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iCloudを使用して、iPhoneのデータの引き継ぎを行ってみました。以前、iTunesで見事トーク履歴ごとLINEを引き継ぐことに成功していたのですが、iCloudだとどうなるのか、ということを検証しました。以前の記事では、iCloudだとダメかも、という話でしたが、一体どうなるのか。LINEは最新版のLINE 5.0.1、iOS 8.2での実験です。→結果:引き継ぎに成功しました。トーク履歴も引き継がれました
目次
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パソコンがない人はiTunesバックアップできない
機種変前後や修理前後に、iPhoneのデータを新しいiPhoneに引き継ぐには、まずデータをバックアップして、復元する、という2つのステップが必要です。
iPhoneのバックアップには、「iCloud」を使う方法と、「iTunes」を使う方法の2つがあるのですが、iTunesのほうが、バックアップとして安心度が高い印象です。
しかし、パソコンを持っていない人は、iTunesバックアップが使えません。
そこで今回は、そんなパソコンを持っていない、使い方がわからない人がiCloudを使ってデータの引き継ぎをしたら、LINEのデータはどうなってしまうのか、ということを紹介します。実は成功するので、この手順通りやってみてください。
事前準備
まず、LINEのメールアドレス・パスワード登録とPINコードの設定は予め済ませておいてください。
メールアドレスとパスワードの登録・変更・確認は「その他>設定>アカウント>メールアドレス変更」から、PINコードの設定・変更は「その他>設定>PINコード」からできます。
そうしたら、メールアドレスとパスワード、PINコードをメモして忘れないようにしておいてください(忘れると面倒なことになります)。
iCloudバックアップ
iCloudを使ったバックアップ手順は「iPhone修理の前にやるべき準備手順メモ(データバックアップ・iPhoneを探す無効化)」に書いたとおりなのですが、ここで紹介しておきます。
まず最初に、ホーム画面から「設定>iCloud>キーチェーン」と進み、「iCloudキーチェーン」をタップします。
すると、
このiPhoneでiCloudキーチェーンを使用するには、iCloudキーチェーンを使用する別のデバイスから承認するか、iCloudセキュリティコードを使用して承認してください
と表示されるので、「セキュリティコードで承認」をタップして、「iCloudセキュリティコード(4ケタ)」を入力してください。
すると、確認コード入力画面が開きます。今度は電話番号宛に、SMSが届くので、そこに記載されている6ケタの「確認コード」を、入力画面で入力してください。
これで、iCLoudキーチェーンが有効になります。
そうしたら、Wi-Fiに接続し、電源にiPhoneを接続した状態(充電中の状態)で、「設定>iCloud>バックアップ」の「今すぐバックアップを作成」をタップします。
「バックアップを作成中」が終わり、「前回のバックアップ」の日時が更新されたら成功です。
以上でバックアップ作業が終了です。
新しいiPhoneへ
機種変や、修理手続きを行います。
新しいiPhoneでの復元作業
新しいiPhoneの復元は、「初期化」→「初期設定」→「iCloudから復元」の順に行います。
まず、お店で受け取った状態のiPhoneを初期化してしまいます。「ホーム画面>設定>一般>リセット>すべてのコンテンツと設定を消去」から、初期化してください。
しばらく待つと、初期設定が次々表示されるので、「復元」のメニューが表示されるまで進んでください。
そうしたら、「iCloudバックから復元」を選択してログインし、復元に使うバックアップを一覧から選択してください。
これで復元が開始されます。
「アップデートが完了しました」画面が表示されると復元が終了するので、初期設定の続きを進めてください。
ホーム画面が表示されたら、あとはアプリのダウンロードが始まります。これがかなり長いので、待ってください。
最終的にすべてのアプリのアイコンがグレーの「待機中」表示から、通常表示に変われば、復元が終了です。
LINEの復元後
さて、こうしてiCloudからアプリを復元した後、LINEを起動してみました。
「本人確認が必要です」
すると、起動後、「本人確認が必要です」という画面が表示されてしまいました。
本人確認が必要です
既存のィネアカウントを使うためには本人確認をしてください。
新しいアカウントを作る場合は「初期化」ボタンを押してください。
「まるごと」の引き継ぎには失敗しています(しかし、実はトーク履歴はちゃんと引き継げていたことがあとで分かる)。
簡単にいえば、引き継いだことがバレてしまっているような状態です。
引き継ぎ前と同じように使えることが目標だったので(iTunesバックアップからの復元はうまくできたのに)。
「本人確認する」へ
仕方ないので、iCloudバックアップから復元した人は、「本人確認する」をタップするしかありません。
「本人確認」画面
すると、「本人確認」画面が表示されます。
本人確認
本人確認のためメールアドレスとパスワードを入力してください。
メールアドレス
[(メールアドレス)]
パスワード
[(6~20文字の半角英数字)]
[OK]
パスワードを忘れた場合
メールアドレスは、LINEに登録していたメールアドレスが、最初から入力されています。
なので、パスワードを入力して、[OK]をタップします。
「PINコード入力」画面
続いて、「PINコード入力」画面が表示されます。
PINコード入力
本人確認のためPINコードを入力してください。
PINコードを登録していない方は、
以前の電話番号の下4桁を入力してください。
[PINコードを入力してください]
[次へ]
PINコードを入力し、「次へ」をタップします。
友達・グループは復元完了
すると、LINEアプリの友達一覧画面が表示され、友達とグループは引き継がれました。
他にも、keepやグループのアルバムなども当然引き継がれます。
トーク履歴も引き継がれた!!!
そして、あまり期待せずにトーク画面を開いてみると、トーク履歴がちゃんと引き継がれているではありませんか。
どうやら、iCloudバックアップからの復元に、LINEアプリがちゃんと対応していたようです。
一度ログイン画面を表示していることから、機種変更などによる引き継ぎを検出して、ちゃんと動作しているようでした(認証トークンの作り直し?)。
途中まで、再ログイン画面が表示される→ログアウトしてしまっている→トーク履歴が消されているというパターンばかりだったので、新鮮でした。
まとめ
iCloudでも、LINEをトーク履歴ごと引き継ぐことが出来ました。
iCloudでは、バックアップ容量が5GBしかなく、うまくやりくりする必要があったりするのですが、パソコンがない中でもちゃんと復元できた、というのは素晴らしいことだと思います。
バックアップサイズが大きすぎる場合は、一度有料プランにして、5GBをもっと大きくする、というのも手だと思います。パソコンを買うよりは安いので(パソコンを借りるのは、迷惑をかける可能性があってあぶなっかしいです。間違えて借りた友達のバックアップを消してしまう、友達のバックアップから復元してしまう、などの危険が考えられます)。
パソコンを持っていない人は、iCloudバックアップの利用を検討してみてください。
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2015年5月20日(水) 12:00
初めまして質問です。
icloudでLINEのバックアップを取っているのですが、復元したらLINEのトーク履歴の中の画像(半年以内)も復元可能なのでしょうか?