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iPhoneのSafariに「詐欺Webサイトの警告」画面が表示され、ウェブサイトへのアクセスが遮断される場合があります。
これは「Safari」に備わっている「詐欺Webサイトの警告」機能によるもので、危険なサイトにアクセスしようとしたところを遮断してくれる機能です。
通常この警告画面が表示されたユーザーは、前のページに戻ったり、タブを閉じたりして、危険サイトへのアクセスを回避します(詳細はこちら)。
この「詐欺Webサイトの警告」は、詐欺サイトの「報告」を活用しつつ、その報告情報と「照合」することにより、実現されています。そういう仕組みで動作しています。
そのため、「報告」に基づくことで「間違い」が発生したり、「照合」を行う関係上、「アクセスの情報を外部に送信する」挙動があったりします。
そうした仕組みから、「間違い」に対しては「警告の解除を申請する方法」が用意されており、「アクセスの情報を外部に送信する」ことに関しては「送信しない選択ができるよう、機能を無効化する方法」が用意されています。
今回は、これらの「仕組み」および、「解除の申請」や「無効化」について、紹介します。
目次
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「詐欺Webサイトの警告」画面
一般的な対処法
この警告が突然表示されたユーザー向けの、表示の意味の解説や、対処法法の紹介等については、次のページで紹介しているので、そちらを参考にしてみてください:
なお、この警告はSafari独自の警告画面であるため、同じiPhoneであっても、iPhone版のChromeアプリからアクセスした場合には警告が表示されずにアクセスできる場合があります。ただしChromeでも同様に、警告画面(文言は異なります)が表示されアクセスが遮断される場合もあります。
「詐欺Webサイトの警告」の仕組み(報告情報を使用)
この「詐欺Webサイトの警告」機能は、詐欺サイト報告の情報を活用して実現されています。
アクセスしようとしたサイトを純粋に解析して「危険な動きをするサイトである」と判定している、というより、過去の報告実績に基づいて判定している、というような仕組みです。
この仕組みについては、警告表示に関連するヘルプページにて、次のように説明されています(前半部分に注目):
これまでに詐欺サイトとして報告されたことがある Web サイトに Safari でアクセスしようとすると、「詐欺 Web サイトの警告」と表示される場合があります。
(引用元)
解除申請を行う方法
したがって、場合によっては誤った報告などにより、「誤検知」が発生してしまう可能性があります。
そのため、自分のWebサイトにこの「詐欺Webサイトの警告」表示が表示されてしまい、何らかの誤検知ではないかと考えられる場合には、次の「虚偽Webサイトの警告についての確認を申請する」フォームから、申請を行うことが可能となっています。
フォームの名前には「虚偽Webサイトの警告」とありますが、これは「詐欺Webサイトの警告」画面の以前の名称です。
その名称が新しい名称に変更されないままとなっており、名前に食い違いが生じてしまっているようです。
このフォームは、次の「詐欺Webサイトの警告」、つまり、新しい名称のヘルプページからリンクされています:
アクセスしたサイト情報を送信
一方、Appleの「Safariとプライバシー」ページでは、Webサイトが不正かどうかを確かめる為に、GoogleセーフブラウジングやAppleなどにWebサイトのアドレスから算出された情報の送信や、IPアドレスの記録が行われる可能性などについて説明されています:
詐欺サイトの警告
詐欺サイトの警告が有効の場合、疑わしいフィッシングWebサイトを閲覧するとSafariは警告を表示します。フィッシングとは、ユーザ名、パスワード、その他のアカウント情報などの個人データを盗む詐欺行為のことです。詐欺サイトは銀行、金融機関、メールサービスプロバイダなどの正規のWebサイトを装ってユーザをだまそうとします。Webサイトを閲覧する前に、SafariはWebサイトのアドレスから算出された情報をGoogleセーフブラウジングおよびAppleに送信し、そのWebサイトが不正かどうかを確かめる場合があります。“設定”>“一般”>“言語と地域”で“中国本土”または“香港”を設定しているユーザの場合、SafariはTencentセーフブラウジングも使用してこのチェックを行う場合があります。実際にアクセスするWebサイトのアドレスは、閲覧を安全にするサービスのプロバイダには決して共有されません。情報が送信されるときに、Google(地域として“中国本土”または“香港”を設定しているユーザの場合はTencent)はあなたのIPアドレスも記録する場合があります。Safariの詐欺サイトの警告は、“設定”>“Safari”にアクセスし、“詐欺Webサイトの警告”スイッチをタップしてオフにすることで、いつでも無効にすることができます。
(引用元)
無効化する方法
そのため、プライバシーの観点から、提供する情報をユーザーが選択できるように、「詐欺Webサイトの警告」を無効化する(オフにする)方法が用意されています。
先ほどの説明文の末尾にある通り、無効化は、「設定」アプリを開いてから、「Safari」の設定を開き、「詐欺Webサイトの警告」の設定を「オフ」切り替えることで実施できます。
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