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昨日「Android版comm 1.10.0」と「iPhone版comm 1.5.0」が公開されました。最近commは話題になりませんが、実はひっそりとバージョンアップを繰り返していました。その結果、LINEではできない機能も搭載しています。そうやってせっせとユーザの不満を解消しているのに、あまりに話題にならないので、ちょっと紹介しようかと思います。
特に「複数端末同時ログイン」に対応したのは、commとLINEを比較する上で、大きなポイントになると思われます(※え?LINEって複数端末からログインできないの?と思ったLINEユーザは、データが消える危険性もあるのでこちらをお読みください→「「LINEのデータが消えた!」が多発する要注意操作まとめ」)。
LINEとcommにはいろいろ違いはありますが、今回はcommがバージョンアップしてLINEを越えたところ2つに絞って紹介します。
目次
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1.commで「トークの取り消し」ができるようになった!
LINEのよく言われる不満として、一度トークに書いたら消せないという特徴があります。
これに対してcommは、先月中旬のリリースから、commで一度送信してしまったトークを削除できるようになりました。
…というとちょっと語弊があって、正確には「トークを送信してから10秒位内なら取り消すことができる」という機能です。
これは、私の知っているところだと、Gmailに、メール送信後、設定秒数の間取り消せる、似た機能があります。
「履歴をさかのぼって削除する」ということはできませんが、「間違えて送信したのを消したい」という大きなニーズを上手く満たせていると思います。
comm(コム)最新バージョン(iOS 1.4.4)では、みなさまからご要望の多かったトークの削除ができるようになりました!送信後10秒間以内に×マークをタップしていただくことで、削除がおこなえます。うっかり間違えて送ってしまったスタンプも、削除ができますよ(o゚x゚o)ノ♪
— comm(コム)サポートさん (@comm_cs) 2013年3月13日
「間違えて送信しちゃったのを取り消せない」という不満はLINEでとても多いので、commに移行する理由になるのかもしれません。もちろん、本当はこの機能ならサーバ側に変更なしに、アプリケーション側でメッセージ送信を遅延させれば実現できるので、LINEでもやろうと思えばすぐ実装できそうな機能ではあるのですが。。。というかLINEもさっさと実装すれば良いのに、と思ったり。
削除の仕様(2013年04月06日 追記)
削除が手元のアプリケーション上で擬似的に行われているだけでなく、受信側に反映する形で実装されているということが、次のメッセージから分かりました。つまり、本当の意味での削除が実装されていたようです。ただ、混乱を避けるためか、データの保存方法の都合かわかりませんが、その削除対象にできるトークが、10秒位内に送信した一番最近のトーク制限されているようです。
バージョン1.9.0より「トーク削除」機能が追加されました。トーク送信後10秒間は送信内容をトーク参加者のトーク画面から削除することができます。トークをしている相手が送信内容を削除した場合、あなたのトーク画面からその内容が削除されます。
こうしないでアプリケーション側で遅延させると、10秒間は送信と受信の間に余計な待ちが発生してしまうのかと思っていましたが、さすがにそんなことにはならない、ということのようです。
2.commで「複数端末からの同時ログイン」ができるようになった!
LINEが使い物にならないと言われる原因のひとつである「複数端末からの同時ログインができない問題」はとても有名ですが、これが最新版のcommで、遂に解決されました(commも今までは同時ログインできなかった)。
これがcommのリリース時点(話題になっていたとき)から実装されていれば、かなり強力なセールスポイントになったのではないかと思います。
これでようやく「スマートフォンとタブレットでの同時利用」が可能になったわけです(現在のLINEではこれができない)。
【comm(コム)新着情報】iOS ・Android最新バージョンをリリースしました。一つのアカウントを複数のスマホまたはタブレットからご利用いただけます!詳細はこちら→goo.gl/yny3Sco-mm.com/.euW3Y#comm
— comm(コム)さん (@comm_official) 2013年4月1日
もちろんLINEでできてcommじゃできないこともたくさん
ここまで「LINEじゃできないけどcommならできる」というポイントを2つ紹介しましたが、まだcommには足りない重要な機能があります。そのうちで特に大きい問題なのが「PC版が存在しない」というところです。ただ、ここまで来たのだから、PC版が公開されるのも時間の問題かな、と思います。
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