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Android版Chromeの最新版へのアップデート以降、ウェブサイトを閲覧している最中に「リダイレクトがブロックされました。詳細」と突然表示されるケースが増えています。
この「リダイレクトがブロックされました」エラーの表示の意味と対策について紹介します。
目次
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「リダイレクトがブロックされました」エラー
Android版Chromeを最新版にアップデートして以降、何度も繰り返し表示されるのが、次のような「リダイレクトがブロックされました」エラーです:
リダイレクトがブロックされました。 [詳細]
この警告の「詳細」ボタンをタップすると、次の通り詳細が展開表示されます:
リダイレクトがブロックされました:
https://○○.○○○○.com
「リダイレクトがブロックされました」の意味
このメッセージは、「特にユーザーの操作している訳でもないのに、閲覧中のページから別のサイトに強制的な転送(移動・リダイレクト)が行われそうになったので、Chromeがブロックしました」ということを意味しています。
これにより、最近増加している「不正広告から別サイトへの強制的な転送」が突然発生する代わりにこの「リダイレクトがブロックされました」が表示され、転送されずに済むようになりました。
具体的な「不正広告からの転送」には次の2パターンが有名です。偽のウイルス感染警告は、2016年時点で既に出現し、広まっていました:
- 偽のウイルス感染警告:Google「お使いのシステムは、頻繁に4ウイルスによって破損しています!」画面に注意
- 偽のiPhone当選通知:「おめでとうございます!Googleをお使いのあなた!」
実際今回の例でも、「常に許可」をタップして先に進もうとすると、次の「警告!SonyEricsson-SO-01Hがウイルスに感染しています!」という偽の警告から「Cooling Expert」アプリのダウンロードページへと誘導されました。
Chrome 68 の新機能
この「リダイレクトがブロックされました」機能は、Chrome 68の新機能で、Google PlayストアからAndroid版Chromeを最新版にアップデートすることで、この機能が利用できるようになります。
この新機能については、Chromium(Chromeの元となっているブラウザ)のブログで次のように表示されています:
Require user gesture for redirects in cross-origin iframes
Unless forbidden by the sandbox attribute, content embedded in an iframe can generally navigate the top-level browsing context to a different website. This functionality is used by many types of websites, including single-sign-on providers and payment processors. Unfortunately, this behavior is also a common abuse vector, redirecting users to unwanted destinations without their knowledge or consent.
Beginning in Chrome 68, content embedded in an iframe will require a user gesture to navigate the top-level browsing context to a different origin. Similar to pop-up blocking, when this protection triggers users will see Chrome UI giving them the option to allow the redirect the continue.
A demonstration illustrates the behavior. The demo behind this link will exhibit the old behavior in Chrome 67 and early. The improved behavior works in Chrome 68. (引用元)
対策(「リダイレクトがブロックされました」が表示されたら)
基本的に、リダイレクト(転送)が行われる理由がはっきりしていてそれが意図通りでない限り、「リダイレクトがブロックされました」が表示されても「常に許可」は押さずに「バツ」を押して閉じるようにしてください。
こうすることで、危険なサイトへの転送を防ぐ(減らす)ことが可能となります。
リダイレクトに従わないとサイトの機能を意図通り利用できない場合にのみ、「常に許可」をタップします。
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