情報科学屋さんを目指す人のメモ

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「光化学スモッグ注意報って何?どうすれば良いの?」について

光化学スモッグ (3)

今週末、今年最初の「光化学スモッグ注意報」が発令されています。この「光化学スモッグ注意報発令」に対して、「光化学スモッグって何?初めて聞いた」という人や、「光化学スモッグ注意報が出たら何をすれば良いの?何を気をつければ良いの?」という人が大勢居ることが分かりました。

そんな「光化学スモッグ注意報なんて初めて聞いた」という人向けに、光化学スモッグ注意報についてざっくり説明します。

「光化学スモッグ注意報って何?」の急増

現在、「光化学スモッグ注意報って何?」というツイートが多数されています。

光化学スモッグとは

光化学スモッグとは、簡単に言えば、大気汚染の一種です。

大気汚染の原因となる物質が、強い紫外線によって化学変化を起こし、「光化学オキシダント」と呼ばれる種類の成分に変わります

小学生/中学生/高校生には「聞いたことがない」「初めて聞いた」人も多い

以前に比べて、光化学スモッグ注意報は発令日数が減少しています(増減は激しいものの)。そのため、小学生・中学生・高校生あたりは、初めて聞いたという人も多いようです。

しかし、最近読んだ資料によれば、光化学スモッグの被害に遭うケースでとても多いのが、「クラブ活動」なので、その年齢のこどもたちこそ、今後注意が必要です。

また、北海道・東北・九州・四国では注意報の発令がほとんどなかったり非常に少なかったりで、東京に出てきて初めて聞いた、という人も多いようです。

光化学スモッグ注意報とは

大気中の光化学オキシダント「濃度」が一定以上(0.12 ppm 以上)になったとき、光化学スモッグ注意報(光化学オキシダント注意報とも呼ばれる)が発令されます

つまり、大気中に、有害物質がたくさん発生しているので注意してください、というわけです。

光化学スモッグで起こる症状の特徴

光化学スモッグに接すると、目のチカチカ感や、喉の痛み、呼吸のしにくさが発生します。

激しい運動を行うと、呼吸が困難になる恐れもあります(自分も経験があって、呼吸がほんと苦しくなる)。

対策「注意報が出たらどうすれば良いの?」

では、注意報が出たらどうすればいいのか。

大気汚染なので、マスクをすれば良さそう、洗濯物を干してたら危なそう、と思うかもしれませんが、市販のマスクは効果に乏しく、洗濯物に残留するものではないため、洗濯物を取り込もうと外に出ることの方が良くないなどの性質があり、結局の所、極力屋外に出ないようにする、屋外での激しい運動をしないようにするということが対策となります。

屋外での激しい運動などはさけるようにしてください。
目などに刺激を感じたら、すぐに屋内に入るなどしてください。
乳幼児、お年寄りの方は、健康な成人よりも被害を受けやすいので特に注意してください。 引用元

もちろん「注意報」の段階であれば、完全に外てはいけない、という物ではありませんが、不要な外出は避けるに越したことが無いかと思います(目などに刺激を感じたらすぐに屋外に入る→わざわざ目に刺激を受けるまで外出しなくても)。

注意報の解除確認

注意報は、夕方から夜にかけて、解除されていきます。

しかし、16時台に発令されることもあるなど、油断は禁物です。

最新の光化学スモッグ注意報の発令・解除の情報は、「光化学スモッグ注意報が発令されている地域を確認できるページまとめ(都道府県別)」で確認してみてください。

付録:注意報が5月に出るのって珍しいの?

何年分かデータをさかのぼってみましたが、全国に範囲を広げれば(特に都市部)、毎年だいたい5月に最初の光化学スモッグ注意報が発令されています。そして、5月に一度も注意報が出ない年もあれば、4月に光化学スモッグ注意報が発令されている年もあります。

逆に6月は少なく、注意報発令のピークは7月のようです。

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