情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

Adobe Premiere+Adobe Encoreで作成したDVDの音声がPowerDVDで再生できなかった原因

Adobe Encore (3) Adobe Premiere (6) ImgBurn (3) 結婚式動画 (4)

Adobe Premiere→Adobe Encore→ImgBurnという工程で、製作した動画を、DVDに焼いたのですが、確認のためにPowerDVD 13で再生しようとしたところ、音が聞こえませんでした。この原因と対策について、書き残しておきます。

音が出ない

DVDを再生してみても、音が出ませんでした。

音のデータを.isoファイルに入れ忘れたのかと、最初に思ったのですが、PowerDVDで再生情報を表示してみると、オーディオコーデックは、Dolby 192kであり、DVDにオーディオデータが記録されていないわけではなさそうでした。

Dolbyは、DVDの音声圧縮方式としては特殊でも何でもないもので、再生できないのはおかしい、と思ったのですが、どうも再生できません。

「PowerDVD x Dolby x 音が出ない」

そこで少し検索していると、次のページが見つかりました。

S/PDIFに出力したときに、ブルーレイの音声が出ないのはどうして?という質問なのですが、ちょうどPowerDVDを使っていることに加えて、Dolbyであり、私の出力先も光出力(S/PDIF)と、条件も揃っていました。

対策

その掲示板でのやりとりによれば、どうやらPowerDVDは、Dolbyオーディオを、ソフトウェアでリニアPCMにデコードするか、パススルーにするかをWindowsの設定でコントロールしており、これを変更することで直るのではないか、となっていました。

WinDVDやTotalMedia Theatreなんかだと、音声出力でSPDIFを選んだ時にパススルーにするかソフト側でデコードしてリニアPCMにするかはDVD再生ソフトの設定画面で選択できるんですけど、PowerDVDの場合にはOS側で設定するみたいなんですね。
そこらへんが原因かな、と。 引用元

そこでそこで指示されているとおり、タスクトレイ(画面右下の、いろいろなアイコンが並んでいるエリア)音量アイコンを右クリックして「再生デバイス」をクリックし、「サウンド」の「再生」タブを開きました。デバイス一覧の中の、S/PDIF出力をしているインタフェース「Realtek Digital Output(Optical)」を右クリックして「プロパティ」を開きました。

adobe-premiere-encore-powerdvd-dvd-audio-failure-device-list

そして、「サポートされている形式」を開いて、次のように変更しました。

adobe-premiere-encore-powerdvd-dvd-audio-failure-support-type-settings

  • エンコード形式
    • DTS Audio: オン→オフ
    • Dolby Digital: オン→オフ
    • Microsoft WMA Pro Audio: オフのまま
  • サンプルレート
    • 44.1 kHz: オフ
    • 48.0 kHz: オン
    • 96.0 kHz: オフ
    • 192.0 kHz: オフ→オン(不要かも?)

再生成功

この状態で、一度PowerDVDを再起動して、もう一度DVDを再生してみると、無事、再生できました。

コメント(0)

新しいコメントを投稿




  • カテゴリ ナビ
  • 著者紹介

    ブログが趣味で、スマホアプリの利用中に発生するトラブルや不具合の対策手順や障害情報、 設定の変更方法などについて、解説記事をよく書いています。

    自分が困ったことをブログに書けば、次に困る人の参考になって、みんながみんな同じ苦労をせずに済む、というのが原点です。

    最近の関心は、スマホやパソコンが苦手な人の行動や思考、そしてそんな人を手助けする方法です。

    Amazonのアソシエイトとして、did2は適格販売により収入を得ています。

    RSS | Facebook | Twitter | About