LINEの仕組み from did2memo.net

LINEの仕組みや使い方などについて詳しく解説します

LINEの格安SIM「LINE Mobile」が中高生に与える影響が大きそう

LINE (1601) LINE Mobile (1) 格安SIM (7)

LINEが本日の事業戦略発表会で、MVNO事業「LINE Mobile」が発表されました。このLINE MOBILEの月額500円であることと、利用するのがdocomo回線であることに加えて、LINE・Twitter・Facebook・音楽(LINE MUSIC)などの通信が無料になる(通信量をカウントしない)ということが発表がされました。

その中でちょっと注目したかったのが、「Twitterが無料」というところです。それに加えて、別に注目しておきたかった「年齢認証」の機能提供について、ちょっと書いておきます。

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※「MVNO事業を始める」って何?という人は、「格安SIMを提供する」くらいに思ってください。

中高生にとってTwitterの通信料が無料の影響は大きい

Twitterなんて、動画のストリーミングサイトに比べたら大した通信量じゃないだろ、と思うかも知れません。確かにそうなのですが、中高生のツイッターの通信量はだいぶイメージを超えており、Twitterの通信が無料になるというのは、かなり大きなインパクトがあります

中高生かどうかの判定を特にしていませんが、以外と通信量が多くなってしまっている現実が分かるツイートをピックアップしてみました↓

(↑数値的には、どこまで無料分判定されるのか怪しいので注意←アプリ内ブラウザの扱いとか)

「Twitterって140文字のやつでしょ?」のイメージだとそんなに通信量があるとは思えないかも知れないのですが、実際の所は、画像や動画のアップロード・ダウンロード(送信・閲覧)の量がまず凄まじいようです(自動再生される動画とか)。

もちろん「LINEの通信量が無料」の影響も、似たような意味で大きいのですが、それだけだと、先日発表のあった「FREETEL(格安SIMの会社)」と同じです。じゃぁLINE Mobileならではの部分はどうか、というと、「Twitterの通信が無料」というのがかなり大きそう、というわけです。

格安SIMなのにLINEの年齢認証ができる

もう一つ、LINE Mobileの発表会の終盤にあった「年齢認証ができる」という話が気になりました。

こちらも「年齢認証」なので、未成年に大きな影響がありそうなのですが、こちらは逆に成人した格安SIMユーザーに影響がありそうな話です。

現在LINEおよびLINE関連サービスでは、年齢確認をしないと、ID検索などのいくつかの機能が利用できません

そして年齢認証は、通信会社の登録情報(契約者情報ではなく、利用者情報であることに注意)に基づいてチェックされます(生年月日入力など、中高生の自己申告ではなく、回線契約者による利用者の事前設定が必要)。

ただ、その青少年保護のための年齢確認機能を提供している通信会社が、現状3大キャリア(docmo・au・SoftBank)のみであるため、MVNO(格安SIM)では、未成年ではない、成人であっても、年齢認証ができず、LINEの年齢制限の掛かった機能が利用できない問題が発生していました。

早い話が、

この問題については、LINE側に「MVNOでも年齢確認できるように対応しろ」というクレームが多数入っていました。安いんだから我慢しろ、という点に目をつぶって、もし、文句を言うのであれば、MVNO側に「青少年保護のための年齢確認サービスを、他の大手キャリア同様に実装しろよ」と言うのが適切な気がしないでもなかったのですが。

そんな状況がある中で、MVNOなのにも関わらず、年齢確認機能(LINEでしかた使えないかもだけど)を提供するLINE Mobileは、かなり特別な存在に思えました。

親が作る「LINE専用スマホ」

ちなみに、子供に「LINEとかTwitterの通信料が無料だから!!」とせがまれても、慎重になってください。なんだかんだ言って、他のアプリでめっちゃ大量に通信する可能性、普通にありますから

とはいうものの、iPod touchを子供に買い与えているような親の層に、このLINE Mobileが結構届いたりしないかなぁ、とちょっと想像してしまいました。

連絡用として、親側でちゃんと設定(利用できるアプリの制限など)すれば、月額500円のLINE専用スマホとして、子供に渡せますし。

この点ではFREETELでも同じ事ができるはずですが、まぁ、知名度的・分かりやすさ的問題で、「LINEスマホ」的な用途の拡大は、LINE Mobileに比べると、あまり期待できません。

LINE Mobile側が、親向けに、このLINEスマホの設定方法の紹介ページを作ると、結構よさそうに思えたりします。

LINE Mobile楽しみ

LINE Mobileの登場は、2016年夏らしいです。楽しみですね。それまでに他社がどんなサービスを準備して抗戦するのか。

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