LINEの仕組み from did2memo.net

LINEの仕組みや使い方などについて詳しく解説します

「LINEパトロール開始」という噂話と「LINE運営はトーク内容を読める」という規約

LINE (1625)

全国のLINEパトロールが始まる」をはじめ、「LINEに書いた悪口が通報される」「犯罪行為(未成年の飲酒・タバコ)の写真があるとヤバい」「トークやタイムラインを消さないといけない」「トークの中身を運営に見られる・監視される」という意味の話が急激に広まっています。この話についてまとめておきます。

ただ、注目すべきはそのうわさ話そのものではなく、「運営にトークの内容を見られることなんて絶対に無い」と考えて、「嘘だ」と断定している人たちの存在です。

全国LINEパトロール

LINEのタイムライン機能やグループトークで、次の噂が広まっているようです。

いつからか、よく分からないけど
全国のLINEパトロールするらしい
本当にやばいよ!
できれば今すぐ悪口とか書いてるトークは消して!
タイムラインも!
悪口とか書いてあれば通報だよ!
タバコ吸ってる写真とかも危ないかもよ!
できれは、いろんな人に広めてください!

デマ?ガセ?→よくわからない

これについて、特に未成年である中学生や高校生のLINEユーザは敏感に反応しているようで、本当ではないかと心配しており、一方で「ガセ」や「デマ」の類ではないかと確かめようと、TwitterのLINE公式アカウントに問い合わせている人が多数発生しています。

その返信はまだなのですが、それはともかく、あまりにも「LINEパトロール」が何だか分かりません。この詳細について深く考えても仕方ないと思います(※LINE cafeでは、"有人パトロール"が実施されています)

LINEの公式回答(追記)

いいえ、そのような事実はありません。 引用元

文面そのものは事実では無いそうです。

みんなが気になるのは「トークを監視されるのかどうか」

ただ、本当にLINEユーザが心配しているのは、「トークを運営の人に読まれてしまう」ということが本当なのかだと思います。

【重要】トークは運営に読まれることがある

「運営がトークの中身を見るなんてありえない!」と思っていませんか??

「トークを運営の人に読まれるようになるのかな?」と気になっている人は、「今は運営にトークの中身を見られることなんてない」と思っているのでしょう。

「プライバシーポリシーで守られてるよ!!」について

「規約/プライバシーポリシーで守られているから大丈夫」という意見も見かけました。

しかし、利用規約には、次のような文面があります。

10.7. 当社は、法令または本規約の遵守状況などを確認する必要がある場合、投稿コンテンツの内容を確認することができます。ただし、当社はそのような確認を行なう義務を負うものではありません。 引用元

書いてあるとおり、LINE運営が「確認する必要がある」と考えた場合は、内容を確認できるのです。そして、「確認の必要」はもちろん運営側の判断ですから、「利用規約を守ったトークしかしていないから絶対に見られない」はありえません。

具体例:通報されたら読まれる

実は、アカウントを通報すると、ユーザが受信した最新100件までのトーク内容が運営に送信され、内容を読まれてしまいます。

つまり、トークの内容を運営の人が確認して(確認内容の詳細や基準は非公開)、処分を決定しているので、運営にトークの内容を読まれることは、規約の中にあるだけの架空の話ではない、ということになります。

通報理由に応じて内容を確認し、状況に応じて対処します。 引用元

したがって、「LINEパトロール」とやらが本当だかは別にしても、「トーク内容を運営が読むなんてありえない」は間違いで、運営の人に読まれることがあるんだよ!と考えなければならないことは、今までもこれからも変わらないことだと思います。

※LINEだけがこういうチェックをするわけではないはずで、どんなサービスを利用するにしても、だれかに読まれて致命的に困るようなものをサービスを通じて送信しないように心がけることは大切だと思います。

追記:あくまでこれは、通報者に許可を取って、通報者の発言と通報者の受信した被通報者の発言を運営が読む、というスタイルで、一方的に被通報者の発言を読まれる、というのとは若干違います。誰かへの発言は、その人が許せば他の人が読むことが出来る、というだけともとれます。また、スパム判定によって発言を読まれる、という場合にも、その発言者に許可を取るまで内容を読まない(一部機械的な判断はする、詳細はリンク先)ことになっています(詳細)。

「絶対に読まれないから何を書いても大丈夫」と思っていた人へ

もし、「絶対に運営に読まれることはないからどんなことを書いても大丈夫」と思っていた人は、運営に読まれたらまずいこと(犯罪行為全般・未成年飲酒・未成年喫煙・誹謗中傷・いじめを促す言葉・暴言)が、今後運営に読まれる可能性があると考えた方が良いと思います。それが「怖い」と思うのなら、LINEを使うのはやめることです(まずいことをするなよ、という話は言うまでもない)。

でも、通報回避策がある可能性

ただ、通報されて運営に読まれたら困るトークについては、通報されて読まれるのを回避する方法が存在すると考えられます。ついでだから書いておきます。

というのも、通報によって運営が確認するトークは最新の100件です。

最新100件までのトーク内容とこのユーザーの情報が送信される 引用元

つまり、100件以上のトークを送信して受信させてしまえば、ブロックされていない限り、「最新100件」を押し流すことができます

回避されないために

こんな回避策を考える人は考えて、実施する人は実施するので、「迷惑行為をされたら、すぐに通報する」を心がけると良いと思います。なんか馬鹿みたいですが、機械的な仕組み上、気を付けないといけないはずです。迷惑行為とは「スパム / 宣伝行為」「異性交際 / 出会い目的」「迷惑行為」などです。

そのほかの噂

関連

追記(2013/5/3)

いつのまにやら、始まった、という噂まで出現したみたいです。

拡散希望!!!!!

LINEでパトロールが始まったって!!!!!

だから愚痴とか書いてある人は履歴消した方がいいよっ!!!!! 引用元

LINEパトロール入って消されてる人いるみたい 引用元

友達がゆってたんですけど、LINEパトロール
みたいなのが今始まったらしいです(笑) 引用元

電気通信事業者について(2013/5/4 追記)

ケータイWatchに、NHN Japan(現LINE)の執行役員に対するインタビュー記事があり、次のような文章がありました。

SNSとは異なりあくまでLINEはメッセージが主のサービスであり、同意のあるなしに関わらず監視はされたくないというユーザーもいるだろう。舛田氏も「当然『通信の秘密』を守る原理原則がある。電気通信事業者として届け出もしている以上、そこは守る」という 引用元

これをどう解釈すればいいのか難しいので、参考資料として置いておきます。

解釈メモ

ここでの「通信の秘密」は、「通信の秘密 - Wikipedia」に書かれているものだと思われますが、リンク先によれば、「同意があれば通信の秘密を侵されたことにはならない」という話のようなので、先ほどのインタビューは、監視するときはしっかり利用規約に書きますよに相当すると解釈することもできそうです(ただ、そうすると記事本文の「同意のあるなしに関わらず監視はされたくない」という文章は、この解釈をする上で邪魔になりますが、直接的な関連のない文章なのかもしれません)。利用規約大事。

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コメント(5)

  1. ひろりん
    2013年6月23日(日) 10:14

    いい世の中を作るためにこれまでするとわw

  2. 名無しさん
    2013年8月17日(土) 22:48

    利用規約10.7, 10.8は、確かにそのまま読めば「運営会社がいつでも内容を閲覧して利用制限できますよ」って感じですね。
    「第三者からの通報があった場合〜」とかの制限も無いですから通信の秘密も–もない気がするんですがどうなんでしょう。

  3. did2
    2013年8月28日(水) 20:27

    >名無しさん
    記事本文中に書いた通りです。

    ※コメント本文中にあった問題がある言葉を削除しました

  4. キノたん
    2013年12月26日(木) 01:19

    はいはい、LINE民は、skypeにいきましょうね~(誰だよLINEなんて流行らせたゴミアプリww)

  5. 紫牟田寛子
    2015年7月16日(木) 17:25

    4月21日夜に間違えて出会い系に登録をしてしまったので毎日迷惑メールがくるよ悪徳出会い系だよポイントサイトだよお金がほしいって言っているよ愛人がほしいって言っているよmail_mag@new.mag.asystem.tv

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