iOS11.0.3にアップデートして大丈夫？評判・不具合情報・変更点まとめメモ

2017年12月2日、iOSの最新版「iOS 11.2」アップデートが利用可能になりました。

iOS 11.2版の記事はこちらです。

iOS 11 では、既に３つのバージョンがリリース済みです。それらのバージョンを飛び越えてアップデートする場合は、そちらの評判・不具合情報も参考にしてください。

• iOS 11.0 の評判・不具合情報
• iOS 11.0.1 の評判・不具合情報
• iOS 11.0.2 の評判・不具合情報

これら過去のバージョンのiOS 11で発生し、現在も修正が確認できていない主要な不具合・問題としては、以下があります（いずれも、一部のユーザーで発生している問題です。全ユーザーで必ず発生するものではありません）：

• App Storeからのアプリダウンロード・アップデートが始まらない・遅いことがある
• バッテリーの減りが早い
• 利用中、本体が高温になる
• Safariが起動できなくなる（対策情報あり）
• ユーザー辞書が消える
• 突然再起動してしまう（黒い画面に読み込み中のぐるぐるマークになる）（詳細）
• 一部のアプリが落ちるようになった
• 設定アプリが固まったり、落ちる（詳細）

また、不具合・バグと思われがちな仕様変更としては、以下があります：

• 勝手に画面が明るくなったり、暗くなったりする（対策）
• 画面が以前よりも暗く感じる（対策）
• Wi-FiやBluetoothが勝手にONになる（詳細）
• 一部のアプリが起動できない。「デベロッパによるアップデートが必要です」エラーになる（詳細）

Appleから提供されている、iOS 11.0.3 の変更点情報は、以下の通りです。

iOS 11.0.3
Apple Inc.
288.8 MB

iOS 11.0.3にはiPhoneまたはiPadの以下のバグの修正が含まれます：

・オーディオおよび触覚フィードバックが一部のiPhone 7およびiPhone 7 Plusで作動しない問題を修正
・Apple純正部品を使って修理されなかったため、一部のiPhone 6sで画面でタッチ入力に反応しない問題に対応

注記:非純正部品の画面に交換した場合、画面の品質が損なわれ、正しく動作しなくなる可能性があります。
Apple認定の画面修理は、信頼できる専門家がApple純正部品だけを使って行います。詳しくはsupport.apple.com/ja-jpをご覧ください。

このアップデートのセキュリティコンテンツについては、次のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

[ダウンロードとインストール]

「純正部品を使って修理されなかったため」というかなり特殊なアップデートが含まれています。これについて、この日本語だと「誤って純正部品を使わずにアップデートしてしまった」かのように読めますが、「注記」の内容を確認する限り、Apple認定の修理を行っている分には、ちゃんと純正部品で修理されており、非純正部品は、それ以外の修理業者で修理した場合の問題のようです。

これらのアップデートは、以下のタイミングでリリースされており、今回のiOS 11.0.3にて、iOS11の初回リリースから数えて４週間連続のアップデートとなります。

• iOS 11.0：2017年9月20日（水）
• iOS 11.0.1：2017年9月27日（水）
• iOS 11.0.2：2017年10月4日（水）
• iOS 11.0.3：2017年10月12日（木）

本日午前２時ごろよりアップデートが提供されましたが、今のところ大きな問題は発生していません。

主要なアプリ（LINEやFacebook、Twitterなど）で新たに問題が発生した、という報告も今のところは目立っていません。

ただしその一方で、「iOS11ではバッテリーの消費が激しい」という問題が発生していたユーザーからは、「特に改善してなさそう」との声が早くも上がり始めています。

全体的に、前回の11.0.2アップデートよりも変更点が分かりにくい（小さい）アップデートとなっています。

iOS 10以前からのアップデート手順はこちら、iOS 11内でのアップデート手順はこちら、を参考にしてください。

また、アップデート後の動作を安定させるため、追加でiPhoneの再起動を行っておくことをおすすめします。

アップデートがエラーになる場合は、空き容量の確認および、ダウンロード済みのアップデートファイルの削除（手順）を行ってみてください。