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郵便局が提供する郵便サービス「ゆうメール」の料金表を確認すると、今までは「規格内」と「規格外」の2種類に分かれていた料金表に、その区別がなくなっていることが分かります。
規格内と規格外が統合されたのか何なのか、料金表のページを見ても、その変更内容については別段の記載がありません。
今回はその変更点について紹介します。
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「規格外」料金が消えた
現在、ゆうメールの料金表ページを確認してみると、重量ごとの運賃が、次の通り記載されています:
- 重量:運賃
- ~150g:180円
- ~250g:215円
- ~500g:300円
- ~1kg:350円
今まで掲載されていた、サイズや重量が規格外の場合の「規格外」料金が見当たりません。そしてサイズは各辺34cm、3cm、25cm以内とされ、最大重量も1kgとされています。
もともとの料金表
今までの料金表は、次の通りでした。この通り、規格内と規格外とで料金が分かれていました。規格内の条件についても「長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内とします」と明記されていました:
- 重量:規格内/規格外
- ~150g:180円/265円
- ~250g:215円/305円
- ~500g:300円/400円
- ~1kg:350円/450円
- ~2kg:取り扱いません/560円
- ~3kg:取り扱いません/710円
規格外についても無制限ではなく、重量は3kgまで、大きさは3辺の合計が1.7m以内と規定されていました。
現在は、ちょうどこの今までの料金表の「規格内」のみが切り出されたような記載となっており、1kgを越えたり、34x25x3cmを越えるサイズをゆうパックで取り扱うことができない記載となってしまっていることが見比べると分かります。
料金が改定された
実はこの変化、新料金表には何も案内が見当たらないのですが、2018年9月1日に実施された改定の結果です。
郵便局からのニュースリリースを探してみると、「ゆうパックのサービス改善及びゆうメール基本運賃等の改定(PDF)」に、その変更内容が案内されており、ゆうメールの「規格外」廃止についても説明されていました:
ゆうメール基本運賃の改定
基本運賃を適用するゆうメールのうち、規格外サイズ(長辺 34cm、短辺 25cm、厚さ 3 ㎝を超える大きさ又は重量 1kg を超えるもの)の取扱いを廃止し、基本運賃を一本化します。
今回はこの影響を受け、料金表から規格外に関する記載が完全に消えてしまった、というわけです。
また今回の料金改定で、「クリックポスト」も164円から185円へと変更されています。
いままで「ゆうメールの規格外で送っていた荷物」はどうすればいいの?
この影響で、今までゆうメールの規格外で送っていた荷物は、もはやゆうメールで送ることができなくなりました。その結果、別の手段を利用する必要が発生し、多くの場合それはすなわち「値上げ」を意味します。
郵便局が提供する「代わりの手段」としては、サイズが規格内とほぼ同じであるものの、重量制限に余裕があり、重量オーバーの規格外に対応可能なレターパックプラスおよびレターパックプラスライト(どちらも4kgまで。それぞれ510円と360円、全国一律)が利用可能です。
また規格内の別の手段としては、「クリックポスト(185円、全国一律)」を利用することも検討してみてください。
サイズを越える場合は、「定形外郵便」や「ゆうパック」の利用を検討してください。少し大きい程度であれば、定形外郵便物の規格外(A+B+C=90cm)で送ることが可能です。
それを越える場合に「ゆうパック」を使うとなると、こちらは「ゆうメール」や「レターパック」「クリックポスト」とは異なり全国共通料金ではないため、送り先に注意が必要です。また、最低料金でもかなり高くなる(800円)ため、持ち込み割引きを利用するとしても、サイズオーバーだけれども軽量なので低料金、という形で今まで低価格のゆうメール(規格外)を使っていた場合は、大幅な値上げとなってしまいます。
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