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最新版のChromeに、Windows標準のIMEである「MS-IME(Microsoft IME)」を使って日本語を入力している最中、「突然変換を確定した文字が消える」「文字を消してからEnterを押したとき、変換中の文字が消える」といった問題が発生しています。
ここのところ、最新版のChrome(バージョン 75系)で、複数のIME周りの不具合が発生しており、最近2つ(ATOKインライン入力できない問題・アドレスバー強制半角入力切り替え問題)紹介していましたが、今回はまた別のお話です。
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MS-IMEで確定した文字が消える
現在、手元の「Chromeの最新版(75.0.3770.100)」+「Windows 10 1809」+「MS-IME」の組み合わせで発生が確認できているのが、文字の漢字変換を確定した瞬間、入力していた文字(変換中の文字)が削除されてしまうという問題です。
具体的には、
- 1.キーボードでひらがなを入力する
- 2.スペースキーを押して変換する(※この手順を飛ばしても発生)
- 3.バックスペースキーで文字を削除する
- 4.エンターキーで変換を確定する
という手順を行うと、問題が再現できます。
ポイントは、手順「3.」の、文字削除です。これを行うと、問題が発生します。
本来であれば、「3.」で文字を削除した時点で変換中の文字として表示されている文字が確定されて、カーソル位置に挿入されるはずですが、エンターキーを押した瞬間、変換中の文字が全部消えてしまいます。
Chromeの問題
Chrome(Chromium)の不具合登録を確認してみると、次の登録を発見することができました:
こちらの内容が先ほどの「消えてしまう現象」に当てはまるようでした。
修正アップデートの予定について
そのページには、別の不具合登録に対する修正によってこの問題も直っていることがChromium Canary の 77.0.3831.0 で確認できた、との書き込みが最後に行われているので、既に修正の実装は済んでおり、今後のアップデートでその修正がリリースされる模様です。
このままであれば、Chrome 77(現在はChrome 75)で修正されるものと思われます。ただし、Chromeのリリースカレンダーによれば、Chrome 77の正式版(Stable版)のリリースは9月10日予定とされており、修正完了までしばらく時間がかかりそうです。
ただし不具合の重要性によってはその後、もっと手前のバージョンに取り込まれることもあるので、Chrome 76リリースの7月30日や、それより前に取り込まれて修正されることも考えられます(とはいえ6/25時点で不具合登録にそのような書き込みは見当たりませんでした)。
追記:修正アップデートが配信開始
9月11日(日本時間)、予定通りChrome 77が配信され、入力した文字が確定時に消えてしまう問題が修正されたようです。
Chromeを最新版にアップデートしてみてください。
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2019年6月26日(水) 10:21
そういうことだったんですね!
数日前からこれが起きて困ってまして、あなたのこの記事を発見し、現象回避できない物の、わかっただけでも助かりました♪
WordPressでブログを書き時に発生してやっかいに思ってました。
私の場合、現象発生箇所の2文字分後ろにカーソルが移動するみたいです。
現象発生時に、「あちゃ~、またか~」と思って反射的にDelete押したりすると既存の文章まで消してしまったり。厄介です(^^;
私も以前パソコンのコールセンターにいたので多少はわかっているつもりでしたが、リリース情報のナンバーまで確認しているのには頭が下がります。
いいブログですね♪
今後も見させて頂きます(^^;
2019年7月25日(木) 12:28
Chrome上でしか動作保証されていないwebサービスを使っていて、時々変換後、入力が消えてしまう現象に困っていました。原因が分かって安心しました。ありがとうございます。
2019年8月21日(水) 01:36
こんな現象はじめてだったし
調べてもins押したのが原因です。みたいなサイトしかなくて困ってましたw