BLOGOSに記事が掲載されるまでの仕組み

10月末から自分もBLOGOS参加ブロガーになり、始めてBLOGOSの仕組みを知りました。

そしてその後、BLOGOSっぽくないような気がする「commのインストール方法解説記事」に対して「こんな手順書を記事にしてどうするんですか？」という内容のコメントをもらいました。このコメントに関するやりとりで、「BLOGOSの仕組みについて誤解されているなぁ」と思いました。

そして、「BLOGOSの仕組みが知られていないなぁ」とTwitterでつぶやいたところ、

@did2memo さんなら、それすらもブログのネタに(ry

— ozaさん (@oza_x86) 12月 3, 2012

というリプライをもらったのがきっかけです。

そこで今回は、BLOGOSの仕組みに関する「ありがちな誤解」をいくつか指摘したいと思います。

意外と知られていないのですが、「BLOGOSのブログ記事は【転載】されたもの」です（一部BLOGOS独自記事もある）。

つまり、BLOGOSに参加しているブロガーは、誰もがBLOGOSとは別の自分のブログを持っています。

そして、その記事がBLOGOSに転載されているのです。これがBLOGOSの仕組みの大前提となります。

BLOGOSを見ていると、「こんなことが（BLOGOSの）記事なるのか」というコメントを見かけることがあります。さきほど紹介した私の記事宛のコメントもそうです。

ここで重要なのは「転載」の作業は、書き手ではなく、BLOGOS編集部が行っているということです。

これに対してブロガーは「BLOGOSのことを意識せずにブログ記事を書ける」ことになっています。

編集部がエントリの更新を確認、転載作業を行いますので、いままで通りの更新を続けていただくだけでOKです。 （引用元）

「BLOGOSに載せる記事の選別もBLOGOS編集部が行っている」という点が重要です。

したがって、「こんなこと記事にするなよ」がBLOGOS編集部に向かってのコメントなら誤解はないのですが、書き手に対してだとちょっと誤解を含んでいるといえます。

私のcommのインストール方法記事が転載されたのも、「BLOGOS編集部がBLOGOSにふさわしい記事だと判断したから」なわけです。

ただ、私たちブロガーがBLOGOSに言えば、削除してもらえるようです（まだ依頼したことはないのですが）

紹介してみると思ったより短かったのですが、以上をまとめるとこんな具合になります。

• BLOGOSの記事は基本的に転載
• ただし、転載元の全記事が転載されるわけではない
• 転載する記事の選択はBLOGOS編集部が行っている

このBLOGOSの記事転載の仕組みを知った上で、BLOGOSを利用していただければと思います。

その他、補足しておきます。

HTMLを変換して転載しているっぽい

BLOGOSに転載された記事を見ると、h3タグが削除されていたり、表のcolgroupが無くなっていたりして表示が崩れている場合があるので、HTMLを何らかの変換して転載しているようです。

ただし、文章のカットや、導入部分の追加などは無く、BLOGOSのミッションページによると、「ノーカット」が基本らしいので、そのあたりが反映されているのかもしれません。

画像は元ブログからそのまま引っ張ってきている

画像、つまりimgタグはそのまま転載されているため、画像はブロガーのブログから直接表示されます。つまり、BLOGOSの画像表示の負荷を肩代わりすることになるので、今後BLOGOSブロガーになる人は、気にしておくと良いかもしれません。

更新は反映される模様

転載後、その記事が元ブログで編集された場合どうなるのかが前から気になっていたのですが、全く反映されないわけではないようです。ただし、反映されていなかったりもします。当然、過去記事全てを監視するのは現実的ではないので、そりゃそうだ、と思います。ただ、記事の末尾の「この記事を著者のブログで読む」から元ブログへリンクされているので、最新版を見たい場合はそこから飛べば確認できます。

いくつかのブログと、BLOGOS公式ページに書いてある内容を元にしているだけで、例外はあるかもしれません。

自分自身、BLOGOSブロガーにならなければ、BLOGOSの仕組みを全く知らないまま、「○○さんはBLOGOSでブログ書いてるんだなぁ」とか「こんなことも書くんだなぁ」とか、誤解し続けていたと思います。知る機会がまずなさそうなので。