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今までさくらのレンタルサーバの転送量上限は公開されておらず、サポートに問い合わせることによって教えてもらえた例程度しか情報がありませんでした。しかし、いつの間にかに公式ヘルプに掲載されるようになったので、その容量を、利用目安とともに紹介します。
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今までの転送量上限
さくらでは、1日あたりの転送量に制限があると言われてきました。そして、転送容量の大きさが、さくらのレンタルサーバの売りでもありました。ただ、その具体的な数値ははっきりしていなかったのです。
私は昨年、以下の2012年に書かれた記事の情報を確認して、さくらのレンタルサーバのスタンダードプランを借りました。
さくらのレンタルサーバの転送量は公開されていないのですが、問い合わせた所スタンダードプランで1日10Gという回答が得られました。 (引用元)
利用していると、10GB/日を越えることもあったのですが、何も連絡が来ないため、不思議に思っていました。
公開された最新の転送量上限
今回、「基本仕様|さくらのレンタルサーバ|さくらインターネット公式サポートサイト」にて、その転送量上限の目安がはっきりと公開されていることを確認できました。
- ライト(月額125円):40GB/日
- スタンダード(月額500円):80GB/日
- プレミアム(月額1,500円):120GB/日
- ビジネス(月額2,500円):160GB/日
- ビジネスプロ(月額4,500円):200GB/日
この転送量は、私が考えるに、ブログを書く人にとっては、十二分に大きなサイズであると言えます。ライトプランの40GB/日ですら、使い切るのは難しい数値であると思われます。
私はすでにさくらのVPSに移転してしまいましたが、レンタルサーバを利用していた状態でも50万PVある月もあり、そんな月のピーク時ですら、20GB/日も行きませんでした。ほぼ一桁GBで、たまに十数GBだったように記憶しています。
ですから、80GB/日だとか、120GB/日だとかという数字は、果てしなく大きい印象です。1日3,4万PV来ても20GBを越えた記憶が無いので、そこまで画像が多くないわたしのブログではまず問題にならなかったわけです。
転送量の急激な上昇について
また、急激な転送量の増加には、「503 Service Temporarily Unavailable」などのエラーを返すと宣言してあります。このあたりの挙動については「さくらのレンタルサーバでService Temporarily Unavailableが表示される条件について」が詳しいです。
実際、急激にアクセス数が増加すると、アクセスが遮断され、ブログを閲覧できなくなることがよくありました。これは1日あたりの転送量とは全く別に警戒しなければなりません。
しかし、これについても最近の緩和(「さくらのレンタルサーバが転送量制限の緩和を実施→効果にビックリ!」)により、問題になることはだいぶ少なくなったと思います。アクセスが急に増加することのあるサイトであっても、かなり耐えることが出来ると思います(この緩和は、急激な上昇に限った話ではなく、1日あたりの転送量の上限拡大も含まれていたため、それまでは上記の数字よりも低かったと思われます)。古い制限時にはGoogle Analyticsのアクティブユーザ数が1,000に到達する前に遮断(503)されてしまっていたのですが、制限緩和後にはアクティブユーザ数が最大1,700に到達する事も可能になりました。
転送量の面ではさくらのレンタルサーバで問題なさそう
アクセスの多いサイトを構築しようと思ったとき、大量のアクセスによるアクセス遮断や、転送量制限はかなりやっかいなのですが、その点さくらのレンタルサーバはかなり優秀な設定になっていると思います。また何かったら、さくらのレンタルサーバを使おうと思ってしまいます。
※もちろん制約条件は転送量だけでないので、CPU時間やメモリの使用量、PHPの連続実行時間などなども考慮しなければなりません。
※ちなみに、さくらのVPSの場合は、転送量無制限とされています。
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『さくらのレンタルサーバが転送量制限の緩和を実施→効果にビックリ!』 OLD >>
2013年5月25日(土) 15:39
503が出るのは転送量もですが、WORDPRESSを使っているとリソース(CPU)の使用量でひっかかる方が多いですね。
基本PHPのWORDPRESSが503を出している横で、同じ契約のサーバで動かしていた基本HTMLのMovabletypeは何事も無かったかのように動作していた…なんてことも何度かありました。
2013年5月25日(土) 15:51
>ふにゃさん
なるほど、同じサーバで複数動かしていると、CPUが制限されているのか、転送量が制限されているのかが分かりやすいですね(そういう意味では静的ファイルを別に設置して確かめればよさそう)。
私もWordpressが(おそらく)CPUの使用量でひっかかったようで、頻繁に503になる頃がありましたが、キャッシュプラグインを導入して大幅に改善された事がありました。
その後本文でも触れた転送量の制限緩和のおかげでさらに大幅に改善された(それ以降VPSへの移転まで503が出なかった)ので、キャッシュプラグインの導入以降は転送量がボトルネックだったのかな、と思っています。
2013年5月25日(土) 16:23
あ、何らかの制限がかかった場合、さくらはコントロールパネルにその旨表示されるのでバッチシ確認できますよ。
もし何かの機会に遭遇したら、ログインされると良いかと思います。
↓こんな感じです。
http://kie.nu/10Fz
2013年5月25日(土) 16:39
>ふにゃさん
「プログラムの過負荷により、CGI/PHPが制限されています」なんて表示が出るんですね。知りませんでした。これを見れば、CPUの制限っぽいと判断が付きますね。
そのページは前日の転送量を見るためによくチェックしていましたが、リアルタイムで更新されるページだと思っていなかったので、負荷の急上昇による制限(数十分程度)の最中にはチェックした事がありませんでした(その日の深夜に見ても何も表示されていなかったので、制限の最中に見る必要があるのかな?)。
その画像の範囲だと、CPU使用時間が多くても40分ほどになっていますが、それでも制限されるんですね(急上昇?)。自分は6時間とか9時間とか使ってた気がします;(もう使っていない&3日間しか表示されないのでもう確かめられません)。
2013年5月25日(土) 17:04
あ、すみません。
このキャプチャの転送量と使用量は現在の物で、リソース制限くらった時の物ではないです。画面の参考用にと添付しました。
#制限くらった時点でさくらから引越して今は物置状態なのでこの数値はかなり低いです。
もう1年くらい前なので細かい数値は覚えてないですが、数時間の使用で制限がかかり始めた気がします。更新頻度は定かではないですが、割と早い段階で表示されていたと覚えてます。
ブログだと一気にバズることがあるので、この手の制限があるとやりずらいですよね。