PC版LINEアップデートで「文字が小さくなった」問題と現在可能な「文字サイズの変更方法」について

本日、PC版（Windows版）のLINEをアップデートしたところ、「突然も字が小さくなってしまった」「文字サイズが変更できなくなった」、というユーザーが増えています。

今までは、PC版LINE側で全体の文字サイズを変更するために利用できていた「画面サイズ」の設定が消えてしまいました

そのため、小さくなってしまった文字を、元の大きさに戻すことができません。

今回のアップデートは、Windows版LINEの「5.18.0」のアップデートですが、そのアップデートの説明の中に、「PC版LINEの解像度がWindows 10のディスプレイに自動で最適化」という項目があります。

v5.18.0
- Keepにリンクを保存できる「リンク」タブを追加
- テキスト変換時に言語を自動で検出
- 非表示に設定されたトークルームを[設定]から確認可能
- メッセージ入力欄に数式と最後に「=」を入力すると自動で計算
- PC版LINEの解像度がWindows 10のディスプレイに自動で最適化

この影響で、普段ノートパソコンなどで、表示スケールの設定で「150%」や「200%」を利用しつつ、PC版LINEは「画面サイズの設定」を使って文字サイズを大きくしていた、というユーザーにおいて突然文字サイズが変わってしまう影響が出たようです。

つまり、今回のアップデートで「PC版LINEの文字サイズ（解像度の倍率）」を「Windows側と自動的に揃える」変更が入ったものの、今までPC版LINEで設定できていた「画面サイズ」の設定通りの文字サイズが反映されず、倍率を揃えてくれるアップデートのはずが、今ひとつ大きくなってくれない状態になってしまっている模様です。

現在、Windows版LINEは「ver 5.18.0.1993」が最新版のようですが、トークルーム内の文字サイズであれば、PC版LINEの「設定」を開いて、「トーク」タブにある「サイズ」設定で「小・普通・大・特大」の中から、文字サイズを変更することが可能です。

しかしながら、あくまでトークルームの文字サイズしか変更できず、タイムラインや、トークの一覧などの表示サイズは小さいままになってしまいます。

そしてもうひとつ可能なのが、Windowsのデスクトップを右クリックして「ディスプレイ設定」をクリックすることで開くことができる、「設定」アプリ内にある「ディスプレイ」の設定から設定可能な、「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」の表示倍率を拡大（数字を大きくする）という方法となります。

しかしこちらを大きくすると、LINEアプリ以外の文字サイズも全て大きくなってしまうことと、Windows自体の文字サイズがどんどん大きくなるのに比べて、PC版LINE側の文字サイズがあまり大きくならず、相対的に小さい文字で表示されるという先ほど説明した問題があるため、「LINEアプリの文字サイズを大きくして元に戻したい」という要望をそのまま叶えることは、どうやらできないようです。

とはいえ、もともとの「画面サイズ」の設定では、「ディスプレイに基づく基本サイズ」や「100%」「150%」「200%」などをちゃんと選択でき、それに従ってかなり自由に画面を大きくすることができていたため、しっかりと今回のアップデート内容である「PC版LINEの解像度がWindows 10のディスプレイに自動で最適化」が動作し、自動で適切な拡大率が設定されてくれば、LINEアプリ内が少なくともWindows自体の表示文字サイズと合うサイズまで大きくすることは可能のハズであるため、今後のアップデートで何らかの文字サイズを揃えるための対応が行われるのではないか（現在の文字サイズが大きくならないのは不具合なのではないか）と考えられます。

したがって、現時点では、トークルームの文字サイズを変更して起きつつ、修正アップデートで文字サイズが大きくなるのを待つか、前のバージョンに戻るような形で設定項目が復活するのを待つ、というのが可能な一般的な対策となりそうです。