LINEの仕組み from did2memo.net

LINEの仕組みや使い方などについて詳しく解説します

「LINEモバイルでTwitterアプリが使い放題になる」の誤解について(カウントフリーの対象範囲の注意事項)

LINE (1618) LINEモバイル (5)

LINEモバイルのコミュニケーションフリーを使えば、Twitterアプリが使い放題になる」というのは、実際のLINEモバイルの使い放題機能(カウントフリー)からすると、誤解を含んでいます

もし、iPhoneの設定画面からTwitterアプリの通信量を確認していて、それが無料(カウントフリー)になると思っているとしたら、それはたいていの場合「誤解」です

LINEモバイルでのカウントフリー対象範囲と、Twitterアプリが行う「2種類の通信」について、紹介します。

ある月、「Twitterアプリでの通信量が2GB」だったとします。LINEモバイルのSIMを契約して、その2GBがノーカウントになるのか、というと、そうは話が簡単ではありません

naver-line-line-mobile-free-twitter-traffic-sample

LINEモバイルの「カウントフリー」

LINEモバイル最大の特徴が、LINEを中心とした、SNSアプリの通信量が毎月のデータ量にカウントされず、使い放題である点です。

これが、そのような「無料通信」のことを、LINEモバイルでは「カウントフリー」と呼んでいます。

Twitterアプリの「モバイルデータ通信」すべてが無料になるわけではない

日頃から、通信制限に悩んでいる人であれば、どのアプリが通信量をたくさん使っているのかを確認したことがあるかもしれません。

iPhoneの設定から、「モバイルデータ通信」の画面を開くと、次の通り、Twitterアプリが使った通信量がわかります。

naver-line-line-mobile-free-twitter-traffic-before

ここには、571MBと表示されています。

LINEモバイルにすれば、この571MBがノーカウントになる、というわけではありません

LINEモバイル(コミュニケーションフリープラン)で無料となるのは、「Twitter『アプリ』」の通信量ではなく、「Twitter『サービス』」の通信量です。

実は、Twitter「アプリ」の通信には、(1)Twitter「サービス」の通信と、(2)その他のページとの通信、の2種類の通信があるのです。

このあたりを、順を追って説明します。

カウントフリーの対象範囲

まず、LINEモバイルの「カウントフリー」の対象範囲について、公式情報を確認してみます。

LINEモバイルの「コミュニケーションフリー」プランでは、Twitterの以下の通信が、カウントフリー(使い放題)対象となります。

【表 2】「Twitter」「Facebook」の利用におけるカウントフリー対象表

Twitter
タイムライン画面の表示・投稿(画像・動画含みます。)
「ホーム」「ニュース」「通知」の画面表示
メッセージ機能のご利用
プロフィールの編集

Facebook
タイムライン/ニュースフィード画面の表示・投稿(画像・動画含みます。)
「リクエスト」「お知らせ」「その他」の画面表示
プロフィールの編集

※Facebook Live(Facebook 上でのライブストリーミング動画)、Facebook が提供するMessenger 及び Twitter のライブストリーミング動画(Periscope)のご利用に伴い発生するデータ通信量は、カウントフリーの対象外となります。また、外部リンクへの接続はカウントフリーの対象外となります

ポイントは、最後の「外部リンクへの接続はカウントフリーの対象外となります」です。

Twitterから開いたページは対象外

Twitterを使っていれば、ツイートにあるURLリンクをタップして、ニュースサイトやブログサイト、画像サイト、動画サイトなど、「Twitterではないサイト」開くことは少なくないと思います。

これがまさに「外部リンクへの接続」であり、カウントフリーの対象外なのです。

これが先ほど紹介した、「(2)その他のページとの通信」の正体です。これは、カウントフリーになりません。

Twitter「アプリ」を使っていても・・・

あくまでカウントフリーとなるのは、Twitter「サービス」の機能である、「ツイートを表示する・投稿する(タイムラインを閲覧する)」という行為です。

Twitter「アプリ」を使っていても、Twitter「サービス」の外に出た場合は、カウントフリーにならないので、注意が必要です。

「モバイルデータ通信」画面の通信量には「外部リンクへの接続」の通信が含まれる

そして最大のポイントが、先ほど571MBと書いた、Twitterアプリのモバイルデータ通信の通信量表示は、その無料対象外の「外部リンクへの接続」での通信量を含む、という点です。

先ほど「571MB」を表示させたとき、Twitterアプリ内で別のサイト(このブログ)を開いていました。そのまま、ツイートを一切見ること無く、このサイトを3分間ほど閲覧してみます。

2016-09-05 23.37.47

そして、もう一度「モバイルデータ通信」の通信量を確認してみます。

naver-line-line-mobile-free-twitter-traffic-after

すると見ての通り、外部サイトの閲覧もモバイルデータ通信の通信量としてカウントされており、通信量が583MB、つまり12MB増えています。

この通り、Twitterアプリの通信量表示には、ツイートのリンク先を見た通信量も入ってしまっています

そしてLINEモバイルでは、その通信は無料(カウントフリー)の対象外なのです。

なので、そこに表示された571MBや583MBという数字通りがカウントフリーになるわけではありません

というわけなので、例えば「(1)Twitterの通信量表示には、外部リンクへの接続が含まれないから、全部カウントフリーだ」や、「(2)Twitterの通信量表示に外部リンクへの接続が含まれるのは知っているけど、Twitterアプリを使ったらカウントフリーなんでしょ」というのは、どちらも誤解です

まとめ「ツイートは見放題だが、リンクに飛ぶとGBが減る」

これを簡単にまとめてしまうと、「ツイートは見放題だけれど、リンクに飛んだ先を見ると残り通信量が減って、通信制限に近づくよ」、というわけです。

決して、「Twitterアプリが使い放題」という意味ではありません。これは、Facebookのカウントフリーや、LINEアプリのカウントフリーについても同様です。

LINEアプリ経由で友だちから共有された外部リンクへの接続、LINEアプリ内でも LINEトーク画面等に配信されるライブストリーミング動画(LINE LIVE機能)のご利用及びLINE株式会社が提供する「LINE」アプリ以外のアプリサービスのご利用は、カウントフリー対象ではありません。

LINEモバイルの発表やニュース記事を見て「Twitterしか使わないから使い放題」と思った人は、注意が必要です。「Twitterしか使わない」が、「外部サイトのリンクを一切見ない」ならセーフなのですが、なかなかそういう人も少なくないと思いますので

コメント(0)

新しいコメントを投稿