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本日2021年10月26日にリリースされた「macOS Monterey(macOS 12)」へのアップデート後に、今まで利用していた日本語入力ソフトウェア(Google日本語入力やATOK等)が突然削除されてしまった、使えなくなってしまった、等の問題が発生し、困ってしまうユーザーが増えているようです。
今回は、この問題の特徴と対策について紹介します。
※今回はGoogle日本語入力を例に紹介します。
目次
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Google日本語入力に切り替えられない
Google日本語入力などの日本語入力ソフトを追加でインストールして標準の日本語入力の代わりに利用していたユーザーの間で、macOS Monterey(macOS 12)へのアップデート(アップグレード)を行ったところインストールしていた日本語入力ソフトに切り替えられなくなった、という問題の報告が増加しています。
具体的には、今まで利用していた日本語入力ソフトから標準に戻されていて、メニューバーに表示されている入力モードのアイコンから切り替えようとしても、デフォルトの日本語入力(「日本語」と「ABC」しか表示されない)状態です。
この挙動に関して、まるでアンインストールされてしまった/非対応のようにも見えることから、「Google日本語入力が削除された」「ATOKが使えない」などの声が増えています。
原因
この症状は、日本語入力ソフトが削除されてしまった(アンインストールしてしまった)などという「消えた」わけではなく、入力ソースの設定がリセットされてしまった影響で発生しているものと思われます。
そのため、このリセットされてしまう挙動が意図したものなのか不具合なのかははっきりとしないものの、入力ソースの再追加を行うことで、再度利用可能となるようです(※再インストールでも復旧報告あり。ただし手間の大きさからするとまず再追加を試すのが良いかと思います)。
対策:再度追加する
再設定を行うには、まず画面左上のAppleマークのボタンをクリックして、「システム環境設定...」を開きます。
続いて、表示される各種設定項目の中から「キーボード」を開きます。
キーボード設定の画面で「入力ソース」タブを選択して、「+(追加)」ボタンをクリックします。
すると、入力ソースの追加画面が開くので、左側で「日本語」が選択されていることを確認しつつ、右に表示される、まだ追加されていない入力ソース(ここではGoogle日本語入力用の4つ)に関して、クリックして選択してから「追加」をクリックして、追加作業を行ってみてください(※Shiftキーを押しながら選択するとまとめて4つ選択して同時に追加することもできますし、1つずつ追加してもOKです)。
この変更を行うと、画面右上のメニューバー上の入力切り替えアイコンから入力方法を切り替えられるようになっており、今までのように標準以外の入力方法を利用することが可能となります。
付録:ATOK for MacのmacOS Monterey対応の記述
なお、切り替え可能となったとしてATOK for Mac自体がmacOS Montereyに対応しているのか、という懸念があるかもしれませんが、公式サイトを確認してみたところ、既に「macOS Monterey」が動作環境に追加されていることを確認できました。
macOS Monterey(12)、macOS Big Sur(11)、macOS Catalina(10.15)、macOS Mojave(10.14)
(引用元)
また、「macOS Monterey」での動作についてという情報も公開されており、基本的に「動作確認済みです」との記載がありつつ、確認されている現象も記載されているため、そちらも確認するようにしてみてください(アップデート直後に発生する今回紹介した問題については今のところ記載がないようです)。
付録:Google日本語入力の対応OS
一方、Google日本語入力の「システム要件」ページ(ヘルプ内)には、MacのoSに関する要件として次の記載があり、一応Montereyも該当はするものの(「以降」なので)、明確に動作確認などの記載はない様子です。
OS:Mac OS 10.9 (Mavericks) 以降 (10.8 以前のサポートは終了しております。)
(引用元)
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