LINEの仕組み from did2memo.net

LINEの仕組みや使い方などについて詳しく解説します

パソコン無しでLINEのデータを引き継ぎする方法(iCloudバックアップ利用)

LINE (1627) LINE-iPhone (447) LINE-バックアップ (15) LINE-引き継ぎ (9) LINE-機種変更 (29) iCloud (41)

iCloudを使用して、iPhoneのデータの引き継ぎを行ってみました。以前、iTunesで見事トーク履歴ごとLINEを引き継ぐことに成功していたのですが、iCloudだとどうなるのか、ということを検証しました。以前の記事では、iCloudだとダメかも、という話でしたが、一体どうなるのか。LINEは最新版のLINE 5.0.1、iOS 8.2での実験です。→結果:引き継ぎに成功しました。トーク履歴も引き継がれました

パソコンがない人はiTunesバックアップできない

機種変前後や修理前後に、iPhoneのデータを新しいiPhoneに引き継ぐには、まずデータをバックアップして、復元する、という2つのステップが必要です。

iPhoneのバックアップには、「iCloud」を使う方法と、「iTunes」を使う方法の2つがあるのですが、iTunesのほうが、バックアップとして安心度が高い印象です。

しかし、パソコンを持っていない人は、iTunesバックアップが使えません。

そこで今回は、そんなパソコンを持っていない、使い方がわからない人がiCloudを使ってデータの引き継ぎをしたら、LINEのデータはどうなってしまうのか、ということを紹介します。実は成功するので、この手順通りやってみてください。

事前準備

まず、LINEのメールアドレス・パスワード登録とPINコードの設定は予め済ませておいてください。

メールアドレスとパスワードの登録・変更・確認は「その他>設定>アカウント>メールアドレス変更」から、PINコードの設定・変更は「その他>設定>PINコード」からできます。

そうしたら、メールアドレスとパスワード、PINコードをメモして忘れないようにしておいてください(忘れると面倒なことになります)。

iCloudバックアップ

iCloudを使ったバックアップ手順は「iPhone修理の前にやるべき準備手順メモ(データバックアップ・iPhoneを探す無効化)」に書いたとおりなのですが、ここで紹介しておきます。

まず最初に、ホーム画面から「設定>iCloud>キーチェーン」と進み、「iCloudキーチェーン」をタップします。

すると、

このiPhoneでiCloudキーチェーンを使用するには、iCloudキーチェーンを使用する別のデバイスから承認するか、iCloudセキュリティコードを使用して承認してください

と表示されるので、「セキュリティコードで承認」をタップして、「iCloudセキュリティコード(4ケタ)」を入力してください。

すると、確認コード入力画面が開きます。今度は電話番号宛に、SMSが届くので、そこに記載されている6ケタの「確認コード」を、入力画面で入力してください。

これで、iCLoudキーチェーンが有効になります。

そうしたら、Wi-Fiに接続し、電源にiPhoneを接続した状態(充電中の状態)で、「設定>iCloud>バックアップ」の「今すぐバックアップを作成」をタップします。

「バックアップを作成中」が終わり、「前回のバックアップ」の日時が更新されたら成功です。

以上でバックアップ作業が終了です。

新しいiPhoneへ

機種変や、修理手続きを行います。

新しいiPhoneでの復元作業

新しいiPhoneの復元は、「初期化」→「初期設定」→「iCloudから復元」の順に行います。

まず、お店で受け取った状態のiPhoneを初期化してしまいます。「ホーム画面>設定>一般>リセット>すべてのコンテンツと設定を消去」から、初期化してください。

しばらく待つと、初期設定が次々表示されるので、「復元」のメニューが表示されるまで進んでください。

そうしたら、「iCloudバックから復元」を選択してログインし、復元に使うバックアップを一覧から選択してください。

これで復元が開始されます。

「アップデートが完了しました」画面が表示されると復元が終了するので、初期設定の続きを進めてください。

ホーム画面が表示されたら、あとはアプリのダウンロードが始まります。これがかなり長いので、待ってください。

最終的にすべてのアプリのアイコンがグレーの「待機中」表示から、通常表示に変われば、復元が終了です。

LINEの復元後

さて、こうしてiCloudからアプリを復元した後、LINEを起動してみました。

「本人確認が必要です」

すると、起動後、「本人確認が必要です」という画面が表示されてしまいました。

本人確認が必要です

既存のィネアカウントを使うためには本人確認をしてください。
新しいアカウントを作る場合は「初期化」ボタンを押してください。

「まるごと」の引き継ぎには失敗しています(しかし、実はトーク履歴はちゃんと引き継げていたことがあとで分かる)。

簡単にいえば、引き継いだことがバレてしまっているような状態です。

引き継ぎ前と同じように使えることが目標だったので(iTunesバックアップからの復元はうまくできたのに)。

「本人確認する」へ

仕方ないので、iCloudバックアップから復元した人は、「本人確認する」をタップするしかありません。

「本人確認」画面

すると、「本人確認」画面が表示されます。

本人確認

本人確認のためメールアドレスとパスワードを入力してください。

メールアドレス
[(メールアドレス)]

パスワード
[(6~20文字の半角英数字)]

[OK]
パスワードを忘れた場合

メールアドレスは、LINEに登録していたメールアドレスが、最初から入力されています。

なので、パスワードを入力して、[OK]をタップします。

「PINコード入力」画面

続いて、「PINコード入力」画面が表示されます。

PINコード入力

本人確認のためPINコードを入力してください。
PINコードを登録していない方は、
以前の電話番号の下4桁を入力してください。

[PINコードを入力してください]
[次へ]

PINコードを入力し、「次へ」をタップします。

友達・グループは復元完了

すると、LINEアプリの友達一覧画面が表示され、友達とグループは引き継がれました。

他にも、keepやグループのアルバムなども当然引き継がれます。

トーク履歴も引き継がれた!!!

そして、あまり期待せずにトーク画面を開いてみると、トーク履歴がちゃんと引き継がれているではありませんか

どうやら、iCloudバックアップからの復元に、LINEアプリがちゃんと対応していたようです

一度ログイン画面を表示していることから、機種変更などによる引き継ぎを検出して、ちゃんと動作しているようでした(認証トークンの作り直し?)。

途中まで、再ログイン画面が表示される→ログアウトしてしまっている→トーク履歴が消されているというパターンばかりだったので、新鮮でした。

まとめ

iCloudでも、LINEをトーク履歴ごと引き継ぐことが出来ました。

iCloudでは、バックアップ容量が5GBしかなく、うまくやりくりする必要があったりするのですが、パソコンがない中でもちゃんと復元できた、というのは素晴らしいことだと思います

バックアップサイズが大きすぎる場合は、一度有料プランにして、5GBをもっと大きくする、というのも手だと思います。パソコンを買うよりは安いので(パソコンを借りるのは、迷惑をかける可能性があってあぶなっかしいです。間違えて借りた友達のバックアップを消してしまう、友達のバックアップから復元してしまう、などの危険が考えられます)。

パソコンを持っていない人は、iCloudバックアップの利用を検討してみてください

コメント(1)

  1. Prinn
    2015年5月20日(水) 12:00

    初めまして質問です。
    icloudでLINEのバックアップを取っているのですが、復元したらLINEのトーク履歴の中の画像(半年以内)も復元可能なのでしょうか?

新しいコメントを投稿