情報科学屋さんを目指す人のメモ

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minimo(ミニモ)の「キャンセル」問題・「予約申し込み取り消し」問題についてまとめ

minimo (2)

ここのところ、TVCMの効果もあり、0円からのサロン予約アプリ「minimo」が人気です。

しかし、このminimoアプリの利用者の声を見ていると、とにかく「キャンセルされる」という話が目立つことに気が付きました。

そこで、「minimo」の「キャンセル」についていろいろ調べてみたことについて、このページにまとめておきます。

minimo(ミニモ)

スマホアプリ「minimo」は、カット・カラー・マツエク・ネイルなどを予約できるアプリで、掲載情報の多くを美容師やネイリストが直接掲載していることや、格安で利用できることが特徴で、CMでも値段が強調された上で「0円からのサロン予約アプリ」と紹介されています。

サロン側に対しては、アプリへの掲載料が「成果報酬型」であり、来店あたり0円~500円と格安なのが売りとなっています(2016年11月現在)。

minimo(ミニモ)のダウンロード方法

minimo(ミニモ)での「キャンセル」関連の話題

しかしminimoの評判について調べてみると、「キャンセル」に関する話題が多数見つかります。

お客さん側が困っているケース

※自動キャンセル・・・予約申し込み後48時間、美容師(お店)側から予約確認などのメッセージが来なかった場合に、申し込みが強制キャンセルされる機能のこと。

お店側が困っているケース

キャンセルの種類

minimoに関して言われている「キャンセル」には、「お側都合/お側都合」という違いと、「予約日時確定/予約日時確定」という違いがあります。

minimoの一般ユーザーにとって気になるのは、「お店側」都合でのキャンセルです。

気になるのは予約申込してもお店側にキャンセルされるケースの多さ

実際「minimo」を利用していて、「0円」など安い募集を見つけて「予約申込」できたとしても、結局後から「予約がいっぱい」だとか、ひどいものだと「その日は私が休みで不在だから」などといった理由で、お店側からのキャンセルされてしまうケースがどうも多いようです。

「お客さん」都合によるキャンセルは想像しやすいのですが、「お店側」都合でキャンセルされる、というのはかなり意外に思えます

予約確定「前」キャンセルの多さがユーザーの不満に

ここで重要なのは、minimoでの予約の仕組みです。

もともとminimoには、2種類の予約方法があります。

ひとつは、お店側が「予約を受け付ける日時範囲」を示しておいて、お客さん側が「希望日時」を「予約申込」して、お店側が予約を確定させる、という「予約申し込み」方式です。

そしてもう一つが、お店側が「日時の枠」を設定しておいて、それに対してお客さんがその場で予約を確定させる、「すぐ予約」機能を使った方式です。

申し込み方式の場合、予約が確定する前であれば「キャンセル」とは違い、あくまで「予約申し込みの取り消し」ですが、毎回「予約がいっぱい」などの理由で予約申し込みが取り消されることは、ユーザーにとっての大きな不満になっているようです。

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予約確定「後」のキャンセルも

また、先ほどのユーザーのツイートにもあったように、確定後にお店側都合で強制キャンセルされるユーザーがいろいろと見つかります。

「キャンセル」や「申し込み終了」の原因

店側の強制キャンセルに関する情報を見ていると、もちろん店側の不手際が大半なのですが(自身の出勤日時・店舗の営業日時の確認不十分など)、その中でもひとつ大きな問題となっているのが、minimoでの予約が、美容室の予約システムと直結しておらず、ダブルブッキングしてしまったり、minimoでの予約が美容室の予約にちゃんと登録されていない・反映されていないという問題です。

また、予約申し込みが殺到した際に自動的に閉じるわけではないため、予約を受けきれようがなく、一定数をキャンセルせざるを得ないという仕組みも、予約申し込み取り消しが多くなる原因です。

このお店側・美容師側の対応の悪さに対してminimo運営は、48時間以内に返信が無い場合は予約申し込みを自動的に終了させる、という、最悪でも48時間以内に結果が分かるシステムを導入したようですが、どうもその「48時間」は長い気がしますし、申し込みしてキャンセルされて、また次を探して、ということを考えると、大きな不満要因となっていることは頷けます。

キャンセルになるとコメントを送信できない

さらに予約申し込みをお断り(「この申し込みは終了しました」表示)されると、お店の人とのやりとりができるコメント機能が閉鎖され、コメントできなくなってしまいます

しかし、お店側がその仕様を知らずに、キャンセル後に、日程調整するようなコメントを送信してくる場合があります

お店側はコメントできるものの、お客さん側から返信することはできないため、やりとりは継続できず、一方的なものとなってしまいます。

minimo-cancel-moushikomi-shuuryou

この申込は終了しました
予約を希望される場合は、あらためて申込をしてください。
[募集画面]

≪申込を取り消しました≫

お気に入りに追加しておくと申込終了後もメッセージを受け取れます。

強制キャンセルされないための対策・キャンセルされたときの対処法

強制キャンセルされないためにできることはとしては、キャンセルされなさそうな美容師さんやネイリストさんを選ぼうと意識して予約申込をする、という方法も確かにあります。

しかしそれとは別に、次のキャンセルされて困っている場合の対処法「通報」を行うことが推奨されています。

申し込んだやつは全部申し込み取り消し。店側の予定が合わない日はなぜ希望日に入れられないようにできないの?全部「予約が埋まってる」「店の方の用事がある」で取り消しされてるんですが。 引用元

という問い合わせに対して、運営のmixiは、以下の通り案内しています。

mixi, Inc. 2016年11月1日
いつもミニモをご利用いただき、ありがとうございます。 この度は、ご不快の念をおかけいたしまして、大変申し訳ございません。 ご返信が無い行為やご利用者様の迷惑となる行為について、利用規約や掲載基準を基に、警告や利用制限、利用停止措置などを行っております。 お困りごとがございましたらマイページのお問い合わせフォームよりご連絡いただくか、または、通報機能をご活用いただけますと幸いです。 今後もご満足いただけるサービスとなるよう努めてまいります。 引き続き、ミニモをよろしくお願いいたします。 引用元

通報する方法

ただ、この通報の方法が少し分かりにくくなっています。

minimoで予約をキャンセルされてしまったら、申込画面右上の「・・・(メニューボタン)」をタップして、「通報する」を選択します。

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そして、表示されたメニューから「通報する」を選択してください。

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ポイントは、「返信は控えさせていただきます」と、返信が期待できないことと、「違反報告の種類」として用意されている選択肢が「返信が無い」「掲載内容・写真に問題がある」「その他」であり、今回は「その他」を選択するしかない、という点です。このあたりは、同じくmixiが提供するアプリ「チケットキャンプ」でのチケット通報と似ています。

キャンセル料について(お店側)

実は、予約確定後、お店側都合でキャンセルした場合、minimoに対して、成功報酬(掲載料)を通常通り支払う必要があります。

掲載料施術料金が「無料」であれば「0円」ですが、「1~2,000円」で「300円」、「2,001円~」の場合「500円」の支払いが必要となります。

そのため、お店側の都合でのキャンセルはしたくない力が働いているのですが、お店側がこれを嫌がってキャンセルをお客さま都合として実行するなどの行為も発生しているようです(お客さんが来店しなかった場合向けに、お店側が、お客さま都合としてキャンセルすることが可能)

ひとこと

今回はキャンセル関連についてまとめましたが、他にもいろいろあったので、機会があれば書こうと思います。

参考資料

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