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ここ数日、結婚式の二次会に使う動画の製作を手伝っていました。せっかくなので、そのあたりのことをいろいろ記事にしたいのですが、まず最初に、どんな動画を作って、どんな動画ソフトを、それぞれどんな目的で利用したかをここで紹介しておきます。
有料ソフトもありますが、試用期間30日もあれば結婚式の動画の製作には十分なので、実質的に無料のような気もします。わざわざフリーソフトにこだわることもないかと。
目次
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参考にした動画
作った動画そのものはお見せできませんが、基本的に次の動画をベースにしました。
※ここまで注文の多い(←見れば分かる)素材動画の撮影・収集はさすがにしていませんが…
動画製作概要
これをベースに、ソフトウェアの使い方の調査からDVDへの書き出しまで、人数は2人、期間は4日間(2休日2平日)で動画を制作しました。
編集技術は低くとも、集まった素材動画の出来が極めて素晴らしかったため、そこそこのものができたと思います。
新郎新婦友人から集まった素材動画ファイルは、100個以上だったと思います。形式がばらばらなのも特徴です。
必要な構成要素と作りたい動画の特徴
今回作成する動画に必要な技術的要求や、制作にあたってのポイントは、以下の通りでした(小さいものは除いています)。
- 動画をタイル上に敷き詰めたい(最重要)
- 動画はみんなに撮影してもらっているので、サイズ・形式がバラバラ
- 音楽はヘビーローテーションだけなので楽
- 写真をぱっぱと切り替える高速なスライドショーを入れたい
- エンドロールを入れたい
- ダンス動画なので、音楽とダンスをちゃんと合わせたい
- 最終的に、DVDに焼いて提出(DVDプレイヤー用にする)
利用したソフト一覧
今回、動画製作に利用したソフトの一覧です。
2人で役割分担する都合と、動画編集が2人とも初めてなのにもかかわらず作業時間が4日のみ、という状況があって、ドタバタな中、作業効率を上げるべく、複数のソフトを使い分けました。
利用したソフトウェアは、以下の通りです。
- Adobe Premiere CC (2015)
- CyberLink PowerDirector 14
- Microsoft PowerPoint
- Bolide SlideShow Creator
- Adobe Encore CS6
- ImgBurn
- Dropbox
各利用ソフトの使い分け
各利用ソフトについての使い分けと概要は以下の通りです。
Adobe Premiere CC (2015)
メインで利用した動画編集ソフトは、Adobe社製の Premiere です。
Adobe Creative Cloud[2015年度版]12か月版 Windows/Mac対応 [オンラインコード]
素材動画や、別のソフトで作成した動画、音楽データを、画面・時間上に配置していくのに利用しました。
何分何秒から、どの動画を、画面のどこに表示する、などを、自由自在に設定できます。
プロ向けソフトで、ちゃんと各機能を使いこなせば何でもできる一方で、他のソフトなら簡単にできる部分は他のソフトに任せ、それらをまとめ上げるソフトとして利用しました。
30日間無料で全機能が使えるので、今回のような一発作りたい場合には、フリーソフト同様に、無料で使えます。
※自分はもともとCreative Cloud会員なので、ダウンロード・インストールして終わり、でした。
CyberLink PowerDirector 14
このソフトは、これ単独で動画制作を完結できるソフトなのですが、今回は要求にあった「動画を一画面に並べる」を簡単に実現するために利用しました。
3x3や4x4などのグリッド表示、リサイズ、配置時のスナップ(境界にピッタリ吸い付くこと)が簡単に可能で、とても扱いやすかったです。
PowerDirector 14 Ultimate Suite 64bit版 [ダウンロード]
今回、無料版を使ったので、冒頭数秒間に「PowerDirectorで編集」という透かしが入ってしまうのですが、その透かしの入った動画をPremiere側でタイムライン上に載せていく際に、その透かしが入る冒頭数秒部分を切り落としてしまうため、特に問題になりませんでした。
Microsoft PowerPoint
冒頭のタイトル表示や、合間合間のメッセージ表示、エンドロール表示など、文字が表示される部分の作成に、PowerPointのアニメーション機能と、.wmvファイルへの書き出し(保存)機能を利用しました。
技術担当だった自分からすると、デザインや雰囲気に直結する部分を分担するのに、PowerPointは絶妙でした(インストール済みだし)。
PowerPointから作成した動画も、Premiere上で、配置していきました。
Bolide SlideShow Creator
たくさんの写真を高速でスライドショーさせる動画を作るのには、Bolide SlideShow Creatorを使いました。
自分が選んだソフトではないので、詳細は若干分からない部分が大きいのですが、これで大量の画像ファイルからスライドショーを作ってもらって(8分くらいの動画ファイル)、それを11秒程度に圧縮して配置しました。
受け取った動画ファイルでは、スライドショーにフェードインフェードアウトがかかっていて、高速でスライドショーさせるのに不向きになるかと思ったのですが、かなり良い感じになりました。
Adobe Encore CS6
ここまで紹介したソフトウェアの組合せで、動画が完成するのですが、最終的にDVDにするために、このAdobe Encore CS6を使用しました。
Adobe Encore は、Adobe Creative Cloud に含まれています。
このEncoreから、DVDを焼く事もできるのですが、再生に失敗してしまったので、最終的にEncoreでは、.isoファイルを作成するにとどめました。
ImgBurn
そして、その.isoファイルを最終的にDVDに焼くのに、古い気もするライティングソフトのImgBurnを利用しました。
Windows 10 でも、問題なく利用できました。
Dropbox
最後に、動画編集そのものとは関係ありませんが、素材ファイルの共有・送受信には、Dropboxを利用しました。
現在新規アカウントを作成しても、2GBしか無料では使えませんが、転送・使用済みの素材ファイルを移動するなどして、うまくやりくりしました。
使い分けで効率UP!
初めての動画編集を終えたばかりで言うのもなんですが、Adobe Premiere (もしくはPowerDirector)のような、高機能な動画編集ソフト「1つ」だけで頑張るのではなく、適材適所でいろいろなソフトを使い分けた方が絶対に良いと思いました。
それぞれの工程に適したアプリは、検索するといろいろ出てくるので、ソフトウェアに縛られずに、簡単な方法を探すことが、ソフト使い分けへの近道だと思います。
あ、After Effects、使ってみたいです。
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