LINEの仕組み from did2memo.net

LINEの仕組みや使い方などについて詳しく解説します

「iPhone 5」に機種変して「LINE」が使えない・データが消えたという人に読んで欲しい情報まとめ

LINE (1624) LINE-Android (216) LINE-Windows Phone (1) LINE-iPhone (446) LINE-メールアドレス (17) LINE-友だち (15) LINE-引き継ぎ (9) iPhone 5 (6)

iPhone 5発売に伴い、LINEアプリのデータが消えてしまったり、アカウントが作り直しになってしまう人の続出が予想されます。そこで、iPhone 5に機種変してLINEのデータが消えてしまった人向けの情報をまとめておきました

復元不能な状態になってしまう人も多いと思うのですが、このエントリに到達して学んだ内容を友だちに紹介して、引き継ぎに失敗する人を減らすことができたらなぁ、と思っています。

重要事項

正しい引き継ぎ方法は大きく分けて2つです。

これを間違えたとき、いろいろ消えてしまいます。

消えてしまった人へ

「消えてしまった」ということは、新しいiPhoneでLINEを起動して「友だちが消えていた」「スタンプが消えていた」「トーク履歴が消えていた」「グループが消えていた」といった症状に遭遇したのだと思います。

消えてしまった場合、以下で紹介するパターンのいずれかにあてはまると思うので、順番に読んでみて、自分にあてはまるパターンを探してみてください

まず、iPhoneでの正しいアカウントの引き継ぎ方法を確認しておきます。

今からでも間に合うかも!?ベストな引き継ぎ方法

最近公式に認められた、トーク履歴も含めて引き継げる方法を紹介します。ただし、iPhoneからiPhoneへの機種変に限ります(※iPhone 4SからiPhone 5など。その他の場合はメールアドレスとパスワードを利用した引き継ぎになります)。

手順詳細は別エントリに書きました→「機種変でトーク履歴が消える人続出中!「LINE」が壊れないデータ移行手順とは(iPhoneからiPhoneへの機種変向け)

引き継ぎ結果

「友だち」「スタンプ」「トーク履歴」「グループ」「ホーム」「タイムライン」「プロフィール」「ひとこと」などなど、全ての情報を引き継ぐことができるはずです

その他の方法でLINEを起動した場合、いろいろと消えてしまいます。それぞれの場合について解説します。

【パターン1】 復元に失敗後に再インストールして全部消えた場合

前述の設定をせずにiPhone 5へのバックアップによる引き継ぎを行った場合、最悪起動するたびに「現在LINEを利用できません」という画面が表示され、起動できなくなってしまいます。これは、「バックアップを暗号化」にチェックを入れなかったために、アプリケーションのデータの一部がバックアップされなかったのが原因だと思われます

現在 LINEを利用できません

しばらく経ってからもう一度お試し頂くか端末を再起動してみてください。

このパターンがあまりにも多いようなので、別エントリを作成しました。このエラー画面が表示された場合、こちらをご覧ください。

この状態からメールアドレスによる引き継ぎを使わずに再インストールをした場合、「友だち」「スタンプ」「グループ」「トーク履歴」などのすべての情報が消えてしまったはずです

「利用できません」が表示された場合、公式ヘルプでも再インストールを推奨しています。→「ヘルプ | LINE(ライン)

アドバイス

パスワードの事前登録なしに再インストールして登録してしまった場合、全てのデータが消え、既にアカウントも作り直しになっているため、どうにもなりません。もう一度やり直しになります。

もし、まだ再インストールしておらず、前のiPhoneでまだLINEが利用できるようなら、そちらで「ベストな引き継ぎ方法」の手順をやり直すか、「機種変でLINEアカウントが消える!?今すぐ確認したい重要設定と正しい引き継ぎ手順」で紹介している引き継ぎ作業を行えば、「友だち」「グループ」などは復元できるはずです。しかし、「トーク履歴」と、「再ダウンロードできないスタンプ」は消えてしまいます。

LINEの再インストールについて知りたい人はこちらからどうぞ

【パターン2】 メールアドレスて引き継ぎしてトーク履歴が消えた場合

機種変でLINEアカウントが消える!?今すぐ確認したい重要設定と正しい引き継ぎ手順」で紹介しているメールアドレスを利用した引き継ぎを行うと、アカウントを引き継ぐことができます

しかし、トーク履歴は消えてしまいます。ただ、これは失敗したわけでも何でもなく、LINE公認の正しい引き継ぎ手順です。つまり、もともとトーク履歴は引き継げないもの、というわけです。

よく誤解されているのですが、LINEのトーク履歴はTwitterやFacebookとは違って、各端末にデータが保存されています。ですから、新しいiPhoneにデータをコピーしたわけでもないので、トーク履歴が引き継がれるはずがないのです。つまり、各端末に保存されず、LINEのサーバ側に保存されているデータ(「友だち一覧」「スタンプの購入履歴」「参加しているグループ」)のみが引き継がれるのです。

アドバイス

新しいiPhoneでメールアドレスとパスワードを入力してLINEを始めた時点で、前のiPhoneではアカウントにアクセスできなくなってしまいます。すると、前のiPhoneに保存されていたトーク履歴にもアクセスできなくなってしまうため、トーク履歴は諦めるほかありません(事前にトーク履歴のバックアップを取っていた場合は別ですが)。また、一度消去されてしまった場合、復元はできません。しかし、アカウントが消えなかっただけ、他に比べるとはるかにマシです。

トーク履歴をそのまま引き継げるのは、iPhoneからiPhoneへの機種変時に「ベストな引き継ぎ方法」の手順を行った場合のみのようです。

【パターン3】 メールアドレス未登録のままLINEをインストールして全部消えた場合

これが最悪のパターンで、メールアドレスを登録せずにLINEをインストールして再登録した場合、アカウントが作り直しになってしまい、全てのデータがリセットされてしまいます。「友だちリスト」「グループ一覧」「購入したスタンプ」「トーク履歴」など全てが消えてしまいます。

また、前のアカウントが残ったままになり、自分のアカウントが2つになってしまう問題も発生します前のアカウントの消し方について

対策

LINEはメールアドレスとパスワードで個人を特定します。電話番号は、最新の電話番号の持ち主を確認するために利用しているだけに過ぎません。そのため、メールアドレスを登録していなかった場合、ふたたびそのアカウントを取り戻すことはできません。

せめて、犠牲者を増やさないために、他の友だちに正しい引き継ぎ方やこのページを教えてあげてください。

【パターン4】 登録時にメールアドレスの入力を忘れて消えた場合

LINEをインストールして登録したら、アカウントが作り直しになってしまい、データが消えてしまったけれど、メールアドレスとパスワードは登録してあった、という場合について扱います。

この場合、「友だち」「グループ」「ひとこと」「トーク履歴」など全てが消えてしまったはずです。しかし、メールアドレスとパスワードが登録済みならば、前のアカウントの利用者であるということを示せるため、以下の二つの方法が可能です。

1.メールアドレスを使って再登録する

一度LINEをアンインストールして、「スタート!」ボタンが表示された画面の下にある「メールアドレスで読込」からメールアドレスとパスワードの入力を行えば、「スタンプ」や「ひとこと」などの復元報告(参考2)はありますし、「友だち」や「グループ」を復元できる可能性もあります。しかし、(参考2)によれば、なにやら名前が表示されないなど、おかしなことも起こりうるようです。やはり引き継ぎに失敗した状態からのリカバリーなので仕方ないのかもしれません。

2.LINEに問い合わせる

LINEの問い合わせ窓口はわかりにくいのですが、「問題報告フォーム」から問い合わせることができます。このとき、「メールアドレスとパスワードは登録してあったのですが、登録画面で入力するのを忘れてしまいました」と伝えると、だいぶ状況が分かってもらえると思います。ただし、返答には時間がかかる場合もあるようです。

関連知識:「友だち」が消えるとは

引き継ぎに失敗してアカウントが作り直しになると、LINE上に登録されていた「友だち」は全て消えます。しかし、「あまり消えていない」と感じたり「ちょっとだけ消えた」と感じている人もいます。これはなぜかというと、電話帳登録を行っている場合は、アカウントを作り直したときにふたたび友だちが自動登録されるため、実質電話帳登録されている友だちは消えていないからです。つまり、消えてしまった友だちは、IDなど、電話帳アップロード以外で登録した友だちということになります。

このあたりがややこしいので注意してください。

関連知識:消えたスタンプについて

メールアドレスを利用した引き継ぎを行った場合、引き継がれるスタンプは、「有料スタンプの購入履歴」です。つまり、もうダウンロードできない無料スタンプは手に入らなかったりします。そして、「有料スタンプ」は再ダウンロードするまで使えません。

関連知識:LINEを本気で使うならiPhone?

LINEの基本的な引き継ぎ方法は「メールアドレスとパスワードを利用した引き継ぎ」でした。そして、iPhoneのバックアップ機能を用いた引き継ぎは公式には非推奨、ということになっていました。しかし、(参考1)の公式ブログによって、「ベストな引き継ぎ方法」の手順を実施すれば、丸ごと引き継げるということが明らかになりました。

これが何を意味するかというと、トーク履歴を引き継げるのはiPhoneだけというわけです。今後AndroidやWindows Phoneでも出来るようになるかもしれませんが、現状トーク履歴をそのままの状態で引き継ごうと思ったら、iPhoneを使うしかありません(参考:履歴が消えて悲しんでいる人々

追記(2013-08-15):現在はAndroid版にトーク履歴のバックアップ機能が搭載されたり、iPhone版の機能制限が大きくなっていたりするため、Android版LINEのほうがおすすめです。また、iPhoneでLINEが不安定になり再インストールが必要になると、トーク履歴を残しようがない、というのも、iPhone版をおすすめしにくいポイントです。

参考

コメント(1)

  1. くりき
    2014年3月22日(土) 21:54

    こんにちは。auのiPhone4SからSoftBankのiPhone5Sに乗り換えて、トーク履歴を消してしまった者です。暗号化したバックアップをとっていませんでした。メールアドレスの登録はしていたのでアカウントは引き継ぐことができました。
     試しにPC版LINEをダウンロードしたところ、前のiPhoneでの直近7つのトークを読むことができました。これはLINEのサーバにトーク履歴のデータが残っているということではないのでしょうか?もし最近のデータだけがサーバに残っているのだとしたら、それだけでも復元できないものでしょうか…

新しいコメントを投稿