「Twitterの障害の原因はサイバー攻撃だった」の噂が拡散中

現在、Twitterの調子が悪い原因として、「日本がサイバー攻撃されているからだ」という噂が広まっており、「サイバー攻撃が原因だったの？」との声が急増しています。

@e0929kyt 日本のTwitterの本部❔的なとこがサイバー攻撃されたらしいです！！！
怖い！

— HIMATANN🌹 (@Prince1217iwati) 2017年5月19日

はっ、Twitter調子悪すぎたのサイバー攻撃？てきなのだったのか。。

— らび (@Labi3310) 2017年5月19日

え、Twitter調子悪いのってサイバー攻撃のせいなの？

— 🐟なちこ🐟（ウオタミ (@Uotaminatiko) 2017年5月19日

Twitterの調子悪いのサイバー攻撃ってま？

— 布団に還りたい (@Q_417shiina) 2017年5月19日

Twitterがサイバー攻撃受けた
電話番号やメアド登録してた人達は覚悟した方がいい

— いぬうえ可愛いのわっち説 (@inouesyuta) 2017年5月19日

この噂の拡散原因の一つとなっているツイートとして、3000RT以上されている次のツイートがあります。

グッまたきた
やばい抑えきれない
Twitter調子が悪いと思ったらまさかの全日本がサイバー攻撃を受けている事が分かった瞬間抑えていた笑いが一気に飛び出てしまった pic.twitter.com/t5NvqfjJYU

— ボケて＆グッとこらえてbot (@koraerarenai) 2017年5月19日

このツイートでは、日本の様々な地域が赤く表示されている「Twitterの障害発生マップ」の画像が参照されています。

また、他のユーザーも、このような「障害発生マップ」を取り上げて、「日本のツイッターが攻撃されている」という噂につながっているようです。

Twitterがさっきサイバー攻撃受けたらしいです... pic.twitter.com/dLTIEff9lo

— かいぴー/USJの特殊部隊(ユニ垢)🌎 (@usjlovekaito) 2017年5月19日

ここで紹介されている地図は、「ダウンディテクター（Down Detector）」と呼ばれる、様々なサービスやアプリの障害情報を表示してくれるサイトに表示されている地図です。

Twitter 接続/システム障害発生？サービス中断などの問題をリアルタイムでお知らせ | Down Detector

このサービスは、Twitterへの投稿や、Down Detectorへの方向を元に、障害が発生しているかどうかをグラフ表示したり、その障害が発生していると言っている人の多い場所を地図に表示する機能を持っています。

つまり、あくまでこの地図は、「Twitterの障害に遭遇している人」を表現しているに過ぎません。

なんとなく地図が赤く表示されているので「攻撃されている場所」のように見えてしまうようですが、ここに「攻撃」、つまり「サイバー攻撃」のような情報は付随しておらず、サイバー攻撃が原因かどうかは、この地図からでは判断できません。

また、この地図を見て「『日本の』ツイッターがサイバー攻撃を受けている」と考える人も多いようですが、実際のところこの画像の地図は「日本部分を拡大した」ものであり、現在、ヨーロッパでも障害発生マップが赤く表示されています。

今のところ、実際に何が原因であったのかは正式発表されておらず、不明な状態です。

サイバー攻撃だったのか、そうでないのかも、正式発表がないとはっきりしたことは分かりません。

とはいえ、例の地図を「サイバー攻撃が原因だったことを表す地図」と考えてしまうのは誤解なので、その点は注意してください。

ここ数日、Twitterが大きな変更を行っているため、そちらとの関連がタイミング的には気になります。

関連：「Twitterのプライバシーポリシーを更新します」の「許可する」ボタンの意味などについて