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「マリントラフィック(Marine Traffic)」というサイトを利用すると、航行中の船舶の位置や種別、その他各船舶の詳細な情報をリアルタイムで閲覧することができます。
昨日台風21号の影響で関西空港の連絡橋(関空連絡橋)に衝突したタンカーに関する報道の中で、タンカーが流され初めて加速し、衝突した様子の分析にこの「マリントラフィック」が利用されていました。
そこで今回、実際にマリントラフィックを利用して、NHK同様にそのタンカーの位置の変化(航跡)を表示する手順を確認してみたので、紹介します。
※2018年9月5日午前8時頃に閲覧可能であることを確認。
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タンカーが関西空港の連絡橋に衝突するまでの航跡が記録されている
関西空港の連絡橋に衝突したタンカーに関する報道の中で、「マリントラフィック」が以下のとおり紹介されていました。関西空港に出入りするための交通機関が不通となり、連絡橋の復旧・利用再開には時間がかかると言われています(関西空港へは、臨時の無料高速船が運航されます)。
民間のホームページ「マリントラフィック」には、タンカーが漂流し始めてから関西空港の連絡橋に衝突するまでの航跡が記録されています。 (引用元)
実際にこの報道に登場するタンカーの航跡画面を、スマートフォン(iPhone)から表示してみます。
マリントラフィックを開く
まず最初に、「マリントラフィック(MarineTraffic)」のサイトを開きます:
有料アプリもありますが、今回は無料で使えるブラウザ版を利用します(閲覧できる情報に制限がある)。
船舶(タンカー)を検索する
NHKのニュース記事によれば、衝突したタンカーの名前は「宝運丸」なので、「houn maru」や「hohun maru」などで検索しました(正解はhoun maruだったので、以降こちらを利用して検索します)。
一番上にある「Find a Vessel or Port」という検索窓は上手く動作しなかったので、右上の「メニュー」>「Vessels」>「All Vessels」をまず開きました:
すると全く別の検索ページが表示されるので、「Quick Search in Name, MMSI, IMO, ...」という検索窓に「houn maru」と入力して検索します:
すると日本の国旗とともに、目的のタンカーが表示されるので、船名をタップします:
航跡を表示する
すると、船舶の詳細情報が表示されるので(無料版としてログインせずに利用しているため、多くの情報が非表示です)、その中にある「Past Track」というボタンをタップします:
すると元の地図画面に戻り、そこに直近の船の位置の変化が表示されます。こうして、NHKの報道で利用された画面と同様のものを表示することに成功しました:
この地図から、衝突に至るまでの船舶の動きや、衝突した位置などを地図上で確認することができます。
参考
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