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本日発表された新型iPhone「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」の3機種の機能詳細/機能比較ページを見ると、「予備電力機能付きエクスプレスカード」という新機能が用意されています。
しかしこの新機能の詳細は不明で、現在「おそらくこのような意味だろう」と予想されている状態です。
しばらくすればAppleからの正式な情報提供や、Appleへの取材結果などで本当の機能の内容が公表されるかと思うのですが気になって調べてみた結果と予想をメモしておきます。
目次
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「予備電力機能付きエクスプレスカード」
「iPhone X」にはなかった
iPhone Xとの比較ページを見ると分かるのですが、この項目はiPhone XS/XS Max/XRからはじめて搭載された新機能です。
USのサイトには記載なし
またこの「予備電力機能付きエクスプレスカード」の機能は英語版(米国版)のappleのサイトには表記がなく、日本向けの機能のようでした。
一方、台湾版(/tw/)のページには「可使用備用電量的快速卡」という「予備電力機能付きエクスプレスカード」と対応しているものと思われる表記があり、この機能自体完全に日本専用/日本独自、というというわけでもなさそうです。
「予備電力機能付きエクスプレスカード」は新しい用語
また、「予備電力機能付きエクスプレスカード」という単語は過去使われていないようでした。
ここでの「エクスプレスカード」はApple Pay用語なのでそれはそうだろう、という気がするのですが、同様に「予備電力機能付き」という言い回しも、一般的なものではないようでした。
「電源オフでも使える機能だろう」の声
現在この機能の詳細、正確なところは不明ですが、その表記を見て「(ガラケーのおサイフケータイのように)電源オフでも使えるようになる」との予想が多くされています。
実際調べてみると、確かに現在はバッテリーが残っていたとしてもiPhone本体の電源を切ってしまうと、Apple Pay(のエクスプレスカード設定したICカード)は利用できなくなるようです。
「予備電力」の意味?
ここで「予備電力」の意味を素直に調べてみると、あまり今回参考にしやすそうな説明が見当たりませんでした(発電所の話)。
ただしその「予備電力」は「予備線」または「予備電源」から供給すること、のような意味として紹介されていたので、予備線のほうだとiPhoneの機能として当てはめづらかったこともあり「予備電源」のほうの意味について調べてみると、「常用電源」とは別に用意しておく電源、のような意味でした。
停電で常用電流の供給が止まった時、即時に電力の供給を続けるための蓄電池や自家用発電機。非常用電源ともいう。 (引用元)
「予備電力『機能』」
これを直接iPhoneに適用してしまうと、「エクスプレスカード用に別バッテリーがもう一つある?(米国版にはないのに?)」とも思ってしまうのですが、これはこれで他の機能差違もあるのでものすごく小さな専用バッテリーがあるかもしれません。
一方でさすがに完全別バッテリーがあるということはなさそうだと考えると、「予備電力が使える(予備電源が存在する)かのように振る舞う」、つまり「通常のバッテリーが使えなくなった(バッテリー切れになった)としても、エクスプレスカード用に別電源(=予備電源)を用意しているように振る舞うので、エクスプレスカードはまだ使えるよ」という機能ではないかと予想できます。
実は現在もiPhoneが起動できなくなったり、バッテリーが少なくなって終了してしまったとしても、エクスプレスカードの利用をしばらく継続することができます。しかし完全にバッテリー残量がなくなってしまうと利用できない、といった挙動です。ここがある程度改善されるのではないかと。
予想
今回の「予備電力機能付きエクスプレスカード」では、この「残っていれば」をより明確に「エクスプレス用にバッテリー残量を確保しておく/残しておく」機能を用意しているのではないかと予想できます。もしかすると、この「残しておくかどうか」が「機能の設定」として選択できるかも知れません。
またもちろんこちらとは独立して「電源をオフ(バッテリーは残っている)にしていても使える」という機能が用意されている可能性も引き続きあるかと思います(バッテリーを残しておくだけの機能であれば、iOSアップデートのみで対応できる可能性がより高いので)。ただこちらだけであれば、もう少し別の機能名でも良かったのではないか、という気もしてしまいます。
実際のこの機能の本当のところについてはAppleからの発表を待つこととなりそうです。
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