スポンサーリンク
現在、北朝鮮を震源とする人工的な地震が核実験なのではないかとニュースになっています。また、その地震について、震源の深さ0キロメートルと言われていることから、「地下じゃないってこと?」「地上で実験して放射性物質がばらまかれたのではないか」「今日外出して大丈夫なのか」「対策はどうすれば良いのか」「汚染されるのか」などと話題になっていました。
これについて、「0キロメートルって、数百メートル以内や○○キロメートル未満なら0キロメートル扱いされるのではないか」「過去日本にどんな影響が出たのか」が気になったので、昨年2016年9月9日の核実験の情報について調べてみたことをメモしておきます。
スポンサーリンク
今回の気象庁の発表
気象庁は、今回の地震について、以下の通り発表しています。
気象庁で分析したところ、震源の位置等は以下のとおりと推定されます。
発生時刻: 12時29分57秒
北 緯: 41.3°
東 経: 129.1°
深 さ: 0km
マグニチュード: 6.1
(北朝鮮付近を震源とする地震波の観測について(PDF))
前回の核実験の影響
前回2016年9月9日に行われた核実験が日本に与えた放射の影響については、原子力規制委員会の観測結果があり、そのときは、「9月9日から9月16日までの間、全国的にすべての測定値に関して異常な値は検出されませんでした」とされていました。
強化されたモニタリング体制においては、9月9日から9月16日までの間、全国的にすべての測定値に関して異常な値は検出されませんでした。 (北朝鮮による核実験実施に対する放射能影響の観測結果について | 原子力規制委員会)
放射能の影響については、今回もこのようなモニタリング強化が行われ、異常があれば発表されるものと思われます。
前回の核実験の震源の深さ
一方、9月9日当日のニュースを遡って調べてみると、その当時も今回同様に、「震源の深さはゼロ」と発表されていたようです。
地震の規模はマグニチュード(M)5.3、震源の深さはゼロ。 (北朝鮮の核実験 写真特集:時事ドットコム)
このことから、震源の深さがゼロと発表されたからといって、日本に放射能影響が現れるとは限らない(今回どうなるかは注視する必要があるにしても)、ということが分かりました。
地下でも地震としては0キロメートル
また、地下核実験であっても、地震としては「深さ0km」と表現されることがより明確に、首相官邸からの2016年9月9日の発表に含まれていました。
(参考)
平成25年1月6日地下核実験時の地震
北緯:41.3度 東経:129.1度
深さ:0km 規模:マグニチュード5.0 (引用元)
まとめ
以上から、「0キロメートル」=「地上」=「大きな影響が出る」とは限らない、ということが分かりました。このあたりは誤解しやすいようなので、注意してください。
スポンサーリンク
コメント(0)
新しいコメントを投稿
|HOME|
『Yahoo!防災速報アプリで「Jアラート」を受け取る場合の注意点』 OLD >>
スポンサーリンク