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「Twitterの障害の原因はサイバー攻撃だった」の噂が拡散中

Twitter (632) Twitter-障害情報 (101)

本日2017年5月19日、Twitterにて大規模障害が複数回発生し、22時ごろには、一時的にTwitterが利用不能な状態に陥りました。

そこから回復した直後の現在11時頃、「Twitterでの大規模障害の原因がサイバー攻撃だった」「日本のツイッターがサイバー攻撃を受けている」などの噂が広まっています。この噂について。

「Twitterの障害の原因はサイバー攻撃」の噂

現在、Twitterの調子が悪い原因として、「日本がサイバー攻撃されているからだ」という噂が広まっており、「サイバー攻撃が原因だったの?」との声が急増しています。

リツイートが急増しているツイート

この噂の拡散原因の一つとなっているツイートとして、3000RT以上されている次のツイートがあります。

このツイートでは、日本の様々な地域が赤く表示されている「Twitterの障害発生マップ」の画像が参照されています。

また、他のユーザーも、このような「障害発生マップ」を取り上げて、「日本のツイッターが攻撃されている」という噂につながっているようです。

「Twitterの障害発生マップ」のデータ元について

ここで紹介されている地図は、「ダウンディテクター(Down Detector)」と呼ばれる、様々なサービスやアプリの障害情報を表示してくれるサイトに表示されている地図です。

Twitter 接続/システム障害発生?サービス中断などの問題をリアルタイムでお知らせ | Down Detector

このサービスは、Twitterへの投稿や、Down Detectorへの方向を元に、障害が発生しているかどうかをグラフ表示したり、その障害が発生していると言っている人の多い場所を地図に表示する機能を持っています。

つまり、あくまでこの地図は、「Twitterの障害に遭遇している人」を表現しているに過ぎません

なんとなく地図が赤く表示されているので「攻撃されている場所」のように見えてしまうようですが、ここに「攻撃」、つまり「サイバー攻撃」のような情報は付随しておらず、サイバー攻撃が原因かどうかは、この地図からでは判断できません

また、この地図を見て「『日本の』ツイッターがサイバー攻撃を受けている」と考える人も多いようですが、実際のところこの画像の地図は「日本部分を拡大した」ものであり、現在、ヨーロッパでも障害発生マップが赤く表示されています。

今のところ原因は不明

今のところ、実際に何が原因であったのかは正式発表されておらず、不明な状態です。

サイバー攻撃だったのか、そうでないのかも、正式発表がないとはっきりしたことは分かりません。

とはいえ、例の地図を「サイバー攻撃が原因だったことを表す地図」と考えてしまうのは誤解なので、その点は注意してください。

関連情報

ここ数日、Twitterが大きな変更を行っているため、そちらとの関連がタイミング的には気になります。

関連:「Twitterのプライバシーポリシーを更新します」の「許可する」ボタンの意味などについて

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