スポンサーリンク
Chromeの最新版(バージョン130)へのアップデート以降、Chromeで右クリックからリンクURLをコピーした際に、Chromeの上部に「リンクをコピーしました」という通知メッセージが表示されるようになりました。
邪魔になり得る位置に、それなりの秒数表示されるためか、一部のユーザーからは、「邪魔なので消したい」のような声も聞かれます。
今回は、この「リンクをコピーしました」表示を消す方法(表示されないようにする方法)に関する情報を紹介します。
スポンサーリンク
「リンクをコピーしました」が表示されるように
Chromeの最新のアップデート(バージョン130)を実施して以降、リンクを右クリックして「リンクのアドレスをコピー」を行った際に、画面上部に次の通知メッセージが目立つ形で数秒間表示されるようになりました。
リンクをコピーしました
ページの内容の一部やブックマークバー等と重なる位置にそれなりの秒数表示されなかなか消えないため、邪魔に感じて消したい、と考えるユーザーも少なくないようです。
※英語設定時は「Link copied」と表示されます。
※ページ内の文字列を選択した状態で右クリックをしたとき利用できる「選択箇所へのリンクをコピー」の場合には、「選択箇所にリンクをコピーしました」と、少し違和感のある内容のメッセージが表示されます(「選択箇所『への』リンクをコピーしました」?)。
※手元のストップウォッチで表示時間を計測してみたところ、通知表示が表示開始されてから消えるまで、約8秒でした。
無効化する設定は用意されていない
「消したい」と考えるユーザーが少なくない一方で、この新機能に対して、Chromeの通常の「設定」内に無効化・非表示化する設定は用意されていない模様です。
そのため、無効化することはできず、今後の表示デザインの改善や、フィードバック等による変更の撤回、もしくは、今後表示になれていくことを待つ、といった対処が基本となります。
chrome://flags での関連設定で非表示化が一応は可能
ただしあくまで用意されていないのは通常提供されている「設定」内であり、主に開発者等へ向けたものですが、「chrome://flags」にアクセスして表示される「Experiments」設定内に、この通知表示を無効化できる設定が用意されています。
すべて英語表記であり、「copy」などで設定項目を検索しても関連しそうな設定項目は見つけられませんが、次の設定項目が、表示と関連しています。
Top Chrome Toasts
Enables the use of toasts to present confirmation of user actions. – Mac, Windows, Linux, ChromeOS, Lacros
#top-chrome-toasts
今回の通知メッセージの表示形式は、「Top Chrome Toasts」と呼ばれているようで、あの場所に表示される通知自体を有効化・無効化・表示時間変更できるフラグとなっており、「Default」から「Disabled」に設定変更後にChromeを再起動することで、「リンクをコピーしました」メッセージが表示されなくなります。
しかし、この「chrome://flags」は、ページに書かれている次の注意書きにある通り、リスクのある設定項目である点に注意が必要です。
Warning: Experimental features ahead! By enabling these features, you could lose browser data or compromise your security or privacy. Enabled features apply to all users of this browser. If you are an enterprise admin you should not be using these flags in production.
また、いつまでも存在し続ける設定項目ではなく、あくまで一時的に用意されている設定項目である、というのが基本となるため、今後のアップデートにより設定項目が削除され、設定変更できなくなることが一般的である点にも注意が必要です。
スポンサーリンク
スポンサーリンク