情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

VirtualBoxのゲストOSに対してAutoHotkeyのキー変換を有効にする設定方法(重要)

AutoHotkey (28) AutoKey (3) Linux (29) Ubuntu (27) VirtualBox (7) Windows (496)

Windows利用時に当然のようにAutoHotkeyを使う普通の人であれば、Windows上で動かしているVirtualBox上の仮想マシンにもAutoHotkeyで変換したキーストロークを送信したい、と思うのもまた当然でしょう。

しかし、この当然できるべき華麗な連携を実際にVirtualBox最新版+Ubuntuで試してみると、ものの見事にAutoHotkeyが無視され、そのままキー入力がゲストOSに送信されていることが確認できます(レジストリによるキー置換は効く)。

さて、Linux上でAutoHotkeyに匹敵するソフトウェアが無い現状、これは大変困った事態です。

直接VirtualBoxにフォーカスが移るようにAutoHotkeyの再起動操作を上手に行うと、一時的にAutoHotkeyが有効な状態でゲストOSを操作できることは発見したのですが、VirtualBoxからフォーカスが外れると死んでしまいます。再・再起動が必要になります。やってられません(ここを自動化する案もあった)。

今回は、こんな悲劇的な状況から脱するための設定(簡単)をメモしておきます。今思えば、この設定を見逃していたことが謎です。

苦戦

AutoHotkeyを諦めようと思った時期もありました。仮想環境限定でLinuxの操作が全力でできるようになっても、非仮想環境で困りそうだったからです。

しかし、AutoHotkeyへの愛おしさに気がつくのに、時間はかかりませんでした(※3連休を潰す程度にはかかった)。

VirtualBoxの設定をいじってみる

そこで、VirtualBoxの設定を確認してみたところ、「入力>キーボード>キーボードの設定...」で神様を見ました。

virtualbox-autohotkey-auto-keyboard-capture-off

ここにある「キーボードの自動キャプチャー」をオフにすることで、AutoHotkeyの効果が反映されます

つまり、「Windows上での物理キー入力」→「レジストリによる変換」→「AutoHotkeyによる変換」→「ゲストOSの物理キー入力」(→「AutoKeyによる変換」)というフローが動作するようになりました。

もうめでたすぎてめでたすぎて嬉しくてたまりません。AutoHotkey+VirtualBoxユーザーの人は、是非試してみてください(そして失敗しても泣かないでください。あと、若干挙動が怪しい部分があります)。

コメント(0)

新しいコメントを投稿




  • カテゴリ ナビ
  • 著者紹介

    ブログが趣味で、スマホアプリの利用中に発生するトラブルや不具合の対策手順や障害情報、 設定の変更方法などについて、解説記事をよく書いています。

    自分が困ったことをブログに書けば、次に困る人の参考になって、みんながみんな同じ苦労をせずに済む、というのが原点です。

    最近の関心は、スマホやパソコンが苦手な人の行動や思考、そしてそんな人を手助けする方法です。

    Amazonのアソシエイトとして、did2は適格販売により収入を得ています。

    RSS | Facebook | Twitter | About