情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

HDDの調子が悪い原因は電源にあった

HDD (4) Owltech (1) Seasonic (1) 電源 (2)

自作PCのハードディスク(HDD)が突然読み込めたり読み込めなかったりするようになってしまいました。最終的に電源を交換して復旧できたのですが、そのことについてメモしておきます。

HDDがおかしい

ハードディスクは、電源投入時にウイーンと言って回転を始め、決まった速度まで回転速度が上がります。これを「スピンアップ(スピンナップ)」と言うのですが、このスピンアップが何度も繰り返される状態になり、スピンアップに成功せず、HDDを認識できない状態になってしまったのです。つまり、やたらとHDDが大きな音を周期的に出していました。

また、認識できていないHDDは1台だけでなく最大合計3台でした。1台は完全に沈黙し、2台がたまにマウントできる状態でした。しかし、すぐに認識できなくなってしまいました。

スピンアップ失敗には心当たり有り

この状況を見て、「あ、電源っぽいな」と思いました。前にも同じようなことがあったからです。

そこで、電力使用量を減らしてみるために、接続していたHDDの台数を減らしてもう一度PCの電源を入れ直してみると、先ほどまで読み込めなかったHDDが再び安定して読み込めるようになりました

この時使用していた電源はこれの前のモデルです。

ZUMAX 425W ATX電源 ZU-425N
ZUMAX 425W ATX電源 ZU-425N

見ての通り3000円程度の安い電源だったため、調子が悪くなるのも当然な気がします。そこで、電源を買い直すことにしました。

新電源購入

そこで購入したのがSeasonic製のX-SERIES 660Wの電源です。

オウルテック シーソニック電源 660W 80PLUS GOLD SS-660KM
オウルテック シーソニック電源 660W 80PLUS GOLD SS-660KM

突然1万円越えになるのですが、静音性や安定性に定評がある電源です。見た目もカッコいいし、ケーブルは全て脱着可能なフルモジュールケーブルとなっているので、比較的すっきりします(ケーブルは少し固めなので取り回しにくいけど)。

電源交換

電源交換は大仕事となります。全ての電源ケーブルを外してから電源を交換して再配線するにはかなりの時間が必要です。

しかし、電源を交換して起動してみると、見事全てのHDDが何の問題もなく読み込まれました。やはり原因は電源だったようです。

結論

電源はとても大切です。そして、ケース同様にかなり使い回しが利くパーツなので、出し惜しみはせず、1万円台くらいのものを買うことをオススメします

と、3000円くらいの電源を使っていた自分が言っても説得力はないのかもしれませんが、今現在普段使いの自作PCは全てSeasonic電源化されました。

コメント(3)

  1. ななし
    2012年11月5日(月) 17:57

    これ、放電で解決しないですか?
    電源コード抜いて数秒電源ボタン押した後に電源コードつないで起動。
    私はそれで解決しました。

  2. did2
    2012年11月5日(月) 21:15

    >ななしさん

    アドバイスありがとうございます。ただ、既に古い電源は捨ててしまったこともあり、実験できません;

    というわけで、この記事にたどり着いた方は是非お試し下さい><

  3. 通りすがり
    2015年11月15日(日) 22:04

    なるほど。「スピンアップに成功せず」というのがいかにもなんですね。
    こういう場合にはSMARTの3、10、11、199のカウントのチェックも有効かもしれませんね。

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