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ファイル閲覧や動画ダウンロードなどで利用されている「Clipbox」アプリのAndroid版に関して、「今まではダウンロードできていたのに、アップデートしたらYouTubeの動画がダウンロードできなくなった」や、実際のダウンロード手順に寄った「Are you ok?の次にReally?が出ない」とのレビュー等が増えています。
この問題と、YouTube利用規約との関連について。
目次
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「YouTubeの動画がダウンロードできなくなった」の声
Android版Clipboxのレビュー欄に、「YouTubeの動画がダウンロードできなくなった・クリップできなくなった・Reallyが表示されない」などのレビューが増えています。
更新したらYouTubeからのダウンロードが出来なくなりました。なんとかして下さい (引用元)
今までYouTubeの保存が出来ていたのに出来なくなりました。 困ります。 (引用元)
アプリの説明に注意書き
この問題と関連する内容が、アプリの説明文の一番最後の部分に記載されていました(画像ではこの後の説明に登場するとおり名称が変更されている関係で「Clipbox+」というアプリ名になっています):
※YouTubeのコンテンツのダウンロードはYouTubeの利用規約により許可されていません。 (引用元)
不具合ではなく「禁止」の可能性
これがあえてアプリの説明に掲載されていることから、明示されてはいないものの、「YouTubeからのダウンロードができない不具合がある(つまり、修正が必要と考えている)」のではなく、「YouTubeからの動画ダウンロードを禁止している」のではないかと考えられます。
YouTube利用規約
実際アプリの説明にあるとおり、YouTubeの利用規約には、次の通りダウンロードを禁止する記載があります:
お客様は、「ダウンロード」または同様のリンクが本コンテンツについて本サービス上でYouTubeにより表示されている場合を除き、いかなる本コンテンツもダウンロードしてはなりません。 (引用元)
レビューに対する開発元からのコメント
またGoogle Playの「ダウンロードできなくなった」とのレビューの一部に対しては、YouTubeに限らず、開発元より以下のコメントが投稿されています:
実は諸般の事情により、一部機能制限を設けさせていただきました (引用元)
このことからも、YouTubeからダウンロードできないことが何らかの意図された機能変更(機能制限)と考えられそうです。
AppStoreからの削除・名称変更などと関連?
同じタイミングで、ClipboxアプリがAppStoreから削除されたり、Android版がGoogle Play以外から一時的に配信されたり、Clipboxのアプリ名がClipbox+に変更されるなど、Clipboxアプリのストア経由での提供に変更が繰り返されており、YouTube利用規約に関する特別な説明書きなど含め、機能制限を行わずにアプリの提供を続けることが困難になったのかも知れません。
まとめ
もともと少なくともYouTubeの動画のダウンロードは利用規約違反であるという点がひとつ重要です。そして、Clipboxもその点をアプリの説明で案内していることに加えて機能制限を行ったことにも言及しており、YouTubeなどからのダウンロードを機能面からも禁止した可能性がそれなりに高いのではないかと考えられそうです。
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