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LINEの鍵マークは「End-to-End暗号化が有効ですよ」という意味です。End-to-End暗号化は、What's Appなどの他のアプリでも導入されているセキュリティを向上させる方式です(LINEのEnd-to-End暗号化機能の名前が「Letter Sealing」です)。
それが本当の意味なのですが、LINEアプリのトーク画面に表示される「鍵マーク」を見て、全く別のこと想像してしまうユーザーが多いようです。
そこで今回は、今回LINE運営が選択した「鍵マークの表示」が、どんな誤解を生んでしまったのか、という事例として、その誤解の具体的な内容をまとめておきます。
どう誤解されるかというのは、なかなか予想が付きません。
目次
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「ブロックされているマーク」という誤解
「ブロックされているかどうかを表示する機能が付いた」という誤解が、一番目立ちました。
LINEの鍵マーク、最初相手にブロックされたのかと思ってめちゃくちゃびびった。しかもそれ最初に見たのが普通に好きな人だからなおさらびびった。嫌われたかと思った。笑
— もり (@m_a_k428) 2016年8月31日
先ほど紹介したとおり、この鍵マークはブロックされていることを表すマークではありません。
また、一応「ブロックを見分ける機能として活用できる」的な意味で「ブロックされているか分かる機能」と解釈しているのかも、と思い検証してみました(Letter Sealing機能周辺の挙動を、ブロックON/OFFを切り替えながら観測)が、ブロックを見分ける機能として使えそうな挙動はひとまず見当たりませんでした。
ブロックされているかを確認したい場合は、こちらの方法を使ってください。
「トークがロックされている」という誤解
「鍵マーク=変更不可」のようなイメージで、鍵マークを「トークの変更ができない(ロック)」と捉えているユーザーもいます。
LINE名前の横の鍵マーク🔒、ロックされてると思って悲しくなった
— ぱるるるる (@o21hm) 2016年8月31日
「乗っ取り防止」という誤解
「乗っ取り」という言葉は、使い方によってかなり広い意味を表すことができる事がですが、ここで言いたいのは、「アカウントを乗っ取られる」という文脈での「乗っ取り」です。
セキュリティ向上、という方向は合っているのですが、「セキュリティ向上」=「(アカウント)乗っ取り防止」的な要素が強すぎる場合があります。特にLINEの文脈では、「乗っ取りされる!危険!」というのが、テレビの報道などで、だいぶただ強く広く広まってしまった気がします。
LINEのトークのとこの名前の横に鍵マークついてるのなんだろーって思ったら
— 桃加 (@Fujitasaaaaaaan) 2016年8月31日
乗っ取りとかで他者からの不正アクセスを防ぐためにトークを自分以外に
見れなくするためのセキュリティらしい pic.twitter.com/TWCZEAf4ag
「隠し事のサイン」という解釈
これはあくまで「発想」というだけで勘違いではないですが、こういう考え方もあるんですね。
LINEのトーク画面の名前の横に鍵マーク付いてるのなんなん?
— しゅうた (@shu_bbpoki1223) 2016年8月31日
隠し事してるサインとかなら面白いんやけど
ネガティブな印象を与える文言→「鍵マークの外し方」を即実践
鍵マークが付いている方が基本的の良いので、わざわざ鍵マークを外そうとする必要は無いのですが、鍵マークの説明表示の文章が、「Letter Sealingが有効なトークルーム」のことを「良くない状態」のように読ませてしまっているようです。
この意味わかんない
— 齋藤愛菜 (@mana_s_0123) 2016年8月31日
LetterSealingってやつの
鍵マークを外す方法ですっ🔒💯
LINEのその他ってところから
設定マーク押したらできます🙆🏽 pic.twitter.com/aJ51fBHLOh
まぁ、「Letter Sealing」という難しい独自用語に対して、ネガティブもポジティブもない、ニュートラルな文言を使っているので、こういう解釈も、よくよく考えれば想定できそうです。
特に、今回は表示が追加されただけですが、それを「今までLetter Sealingが有効ではなかったのに、突然有効に"なっちゃった"。どうしたんだろう、"元に戻せないかな"」と解釈するのも自然です。Letter Sealingをデフォルト有効にしてまで一般的にしたいLINE運営であれば、わざわざ設定で解除されてしまう可能性がそこそこ高くなってしまっているこの文言は変えた方が良いかも。
LINEの鍵はずせた!!いぇい!
— しょーま (@5963Shoma) 2016年8月31日
「LINEでも鍵つきにできる」という解釈
これはTwitterの鍵アカ(非公開アカウント)と同じような解釈をしているパターンです。
LINEっていつから鍵付きに出来たの?やり方分からないけど(・ε・)
— ともも (@TOMOMO_0217) 2016年8月31日
LINEに鍵かけれるの?
— おきみさき (@misakkyp11) 2016年8月31日
なになに意味不明なんだけど🙄
「鍵をかける=見えなくなる」という解釈は、正解も同じですが、「見えなくなる」のニュアンスがだいぶ違います。
おそらく次のツイートも、似た解釈に基づいている気がします。
@tnlooox2
— Mario@鹿児島四池 (@mariokodote18) 2016年8月31日
いやほんとに訳分からんもんね。笑
LINEまで鍵つける意味w
よくわからなかったもの
クローンってのは、LINE側サーバのクローン、つまりMITMの話、なのだろうか。。。
そもそもハッキングじゃなく、クローンじゃ暗号化なんかゼンゼン関係ないじゃないか、それにどうせサーバー持ってる半島には筒抜けだろうし --- LINE、暗号化通信有効を示す“鍵マーク”表示 きょうから https://t.co/aW5crx6gob
— 裏 方 (@GssWings) 2016年8月31日
LINEの名前の横に鍵マーク表示されるようになったね。
— チャベス@ドラクエ10@公@ダイエット (@dq10chavez) 2016年8月31日
調べたらトークの暗号化らしく、機能的には問題ないけど、
勝手に仕様が変わるのは怖いね。日本の企業じゃないし。。。
「暗号化通信有効を示す」というニュース見だし
IT mediaの「LINE、暗号化通信有効を示す“鍵マーク”表示 きょうから - ITmedia ニュース」という見出し、これでは今まで暗号化してなかったみたいに読めてしまうので、誤解の元になる気がします。
「鍵が付いてないから、暗号化されてない!」みたいな。
@MMajan0509
— るなきょん (@ri6n2) 2016年8月31日
詳しくはわからんけど
LINEの鍵マーク付いてると信号が暗号化されて、より安全なんだとさ!
メモ
確かに、セキュリティ頑張ってますアピールの一環、っていうのが強く、ユーザーがこのアイコンの必要性を感じるには、表示されていたらどう解釈すれば良いの、っていう部分を教えてあげないと、って思います。
LINEのレターシーリングって説明見たけど、表示する意味なくない?っていうかオンオフ出来ちゃう意味がわかんね。
— Natsu (@szkntmGR) 2016年8月31日
付けるなとは言わんしむしろあっといて欲しいけどなんで表示しとるんや?鍵ついてないトークは気をつけろ的な?
「傍受しにくくなる」くらいの表現が良さそう。
@resort_lover LINEの鍵マークは今日から順次表示されてる『暗号化通信方式』に対応してるって意味らしいです!
— ドングリ (@takaid_) 2016年8月31日
トーク相手全員が対応してればトーク内容が傍受しにくいとの事!
只、機種変更する際にトークの引き継ぎに注意点あるとかなんで気をつける必要もあるようです。
「(より)セキュアな通信」という表現もなかなか良いと思います。
LINEの鍵はセキュアな通信を使っている旨の表示だと伺っておる
— ざと㌠ (@hoppiece_) 2016年8月31日
問題意識:
LINEのユーザー名の前に着くようになった鍵アイコン。これは分かりづらいし、blockと意味が近いので他のメタファーにした方が。。。 pic.twitter.com/Gz0wnfavyN
— Kawaisium (@SHUN_macher) 2016年8月31日
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