情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

【iPhone 7】機種変更時のデータ引き継ぎ手順(2017年1月)

LINE (1601) LINE-機種変更 (29) Twitter (587) docomo (266) iOS 10.2 (5) iOS 9.3.2 (2) iPhone (1653) iPhone 7 (90) iPhone-メール (9) iPhone-機種変更 (13) 機種変更 (19)

iPhone 5c から iPhone 7 への機種変更に伴うバックアップ&データ移行作業をお手伝いしたので、その際の作業手順を共有しておきます。

「臨機応変に対処」した結果が多いので、どこか部分的にでもヒントになれば。

参考

手順は基本的に前回iPhone 7へのデータ移行を行った際の作業メモ「iPhone 7:全データ引き継ぎ手順の作業メモ(iTunes利用)」を参考にしました。

ポイントはやはりバックアップ作業の部分ですね。アプリのバックアップとか。

各種アップデート作業

さて、今回はまず、古いソフトウェアのアップデート作業をしました。

まず、一番大事なのは「iTunesアップデート」です。そもそも古いと、iPhone 7に対応していなかったり。

WindowsはWindows 8.1、「このバージョンの iTunes(12.5.4)は最新バージョンです」を確認しました(Windows XP, Vista では既にiPhone 7を扱うことができません)。

次に、Windows Updateも実施しました。

機種変更前の端末

今回使うのは、iPhone 5cです。一度iTunesへのバックアップ経験があり、iTunesはパソコン(Windows 8.1)にインストール済みでした。

iOS 9.3.2 (13F69)、キャリア ドコモ 24.2、27.1 GB, 使用可能 8.7 GBで、ストレージにはまだ余裕があります。

しかし、iCloudの容量は既に5GBを使い切っていました(バックアップサイズが6GBを超えていて、バックアップできない状態)。

iCloudの容量表示には、次のようにエラーが出てしまっていました。

ICOUDストレージ容量がフルです
すべての写真や書類等をiCloudに保持するには、ストレージをアップグレードしてください。
全ストレージ容量 5.0 GB
使用可能 0バイト
ストレージを管理

iCloudの写真設定は次の通り:

iCloudフォトライブラリ:オフ
マイフォトストリーム:オン
iCloud写真共有:オン

iOSはアップデートしないままバックアップ

引き継ぎ前の端末(現在iOS9)をアップデートして、購入した新しい端末(iOS10だが、最新のiOS10.2とは限らない)より新しくなってしまうと、バックアップから復元する前に、一度新しい端末をアップデートする作業が発生してしまうので、「今さらのアップデート」はあえて回避しました。iOS9のままバックアップ作業をします。

※「この iPhone のソフトウェアが古すぎるため、バックアップ"○○のiPhone"はこの iPhone の復元には使用できません。このバックアップからこの iPhone を復元するには、まず、iPhone を新しい iPhone として設定し直し、ソフトウェアを最新バージョンに復元する必要があります」エラーによる二度手間を回避する

というわけなので、iPhoneをiTunesに接続した時点で表示された「iPhone"○○"用のiPhoneソフトウェアの最新バージョン(10.2)があります。今すぐダウンロードして iPhone を更新しますか?iTunesはソフトウェア更新を Apple に確認します」に対しては「キャンセル」をしました。

初めての接続ではないので、接続直後「同期中」になります。同期の終了を待ちます。

"○○"は見つからなかったため、iPhone"○○"にコピーされませんでした。

が出てしまったので、「次回から警告しない」を設定しました。

iTunes上で、iPhoneの画面を開いて、「バックアップ」のところにある、「自動的にバックアップ」で「iCloud」が選ばれているのを「このコンピュータ」に切り替えました。

そして、「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックが入っているので、そのまま「手動でバックアップ/復元」 の 「今すぐバックアップ」 をクリックしました。

すると、「"○○"をバックアップ中・・・」になるので、しばらく待ちます。

アプリのバックアップ

続いて、アプリのバックアップ作業を実施します。

先ほどの暗号化バックアップが完了したので、今度はアプリをバックアップするために、「ファイル>デバイス>購入した項目を"○○"から転送」をクリックしました。

既に一度認証したことがあるので、認証作業は発生せず、また、一瞬で終わりました(接続直後の同期のタイミングでバックアップされていた?)

写真のバックアップ

写真は重要度が高いので、別途エクスプローラから、DCIMフォルダごとパソコンへコピーしておき、失敗に備えておきました。

LINEのトークのバックアップ

もう一つ、気を使っておきたいのが、LINEのトーク履歴です。

無事iTunes経由で引き継がれれば、LINEアプリ内のトークバックアップ機能を使う必要はないはずなのですが、一応、バックアップをしておきます。

ここで、LINEのトークバックアップが途中で止まってしまうトラブルに遭遇したのですが、この件については別の記事に分離したので、そちらを参考にしてください(エラーが出ないでバックアップできれば問題なかった)

この過程でLINEのアップデートもしてしまったので、もういちどiPhoneの暗号化バックアップ作業および、アプリのバックアップ作業を実施し直しました。

機種変更へ

ここまでで、バックアップ作業は終わり、ということで、iPhone 7への機種変更に行ってきてもらうことにしました

その際、間違っても下取りに出さないこと、そして、余計なことをされてしまうのを防ぐためにも、「アクティベーションは自分でやります」と伝えるようにお願いしました。

iPhone 7を初期化する

と、送り出したのは良いのですが、結局アクティベーション済みからスタートすることに^^;

というわけなので、最初にiPhone 7を「設定>一般>リセット>すべてのコンテンツと設定を消去」>「iPhoneを消去」>「iPhoneを消去」で初期化しました。

復元する

以前の手順に従ってパソコンには接続せず、「日本語」「日本」「日本語かな・絵文字・English (Japan)」「次へ」「モバイルデータ通信回線を使用」「iPhoneのアクティベートには数分かかることがあります」と、初期設定を進めました。

sらに、「位置情報サービスをオンにする」「Touch IDを後で設定」「Touch IDを後で設定しますか?」に「続ける」「パスコードを作成」→「パスコードオプション」→「パスコードを追加しない」と進めます。「パスコードを使用しなくてもよろしいですか?」に「続ける」と答えました。

そして、「Appとデータ」で、4つの選択肢が表示されます。

ここで、「iTunesバックアップから復元」を選択します。

すると、「iTunesに接続」が表示されるのでパソコンに接続すると、iTunes側に「新しいiPhoneへようこそ」が表示されます。

ここで、「このバックアップから復元」を選択して、「続ける」をタップします。

「iPhoneのバックアップのロックを解除するパスワードを入力します」が表示されるので、バックアップに使用したパスワードを入力して「OK」をクリックします。

しばらく復元が完了するのを待ちます。

復元が完了すると、iPhoneが再起動されます。

初期設定の続き

再起動後、最初に「アップデートが完了しました。iPhoneは問題なくアップデートされました。あといくつかの手順で終了です」と表示されるので、「続ける」→「位置情報サービスをオンにする」→「Touch IDを後で設定」「続ける」→「パスコードオプション」「パスコードを追加しない」「続ける」と、先ほどと同じ流れを進みます。

すると、「Apple ID」という設定画面が表示されます。

ここでは、復元した効果で、既にApple ID(メールアドレス)が入力済みのはずです。

パスワードを入力して、「次へ」をタップします。

「iCloud設定をアップデート中...」の表示を抜けると、「新しいホームボタンの紹介」が表示されるのですが、「"設定"で後でカスタマイズ」をタップしました。

「拡大表示」の設定画面では、「標準」→「次へ」と進みます。

「ようこそiPhoneへ」で「さあ、はじめよう!」をタップします。

はじめてのホーム画面

ようやくホーム画面に到達すると、パスコードを飛ばしていたので「パスコードがありません。iPhoneの復元が完了しました。ロック解除パスコードを今すぐ設定しますか?」が表示されてしまったのですが、ここでは「続ける」をタップしました(仕上げ的な意味合いで)。

しかし、ここの設定では「6桁のパスコードを入力してください」と表示されてしまい、「緊急」「続ける」の2つしかボタンが表示されず、4桁設定にするオプションボタンが表示されなかったので、「緊急」→「キャンセル」として、また設定を回避してしまいました(最終的に設定した)。

LINEの動作確認

まず、一番気になる「LINE」を起動してみました。

すると、

本人確認が必要です

既存のLINEアカウントを使うためには本人確認をしてください。
新しいアカウントを作る場合は「初期化」ボタンを押してください。

[本人確認する]
[初期化]

が表示されたので、「本人確認する」をタップしました。

ここで、「本人確認」が表示されたので(メールアドレス入力済み)、「パスワード(6~20文字)」を入力し「OK」をタップしました。

しかし「メールアドレスまたはパスワードが間違っています。以前登録していたメールアドレスで本人確認をしてください。」が表示されてしまいました。

これはパスワードが間違っていただけなので、入力し直して先に進みました。

2段階認証

続いて、2段階認証に進みます。

2段階認証については「LINEの2段階認証ログインの流れと利用可能な認証方法まとめ(2016年2月~)」が詳しいです。

ここでは、次の画面が表示されました。

アカウントの引き継ぎを続けるためには

これまで利用していたスマートフォンでLINEが利用できる場合、

1.そのスマートフォンでLINEを起動して、[設定]>[アカウント引き継ぎ設定]で[アカウントを引き継ぐ]をONに変更してください。
2.この画面の[続行]ボタンを押して下さい。

または、[認証コードを受け取る]ボタンを押して、LINEやSMSに贈られる認証番号を使って引き継ぐことも出来ます。

[続行]
[認証コードを受け取る]

[他の方法でアカウントを引き継ぐ]

前のiPhoneはもちろん使える状態なので、最初の方法を使っても良いのですが、ここはより汎用で、前のスマホに触らずにできる「認証コードを受け取る」をタップしました。

2段階認証

[2段階認証コードを入力]
2段階認証コードを入力して下さい。
以下の方法で2段階認証コードを送信しました。

・LINEに登録している電話番号宛にSMSで送信
・お客さまのLINEアカウント宛にトークで送信

LINEに登録されている電話番号が現在利用できない場合(解約済みなど)はSMSを受け取ることができませんので、LINEのトーク画面で2段階認証コードを確認してください。
[2段階認証コードを再送]

[OK]

するとこの時点で、

二段階認証コード: 4981
このコードをLINEアプリの画面で入力してください。
有効期限は24時間です。

というSMSが届いていたので、それをそのまま「2段階認証コードを入力」の部分に入力して「OK」をタップしました。

すると、

アップデートのご案内

3.3.0バージョン以降は電話番号またはFacebookで認証をしなければ利用することができません
[アカウント削除]

[番号認証]
[Facebookでログイン]

という、ブラウンのエラー画面が表示されてしまいました。

そのため、ここで「番号認証」をタップしました。

まず、「電話番号」を入力して「番号認証」をタップします。

そして、「○○。上記の電話番号にSMSで認証番号を送ります」と表示されるので、「OK」をタップします。

すると、再びメッセージが届きます。

※以下の番号は他人から聞かれても絶対に教えないでください。
認証番号 2111 をLINEアプリの画面で入力してください。

画面には

利用登録

[(番号入力エリア)]

+81 90-XXXX-XXXX

SMSで届いた認証番号を入力してください。
SMSが届かない場合は、以下の方法を試してください。
SMSが届かない場合は?
認証番号を再送 通話による認証

[次へ]

と表示されているので、「次へ」をタップすると、「電話番号の登録が完了しました」と表示されました。

こうして、LINEは復活しました。トーク履歴もそのまま引き継がれていました。

写真アプリの確認

写真は「"写真"の新機能」のお知らせが表示されるので「続ける」をタップします。

次に「iCloudフォトライブラリ」が表示されて、「iCloudフォトライブラリを使用」「今はしない」が表示されます。ここでは、「今はしない」を選択しました。

開かれた写真の内容を確認して貰ったところ、消えたものなどは無く、無事引き継がれていたようでした。

Twitterアプリの確認

「Twitter」は、起動すると次のメッセージが表示されました。

バックアップを復元しました
新しい端末で利用する場合は、Twitterの通知設定を確認してください。
[キャンセル] [設定]

「設定」をタップすると、Twitterの「プッシュ通知」の設定画面が表示されます。

さらに「iOSの設定を開く」をタップします。すると、設定アプリ内のTwitter設定が表示されるので、「通知」をタップします。

「通知を許可」にはなっているのですが、とりあえず何も変更しませんでした。

その他のアプリの確認

その他のいくつかのアプリについても、データが引き継がれていることを確認してもらいました。

しかし、メールが初期化されてしまっており、その設定が必要であることを思い出しました。

ここからは、docomoで受け取った初期設定ガイドを参考にします。

dアカウントの取得

まず、docomoのメールを設定するのに向けて、dアカウントの作成をしました。

手順は以下の通りです。

まず、Wi-Fiを切ります。

そして、Safariのブックマークを開いて、「My docomo (お客さまサポート)」を開きます

そして、だいぶ下の方にある「iPhone初期設定[SP]」をタップします。

すると、「iPhone初期設定」の画面が開くので、一番下の「dアカウント新規発行」をタップします(エラー「本機能はWi-Fiで接続している場合はご利用いただけません。大変申し訳御座いませんが、3G/LTE接続に切り替えてからご利用ください。(UW10E6)」が表示される場合は、Wi-Fiを切ってください)

「dアカウントは、ドコモが提供するサビス共通のアカウントです。docomo IDをお持ちの方は、そのままdアカウントとしてご利用頂けます」と表示されます。

「ネットワーク暗証番号(半角数字4桁)」を入力して、「規約に同意して進む」をタップします。

「登録するdアカウントのID」に「メールアドレスで登録>○○@docomo.ne.jp」を選択し、「登録するパスワード(半角英数字記号8~20桁)」を入力して、「内容を変更する」をタップし、確認画面で「上記の内容で発行する」をタップします。

発行が完了したら「戻る」をタップして、「ドコモメールのご注意事項」「dアカウント利用設定のご注意事項」に対して、「上記の注意事項を確認して、全ての内容に同意する」をタップした上で、「次へ」をタップします。

すると、「STEP2」に進むので、「設定する」→「次へ」タップします。

ここで、プロファイルのインストール画面が表示されます(今回は「iPhone利用設定ver.2.01」)。

「インストール」をタップして、「このプロファイルは署名されていません」が表示されるのでもう一度「インストール」をタップし、さらに追加の確認で「インストール」をタップします。

すると、「フルネームの入力(メールアカウント"ドコモメール"のフルネームを入力します)」が表示されるので、差出人として表示される名前を入力して「次へ」をタップします。

「インストール完了」が表示されるので、「完了」をタップします。

自動取得設定をする

さらにここから、メールの自動取得設定へ進んでいきます。

設定アプリから、「メール>アカウント>データの取得方法」を開いて、「プッシュ」が「オン」であることを確認しつつ、「ドコモメール」を開き、「スケジュールを選択」が「プッシュ」になっていることを確認します。

そうしたら、また設定のトップまで戻り、「通知>メール>ドコモメール」を開いて、通知設定に問題が無いことを確認しました(「通知センターに表示」をオンにして、ロックされていないときの通知のスタイルを「バナー」にしておきました)。戻って終了です。

最近のメールが取得されたのですが、読んだことがあるメールが未読になってしまっていたようでしたが、使えるようになりました。

引き継ぎ完了

ここまで引き継ぎ作業を手伝って、終了しました。

ひとこと

かなり時間がかかります。自分のiPhoneではなく状況が分からないので、それに伴っての確認作業も多いので。

一番時間がかかったのは、Windows Updateでしたが。。。

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