情報科学屋さんを目指す人のメモ

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「インターネットにつながらなくなくなった」場合や「障害復旧後」にルーター等を再起動する手順

Wi-Fi (38) インターネット (7) 無線LANルータ (5)

プロバイダやインターネット回線で発生した障害などにより突然インターネットにつながらなくなってしまった後、障害が解消したはずなのに「ずっとつながらないまま」「なかなか復旧しない」「Wi-Fiはつながるのに通信できない」などの不具合が残り続けてしまう場合があります。

そのような状態が発生した場合には、インターネットに接続するために利用している各ネットワーク機器を、決まった順番で再起動していく手順を行うことで、復旧する場合があります。

インターネットに繋がらなくなったという場合、設定ミスなど、再起動だけでは治らないケースもあるのですが、再起動で直るケースなのに、再起動の順番が問題でうまくつながらないままになってしまうケースがあるため、ここでその再起動順を紹介します。試してみてください。

※フレッツ光やau光のような「固定回線(光回線)」を利用している場合の手順です。ポケットWi-Fiなどは対象外の説明となります。

ネットワーク機器を3つに分ける

再起動を行う際、ネットワーク機器3種類に分けて、それぞれを順番に操作する必要があります。以下、その3分類を紹介するので、どの機器がどの分類になるか、

(1)インターネットに接続する際、壁からケーブルが伸びて、そのケーブルと直接つながっている機器があると思います。これを「(1)一番壁に近い装置」と呼ぶことにします。

(2)次に、その「一番壁に近い装置」から再びケーブルが伸びて、もうひとつまた別の装置に繋がっている場合があります。それを「(2)壁から二番目の装置」と呼ぶことにします(※この「二番目」の装置は無い場合もあります)。

(3)最後に、iPhone/Androidスマホやパソコンなど、ユーザーが直接操作してインターネットにつないで使う機器たちをまとめて「(3)ユーザー端末」と呼ぶことにします。

この3つの分類が再起動の手順でとても大切です。

電源を切る順番

まず、再起動するにあたって、電源を切っていきます。

このとき大事なのが、一台ずつ再起動するのではなく、全部の電源を切ってから、全部の電源を入れるという点です。

そして、電源を「切る」・「入れる」の順番を守ることが大切です(特に、「入れる」ほうが大事)。

まず最初に、「(3)ユーザー端末」の電源をすべて切ってください。画面オフではなく、完全に電源を切る(シャットダウン)することが大切です。

次に、「(2)壁から二番目の装置」の電源を切ります(ある場合)。電源ボタンがそもそも存在しない場合も多く、電源ケーブルをコンセントから抜くことで電源を切ります。

最後に、「(1)一番壁に近い装置」の電源を切ります(電源ケーブルをコンセントから抜く)。

これで、(3)、(2)、(1)、とすべての電源が切れた状態です。ランプもすべて消えたはずです。

しばらく待つ

このすべての電源が切れた状態で、10分程度、しばらく待ってみてください。

電源を入れる順番

しばらく待ったら、電源を入れていきます。

まず最初に、「(1)一番壁に近い装置」の電源を入れます(コンセントを挿す)。コンセントを挿して、起動と接続が完了するまで、数分程度待ってみてください。

それが終わったら、「(2)壁から二番目の装置」の電源を入れます。こちらも、コンセントを挿して電源を入れるのですが、それからしばらくは起動と接続が完了するまで、数分程度待ってください。

それも終わったらいよいよ最後に、「(3)ユーザー端末」の電源を入れてください。そして接続が完了するまでしばらく待ち、ネットワークに繋がるようになっていないか、確認してみてください。

参考

特に「電源を切るためにコンセントから抜く」という部分ですが、いくつか調べてみたところ、やはり「電源プラグをコンセントから抜く」「電源ボタンがあっても、なるべく直接コンセントから抜くように」となっていました。

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