページから、BDR-S08J_FW150EU.EXEをダウンロードし、実行しました。

すると、次の通りポップアップが表示され、1.30からのアップデートであることが分かりました。

UPGDVD

PIONEER BD-RW BDR-S08 1.30 (2013/07/08)のドライブを
PIONEER BD-RW BDR-S08 1.50 (2015/09/24)にアップデートしますか?

そして、アップデートを実施しました。

/// ODD Firmware Update Utility Ver2.59B

oem ID43

1台目のドライブのアップデートを開始します。
Current Revision>> PIONEER BD-RW BDR-S08 1.30 13/07/08
Current Signature = ID43
現在ファームウェアの書換え中です。電源を切ったり、リセットを行わないでください。
Processing 100% --> ファームウェア転送完了
現在ドライブ内部でアップデート中です...
FW書き換え 94%_
...

アップデートが完了すると、「アップデートプログラムは完了しました」と表示されるので閉じます。

変化なし

しかし、ファームウェアアップデートをしても、効果はありませんでした。

PowerDVD 17 を試す

ここで一度PowerDVD 13をあきらめ、最新版のPowerDVD 17の体験版をダウンロードしてみるtことにしました。

ここでも、ダウンロードされたファイルは「CyberLink_PowerDVD_Downloader.exe」でした。実行することで、「PowerDVD_17.0.1523.60_Trial_DVD160914-03.exe」がダウンロードできました。それをインストールします。

インストールを終え、Bru-rayの再インストールを試みてみたのですが、なんとより深刻そうなエラーが表示されてしまいました。

CyberLink Issue Reporter
PowerDVDMovie.exeは動作を停止しました
エラーを修正しこのソフトウェアを向上させるため、エラーレポートを送信してください。
メールアドレス(オプション) メールアドレスが必要な理由
[    ]
問題の説明 このレポートに含まれる内容
[    ]

[レポートの送信] [キャンセル]

また、さらに何度か再生に挑戦してみても、

しばらくお待ちください・・・

ブルーレイディスク読み込み中...

の表示の途中で再生前の画面の戻されてしまい、再生が始まる前に閉じてしまいました。再生できません。

Windows Update

Windows Updateに新しいプログラムが追加されていたので、アップデートを実施しました。ししかし、「更新プログラムのインストール中に問題が発生しましたが、後で自動的に再試行されます。この問題が引き続き発生し、Web検索やサポートへの問い合わせを通じて情報を集める必要がある場合は、以下が役立つ可能性があります:Advanced Micro Devices, Inc. driver update for AMD Radeon HD 7700 Series - エラー 0x8024200b」が表示され、1つのアップデートに失敗してしまいました。再試行すると、成功したようなので、自主的に一度再起動しました。

PowerDVD 13 の再インストール

続いて、PowerDVD 13を一度アンインストールすることにしました。個人設定は破棄です。

同様に、影響が考えられるPowerDVD 17 も一度アンインストールしました。

そして、以前PowerDVD 13をインストールするのに使用した「CyberLink_PowerDVD13_Ultra_DVD131016-08.exe」から再インストールしました。

しかし結局「ストレージデバイスにアクセスできません」エラーが発生してダメ。

継続調査中

引き続き、再生する方法を検討しています。

今のところ一番可能性が高そうなのは、Windows Creators Updateを実施したおかげで動かなくなった、というものです。。。

コメント(2)

  1. とあるネタな人
    2018年1月6日(土) 23:25

    初めまして。

    私も似た様な症状で、ブルー・スクリーンで悩まされていた状態から復旧したので、参考になればと思い、記述してみます。

    stdriver64ですっ転んでましたので、音源系のソフトが競合しているんだろうなと思い、片っ端からアンインストールするも改善せず。

    もしやと思い、レジストリを眺めてみたら、しっかり音声編集ソフトに汚されてたままだったので、レジストリのバックアップを取得した後、消込を開始し、駆除完了してからPowerDVD起動したら、正常起動しました。

    これはあくまでほんの一例で、かなり危険度が高いので、慎重に慎重を重ね、調査をして、自己責任で実行してみて下さい。

    いきなりの書き込み、失礼しました。

  2. かずじぃさん
    2018年2月11日(日) 12:07

    おなじDLLエラーでPowerDVD12でのBD再生ができなくなりましたが、ウイルスバスターの例外設定にてPowerDVDのインストールフォルダを検査除外することで、元通りに再生できるようになりました。ウイルスバスターの新しい機能(ランサムウェア対策)が悪さをしていると思います。他のウイルス対策ソフトについてはわかりませんが、相性問題を調べてみると解決策が見つかるかもしれません。
    なお、AACS ライセンスキーアップデートは、かえって再生できなくなる場合があり、再インストール後は一度も更新していません。

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