LINEの仕組み from did2memo.net

LINEの仕組みや使い方などについて詳しく解説します

【LINE】「バックアップされたトーク履歴が見つかりませんでした」エラーでトーク履歴が復元できない・トーク履歴のバックアップができていない等の原因や注意点などについて

LINE (1601) LINE-Android (216) LINE-iPhone (444)

iPhoneやAndroidスマートフォンの機種変更などに合わせてLINEの引き継ぎ作業を行ったり、不具合対策などでLINEを再インストールしたりした際などの再ログイン時に行う「トーク履歴を復元」機能にて、「バックアップされたトーク履歴が見つかりませんでした」と表示されてしまい、トーク履歴のバックアップからの復元ができない状態になってしまう場合があります。

この問題に遭遇し、「バックアップができていなかった」「トーク履歴が消えてる」「バックアップが消えた」「バックアップを取っていたのに復元ができない」などと困ってしまい諦めてしまう、というユーザーも少なくないようなのですが、実はバックアップできていなかった/復元できない、というのが誤解の場合があり、(条件にもよりますが、)復元に成功することも可能です。

今回は、この問題が発生してしまいやすい原因や対策、誤解に関する注意点などについて紹介します。

「バックアップされたトーク履歴が見つかりませんでした」エラー

iPhone版LINEおよびAndroid版LINEには、トーク履歴のバックアップ機能が搭載されています。

一度トーク履歴をバックアップしておくと、次回LINEアプリに再ログインする際に、バックアップしておいたデータから、トーク履歴を復元することが可能です。

注意すべきは「バックアップ先」

このトーク履歴のバックアップ機能では、トーク履歴が圧縮された上で、iPhone版LINEの場合は「iCloud」、Android版LINEの場合は「Googleドライブ」に保存されるのですが、この保存先の「取り違い」に注意が必要です。

原因1:Googleアカウント・Apple IDを間違えている

どこにトーク履歴が保存されるのか、というのをもう一段階詳しく説明すると、iPhoneの場合は「バックアップ時にiPhone本体でログインしていたApple ID」のiCloudにバックアップされ、Androidの場合は「バックアップ時に選択されていたGoogleアカウント」のGoogleドライブにバックアップが作られます。

つまり、利用しているアカウントに紐付くiCloudやGoogleドライブにバックアップされる、というわけです。

これは、復元時も同様です。復元時も、iPhoneの場合は「復元時にiPhone本体でログインしているApple ID」の、iCloudのバックアップデータが探された上で、見つかったデータからの復元を試みますし、Androidの場合は「復元時に選択したGoogleアカウント」の、Googleドライブのバックアップデータが探された上で、見つかったデータからの復元を試みます。

つまり、バックアップ時と復元時とで、同じApple ID/Googleアカウントを使用しなければなりません。

iPhoneやAndroidスマートフォンを買い換えた際(機種変更した際)にApple IDやGoogleアカウントを作り直していたり、複数のアカウントを使い分けていて、バックアップもしくは復元時に別のアカウントを使ってしまっていた、などの原因で、別のアカウントを使ってしまっているケースがあります。

そういったことがあると、バックアップデータを見つけることができず、「バックアップされたトーク履歴が見つかりませんでした」エラーになってしまいます。

バックアップに使ったアカウントの確認

新しい端末のLINEアプリでのログインをまだ完了しておらず、以前利用していた端末・LINEアプリがまだ利用できる場合は、バックアップに利用したApple ID、Googleアカウントを確認してみてください。

iPhoneの場合は、バックアップに使用したiPhone端末で「設定」アプリを開いた直後、一番上に表示される名前をタップすると、次の「Apple ID」という画面に表示された名前の下に、現在ログインしているApple ID(メールアドレス)が表示されます。

Androidの場合は、バックアップに使用したAndroid版LINEアプリを開いて、「ホーム」タブの「設定」から「トーク>トーク履歴のバックアップ・復元」画面を開き、「Google アカウント」という項目に表示されているメールアドレスを確認してみてください。

復元に使おうとしていたアカウントの確認

そうしたら、今確認したApple IDやGoogleアカウントのメールアドレスが、復元後も同じものを使えているのか、を確認します。

iPhoneの場合は、復元しようとしているiPhone端末で、先ほどと同様「設定」アプリからApple IDのメールアドレスを確認してみてください。

Androidの場合は、再ログイン後の「トーク履歴を復元」画面の「Googleアカウントを選択」ボタンでどのGoogleアカウントを選択したか、をよく確認してみてください。

もし一致していなければ、バックアップしたアカウントと復元に使ったアカウントが別のアカウントであることが、バックアップされたトーク履歴が見つからない原因であると考えられます。

原因1の対策

不一致を起こしていることが分かった場合は、バックアップしたときと同じApple IDやGoogleアカウントでログインして、改めてLINEの再ログインからのトーク履歴復元を試してみてください

なお、特にApple IDについては、iPhoneの引き継ぎを行う際に別のApple IDを利用してしまうと、他のアプリや購入履歴についても引き継ぎがうまく行かずに思わぬトラブルの原因にもなるため、メインで利用するApple IDを統一しておくことをおすすめします(なお、家族とiCloudアカウントやGoogleアカウントを共有して使う、同じのを使う、というのもいろいろなトラブルの元ですので、避けるようにしてください)。

原因2:バックアップしたと思っていても実はできていない

もう一つ注意すべきなのが、バックアップしたつもりが、バックアップできていなかった、というケースです。

トーク履歴のバックアップは、様々な理由で突然失敗してしまう場合があり、バックアップに失敗しても、特にエラーが表示されずに前の設定画面に戻ってしまい、成功したかのように誤解してしまう場合があります。

原因2の対策

そのため、トーク履歴のバックアップ画面をもう一度開き、「前回のバックアップ」というところにちゃんと日付が入っているか、「容量合計」に数字が表示されているか、を確認してみてください。

バックアップに成功していれば、バックアップ画面に前回のバックアップ時の情報が表示されるため、その表示状況で、バックアップが正しく完了できているかを確認することができます。

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