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最新版のExcel(Excel 2016 / Office 365 Solo版)を利用していて、Excelファイルを保存しようとしたとき「コピーを保存」というあまりなじみのないボタンが表示されて、「名前を付けて保存」が見当たらない場合があります。
はじめて「コピーを保存」ボタンを見ると、「名前を付けて保存の名前が変わったの?」「名前を付けて保存はできないの?」と思ってしまうかも知れません。同時に実は「上書き保存」ボタンも表示されず、そちらについても「上書き保存ができない」と思ってしまうかも知れません。
この新しい「コピーを保存」ボタンについて。
目次
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「コピーを保存」ボタン
「名前を付けて保存」が「コピーを保存」に変更になったの?
この「コピーを保存」ボタンが表示されている一方で、今まで表示されていた「上書き保存」と「名前を付けて保存」ボタンは表示されません。
それを見ると「名前を付けて保存」が「コピーを保存」という名前に変更になったかのように感じてしまいます。
しかし実は、どちらのボタンが表示されるかは、ファイル次第であり、「名前を付けて保存」ボタンが単に「コピーを保存」ボタンに変わったわけではありません:
「コピーを保存」ボタンになる原因
ファイルによって「コピーを保存」のボタンになったりならなかったりする原因は、そのExcelファイルの保存先と自動保存設定です。
OneDriveやSharePoint OnlineにExcelファイルが保存されていて、なおかつ「自動保存が有効」の場合に、「コピーを保存」ボタンが表示されます。
「コピーを保存」と「名前を付けて保存」を明確に区別
自動保存が有効なので、確かに「上書き保存」というボタンに意味がない、というのはすぐ分かるかと思います(自動保存は数秒ごとに保存されます)。
では「名前を付けて保存」ボタンはどうかというと、このボタンの名称にはもともと「変更をこのファイルには保存せず、別のファイルとして保存する」、つまり「このファイルに対しては、ここまでの未保存の変更を保存しない」という意味合いがありました。別の見方をすれば、「保存元ファイルの内容」と「保存先ファイルの内容」は違う、という特徴があるわけです。
しかし自動保存が有効のファイルの場合、「未保存の変更」などというものは存在しません。「保存元ファイルの内容」と「保存先ファイルの内容」とは一致する、という特徴があります。そのため自動保存が有効のファイルに対しては、より現実に即した「コピーを保存」という名称に変更したものと思われます。
画面自体に違いはない
ただ、「コピーを保存」であっても「名前を付けて保存」であっても、そのタブの中に表示される「保存先とファイル形式を選択してファイル名を付ける」という画面自体に違いはなく、同一の機能のように感じてしまうややこしさがあります。
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