スポンサーリンク
iPhone 7 Plus を購入したので、iPhone 6s Plus のデータをiTunesを使って暗号化バックアップして、iPhone 7 Plusに丸ごとコピーしました。
その際の手順をここで紹介します。
ポイントは、良く言われる「暗号化バックアップ」による「手動バックアップ」だけでなく、それとは別に、「アプリデータバックアップ」を行うこと、さらにそれに加えて「写真バックアップ」もすること、つまり、少なくとも3種類のバックアップ操作をするというのがポイントでした。
LINEのトーク履歴もばっちり引き継がれました。やはり、iTunesを使った引き継ぎが簡単です。
目次
- 1. 参考資料
- 2. iTunesを最新版にする
- 3. iPhoneの設定をバックアップする
- 4. アプリデータをバックアップする(同期する)
- 5. 写真をバックアップする
- 6. パソコンからiPhoneを抜く
- 7. iPhone 7 にSIMカードを移す
- 8. iPhone 7 の初期設定を進める
- 9. 復元する
- 10. 復元完了
- 11. 「アップデートが完了しました」
- 12. Apple IDへのログイン
- 13. iCloud設定をアップデート中・・・
- 14. Siriの設定
- 15. 新しいホームボタンの紹介
- 16. ようこそiPhoneへ
- 17. アプリを復元する
- 18. LINEの初回起動
- 19. 感想:2回目はスムーズだった
スポンサーリンク
参考資料
基本的に、昨年実施したiPhone 6 Plus → iPhone 6s Plus の引き継ぎ手順を参考にしました。
ただし、去年その作業を実施したのと同じPC・同じiTunes(アップデートはした)を使ったので、重複する作業で、2回目ならではの挙動の違いがありました。
なので、iPhone 6s Plusのときの記事のほうが参考になると思います。
iTunesを最新版にする
Windows 10 PCのiTunesを、「Altキー>ヘルプ>更新プログラムを確認」から、iTunesが最新版(12.5.1)になっていることを確認しました。
新しいiOS、新しいiPhoneを扱う上で、最新版にするのは必須です。アップデートしましょう。
iPhoneの設定をバックアップする
ここから、バックアップを始めます。
機内モードにする
バックアップなどの途中で余計なことが発生しないように、バックアップ対象のiPhoneを「機内モード」に切り替えました。iPhoneしか持っていないのであれば一時的に連絡が取れなくなりますが仕方ないということで。
iPhoneをPCに接続する
そうしたら、iPhoneをPCに接続します。
このとき「iPhoneソフトウェアの最新バージョン(10.0.2)があります」と表示されたのですが、時間がかかってしまうので、ここは一度「キャンセル」で回避しました(10.0.1)。
バックアップを開始
接続したiPhoneの設定画面を開いたら、「バックアップ」のところにある「自動的にバックアップ>このコンピュータ」を選択して、「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックが入っていることまで確認します(以前にもバックアップしたので、そのまま設定は残っていた)。
その状態から、「今すぐバックアップ」をクリックしました。
これで、iPhoneのデータがパソコン側にバックアップされます。
「バックアップ中・・・」の表示が終わるのを待ちます。
アプリデータをバックアップする(同期する)
次に、今度は「アプリ」のデータを、iTunesにバックアップ(同期・転送)します。
この「アプリの同期を明示的にやろう」という作業は、特に前回の作業を参考にして実施したところです。
Altキーを押してメニューバーを表示して、「ファイル>デバイス>購入した項目を"○○"から転送」をクリックします。
すると、「このコンピュータは、iPhone"○○"にインストールされている App を使用するための認証が解除されています。iTunes Storeで購入した項目を使用できるように、このコンピュータを認証しますか?このコンピュータを認証しないと、"755"を含む269本のAppがiTunesライブラリに転送されません」と表示されました。
そこで、「認証」をクリックして、Apple IDでのログインをしました。
すると今度は「ほかのデバイスに送信された確認コードを入力してください」が表示されたので、Macに表示された番号を入力して「次へ」へ進みました。
すると、「このコンピュータは既に承認済みです」と表示され、認証が完了しました。
OKで閉じた後、もう一度、「ファイル>デバイス>購入した項目を"○○"から転送」をクリックしました。
すると、購入した項目の転送が始まります。
ただこれ、前回実行したときは初回だったからか、ちゃんと時間をかけて同期されたのですが、今回はものすごく短い時間で終わってしまいました。
写真をバックアップする
続いて、ここも去年の作業手順を参考にした結果、写真も別途バックアップすることに(さらにその元は、ソフトバンクのヘルプサイトだかを参考にした結果だったような記憶>写真のバックアップ)。
ただこの写真のバックアップ、前回同様、iCloudフォトライブラリに任せてしまいました。
有料会員になって、普段からすべてiCloud上へバックアップしています。
なので今回特に作業はしませんでした。iCloudなんて使ってられるかー、という場合には、パソコンにコピーしちゃうというのもいいと思います。
パソコンからiPhoneを抜く
ここでバックアップは終了して、パソコンからiPhoneを抜きました。
iPhone 7 にSIMカードを移す
機種変更の時、店員さんに「アクティベーションは自分でやりますか?」と言われて「はい」と答えた結果、SIMカードがまだ古いiPhoneに刺さっていたので、今回自分で差し替えました。
ひとまずこれをやらないと、この先アクティベーションができないので。
iPhone 7 の初期設定を進める
さて、続いてiPhone 7 の初期設定を進めます。
まだ、パソコンには接続しません。
電源を入れたら、「日本語」「日本」「日本語かな・English (Japan)」「Wi-Fi選択」を済ませて、アクティベーションを実施します。
アクティベーションが終わったら、「位置情報サービスをオンにする」を選択して、Touch IDの設定で、指紋を登録します。
「パスコードを作成」でパスコードを設定して(4桁にしたいときは、小さい文字の「パスコードオプション」をタップしてから「4桁の数字コード」を選択します)、先に進みました。
復元する
すると、いよいよ「Appとデータ」という、データの引き継ぎに関する画面が表示されます。
Appとデータ
- iCloudバックアップから復元
- iTunesバックアップから復元
- 新しいiPhoneとして設定
- Androidからデータを移行
復元とは?
あなたの個人データおよび購入済みコンテンツが自動的にデバイスに追加されます。
ここでは、「iTunesバックアップから復元」をタップします。
すると、「iTunesに接続」という画面が表示されるので、ここではじめてパソコンに接続します。
iPhoneの画面上は、「iTunesに接続済み」の表示に変わります。
そうしたら今度はWindows上に、「新しいiPhoneへようこそ」が表示されるので、「このバックアップから復元」を選択して、復元するデータを選択して、「続ける」をタップします。
※復元するデータを選択する際は、別の家族や古いバックアップを間違えて使ってしまわないように、「前回のバックアップ」の表示が「今日(バックアップした時刻)」になっているかを確認してください。
すると、「iPhoneソフトウェア使用許諾契約」が表示されるので、「iPhoneソフトウェア使用許諾契約を読んだ上で同意します」にチェックを入れて「続ける」をタップします。
ここではじめて、「iPhoneのバックアップのロックを解除するパスワードを入力します」が表示されるので、暗号化バックアップのときに使ったパスワードを入力して、「OK」をクリックします。
パスワードが合っていれば「iPhoneをバックアップから復元中」が表示され、バックアップからの復元が開始されます。
復元完了
バックアップからの復元が完了すると、「パスコードでロックされているため、iTunesはこのファイルに接続できませんでした。iTunesで使用できるようにするには、最初にiPhoneでパスコードを入力する必要があります」と表示された状態で止まると思います。
そうしたら、iPhone側を操作して、「ボタンを押してアップグレード」をタップします。
すると白背景に黒いリンゴの画面で、最終処理が進み始めます。そのまま待ちます。
「アップデートが完了しました」
すると、最終的に次の画面が表示されます。
アップデートが完了しました
iPhoneは問題なくアップデートされました。
あといくつかの手順で終了です!
[続ける]
「続ける」をタップします。
Apple IDへのログイン
まず、「Apple IDのパスワードを入力してください」と言われるので、入力して「次へ」をタップします。
すると、「Apple ID確認コード」の画面が表示されるので、別のデバイスなりに届いたコードを入力します。
Apple ID確認コード
確認コードを含むテキストメッセージをiOS 10またはmacOS Sierra 移行を搭載したデバイスに送信しました。続けるにはコードを入力してください。
[コードが届いていない場合]
[キャンセル]
ここで届いていれば数字を入力するだけなのですが、届いていなければ、「コードが届いていない場合」をタップします。
すると、「コードを受信されませんでしたか?」が表示されます。
コードを受信されませんでしたか?
確認コードは、iOS 10またはmacOS 10.12移行を搭載したデバイスに送信されます。新しいコードを送信できます。また、信頼できる電話番号で受信することもできます。
[新しいコードを送信]
[○○○○○○12へコードを送信]
[キャンセル]
上から2番目の「伏せ字+番号」へコードを送信、というのが、登録されている電話番号にコードを送信してくれる機能なので、それを選択します。
すると、「お客さまのApple ID確認コードは次の通りです」というSMSが送信されてくるので(今回+44 7786 205094 より)、その番号を、次の画面に入力します。
2ファクタ認証
確認コードを含むテキストメッセージを○○○○○○12に送信しました。続けるにはコードを入力してください。
[___ ___]
[確認コードを受信されませんでしたか?]
入力すると、自動的に先に進めます。
さらに「確認コードを受信されませんでしたか?」をタップすると、
コードを受信されませんでしたか?
確認コードを受信されなかった場合は、新しいコードを送信するか、音声通話によって新しいコードを受け取ることができます。
[新しいコードを送信]
[音声通話で発信]
[この番号は使用できません]
[キャンセル]
だんだんと、Apple IDのパスワード忘れに近い展開になりつつあるので、とりあえずここで深追いは止めて、番号を入力して先に進むことにしました。
iCloud設定をアップデート中・・・
「iCloud設定をアップデート中・・・」がしばらく表示されます。
Siriの設定
続いて、Siriの設定画面が出てくるので、「Siriを設定」をタップしました。
新しいホームボタンの紹介
続いて、「新しいホームボタンの紹介」という新しい初期設定画面が表示されるので、「開始」をタップしました。
最初に「クリックを選択」で、3つの選択肢から選ぶことになるのですが、これは、押したときに本体が振動する強さ(弱い順に1,2,3)を設定する画面です。私は「2」のまま、「次へ」をタップしました。
ようこそiPhoneへ
すると、「ようこそiPhoneへ」画面が表示されるので、「さあ、はじめよう!」をタップしました。
アプリを復元する
この時点で、アプリなどが「待機中」表示になってしまっていました。
ここで、iTunes側で表示されていた「やり直す」をタップして、再度iTunesに接続しておきました。アプリはこのとき次々「読み込み中」になっており、つぎつぎアプリが正常な状態へ戻っていきました。
iTunes側のコピー中表示が全て終わっても、「読み込み中」の表示は続くので、一通り「読み込み中」のアプリがすべて消えたら、接続を解除します(めちゃくちゃ時間がかかるので、自分はここで就寝しました)。
LINEの初回起動
翌朝、アプリの状態を確認しました。
特筆すべきはやはりLINEです。
何かと失敗しやすいLINEの引き継ぎですが、引き継ぎ後に起動すると、「本人確認が必要です」画面が表示されました。
本人確認が必要です
既存のLINEアカウントを使うためには本人確認をしてください。
新しいアカウントを作る場合は「初期化」ボタンを押してください。
[本人確認する」
[初期化]
ここではもちろん「本人確認する」をタップして、メールアドレス(入力済み)とパスワードを入力して「OK」をタップしてログインしました。
次に、「2段階認証」画面が表示されます。
2段階認証
アカウントの引き継ぎを続けるためには?
これまで利用していたスマートフォンでLINEが利用できる場合、
1.そのスマートフォンでLINEを起動して、[設定]>[アカウント引き継ぎ設定]で[アカウントを引き継ぐ]をONに変更してください。
2.この画面の[続行]ボタンを押して下さい。
または、[認証コードを受け取る]ボタンを押して、LINEやSMSに送られる認証番号を使って引き継ぐことも出来ます。
[続行]
[認証コードを受け取る]
[他の方法でアカウントを引き継ぐ]
今回、事前設定のことなど忘れていたので、「認証コードを受け取る」をタップしました。
すると、メッセージに「2段階認証コード」が届きました。
それを次の画面に入力して、「OK」をタップしました。
2段階認証
[2段階認証コードを入力]
2段階認証コードを入力して下さい。
以下の方法で2段階認証コードを送信しました。
・LINEに登録している電話番号宛にSMSで送信
・お客さまのLINEアカウント宛にトークで送信
LINEに登録されている電話番号が現在利用できない場合(解約済など)はSMSを受け取ることができませんので、LINEのトーク画面で2段階認証コードを確認してください。
[2段階認証コードを再送]
[OK]
無事引き継ぎ完了
こうして、無事トークが全て引き継がれました。
感想:2回目はスムーズだった
2回目だったので作業メモが残っていたことと、そのときの設定が残っていたりしたのとで、かなり楽に移行作業ができました。
とりあえずさらにその前提となることですが、パソコンを持っていることと、古いiPhoneを下取りに出さず手元に置いていること、やはりこの2点が安心度の高いデータ引き継ぎをするための重要条件だと思いました。最悪なんとかなるだろう感高いです。
なんとかならない、と言えば、iTunesの暗号化バックアップのパスワードは忘れないようにしてください。今後も(わざわざ変更していない限り)そのパスワードを使います。次回またバックアップし直すからと言って、前のパスワードを使わずに新しいパスワードを使って新規にバックアップを作る、ということはできなかったはずです。忘れないように気をつけてください。
スポンサーリンク
コメント(0)
新しいコメントを投稿
|HOME|
『iPhone 7で「スクリーンショットが出来なくなった」の声の分析と原因および対策』 OLD >>
スポンサーリンク