情報科学屋さんを目指す人のメモ

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VirtualBox:仮想マシンの作成で64bit OSを選択可能にする方法

VirtualBox (7) Windows (485) Z87-PRO (11)

Windows 8.1 にVirtualBoxをインストールして、Ubuntu 64bitをインストールしようと思ったのですが、「Ubuntu (32-bit)」しか表示されず、選択肢に「Ubuntu (64-bit)」が表示されませんでした。一見「VirtualBoxは64bitに対応していないの?」と思ってしまいそうなのですが、そういうわけではないので、その理由をメモ。

64bit OS をゲストOSに選択できない

仮想マシンの新規作成の際に、「名前とオペレーティングシステム」の設定で「タイプ」に「Linux」、「バージョン」に「Ubuntu (64-bit)」を選びたかったのですが、選択肢に表示されたのは「Ubuntu (32-bit)」のみでした。

原因はCPUの仮想化支援機能

原因は、BIOS設定にありました。

現在利用中のCPUは Intel Core i7-4770K、マザーボードは ASUS Z87-PROです。

普通にIntel Core i7-4770Kは、仮想化支援機能を搭載しているのですが、その設定がBIOS上でオフになっていました。

起動時のASUSロゴ画面でF2キーもしくはDeleteキーでBIOS設定に入り、「Advanced」にある「CPU Configuration」を確認しました。

すると、「Intel Virtualization Technology」が「Disable」になっていました。

Intel Virtualization Technologyの説明には、「When enabled, a VMM can utilize the additional hardware capabilities provided by Vanderpool Technology」とあります。

というわけで、これを「Enable」に変更して保存し、Windowsを起動しました。

64bit OSが選択可能に

この設定変更を行ってからVirtualBoxで仮想マシンの新規作成を行うと、見事に「Ubuntu (64-bit)」が選択肢に現れました。他のOSの種類でも、64bit OSが選択可能になっています。

BIOS設定を自分でオフ(Disable)にしたのか、もとからオフなのかわかりませんが、VirtualBoxなど、仮想化を利用する用途では、Enableになっているか、確認しておいたほうが良さそうです。

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