情報科学屋さんを目指す人のメモ

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【X(旧Twitter)】「Roast(ロースト)はアカウント乗っ取りされたりしない?安全なの?」について

Twitter (622)

ここ数日話題のAIサービス、通称「Roast(ロースト)」を試そうと思ったものの、「アカウント連携は乗っ取りされる恐れがあるから、診断系はやらない。本当に安全なの?」のように、アカウント連携によりアカウントが乗っ取られ、勝手に投稿されてしまったり、勝手にアカウントが乗っ取られてしまうことを恐れるユーザーが多く発生している模様です。

これまで「診断できる」サービスにXアカウント(以前はTwitterアカウント)を連携したものの、後から急にアカウントが乗っ取られてしまった経験や、そうした話を耳にした影響で、Roastについてもそのように思うユーザーが少なくないようです。

そうした「Xを乗っ取られるかもしれないのは怖い」と考えているユーザー向けの情報を紹介します。

※現在「Roast」として話題のサービスは、正確には「Twitter Personality」というサービスの「Roast」欄のことですが、本記事では、多くのユーザーから呼ばれている「Roast」呼びを行います。

※2024年8月12日時点のサービス仕様・情報に基づきます。

Roastはアカウント連携が不要で利用できるサービス

ここで重要なのは、X(旧Twitter)を診断できるサービスであっても、乗っ取りされる危険のある「アカウント連携」を行うものと、行わないものがある、という点です。

そして、現在話題の「Roast(ロースト)」は、アカウント連携が不要のサービスとなっています。

そのため、アカウント連携が悪用された結果、アカウントの乗っ取りが行われてしまう恐れのあるタイプのサービスではありません

もちろん、パスワードを入力する必要もないため、アカウントを利用する権利を渡す系のサービスではありません。

Roastではシェアも連携不要

よくある「勝手にツイートされた」系の乗っ取り被害ですが、Roastではアカウント連携を使用しません。

シェア機能(投稿機能)こそ用意されていますが、よくあるウェブサイトのシェアボタンと同じ仕組みとなっており、アカウント連携は不要です。

そのため、サービスを利用したことにより(連携したことにより)「勝手に投稿される」危険のないサービスとなっています。

気が付けばツイート権限が悪用され,診断サービスと全く違う宣伝を投稿されてしまう、といったことに対して安全なものとなっています。

「Wordware」の成長を狙うサービス

こうした特徴と関連するひとつの特殊な事情は、Roast(Twitter Personality)の開発者が、「Wordware」の拡大を狙っている人々である、という点です。

Roastは、「Woredware」というサービス作成サービスを使用して作成されており、Roastが話題になることにより、それがどう作られているのか、の部分に当たる「Wordware」にも注目が集まり、Wordwareの利用者の増加に繋がります。

実際、Roast(Twitter Personality)はWordwareのためのサイドプロジェクトであることが言及されています。

Wordwareが拡大し、Wordware社の企業価値が上昇することの方が遙かに莫大な金額を生み出す(資産価値が上がる)、そして、そちらを目指しているものと考えられるため、Roastだけで必ずしも大きな収益を上げる必要がない、という点はポイントのひとつとなります(※かといって、そうしたサイドプロジェクトが予定外の大きな赤字になってしまうのも、Wordwareの運営上困ってしまう可能性がありますが)

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