【LINE】「LINE Beaconの利用」って何？について（2018年11月21日）

今回「サービス向上のための情報利用に関するお願い」という同意画面には、「LINE Beaconの利用に同意する（任意）」という項目が用意されています。

詳細：LINEアップデートで「サービス向上のための位置情報利用に関するお願い」が表示されたらどうすれば良いの？について

このLINE Beacon（ラインビーコン）については、次の通り同意画面上の後半に説明がありますが、なかなか理解しにくいようで、前半に書かれている位置情報の話とごっちゃになってしまって「近くのお店の情報が届くの？」などと思ってしまうケースもあるようです。

お店などに設置されたビーコン端末の信号を利用して、ご利用の端末に情報やサービスを提供することがあります。その際、LINEは不正利用の防止やサービスの抵抗・開発・改善・広告配信のために、ビーコン接触情報（通信したビーコン端末情報・通信強度・通信継続時間・通信日時・LINEがユーザーに一意に割り当てた内部識別子を含みます）を取得して利用します。これらの情報は、LINE関連サービスを提供する会社や当社の業務委託先にも共有されることがあります。公式アカウント運営者への第三者提供など、その他の詳細はこちらをご確認ください。

しかし、実際のLINE Beaconは、いわゆる位置情報とはまた別のものです。

普通の「位置情報」では、GPSであったり、受信できるWi-Fi電波などを参考に、現在の位置、それこそ緯度経度を割り出したものです。

一方「LINE Beacon」は、一般に「ビーコン」と呼ばれる情報を扱う機能のことで、ビーコン用の専用端末が店舗に設置されていて、その端末に近づいた、遠ざかった、という情報から、入店・退店のタイミングを割り出すといったもので、通常「Bluetooth」の電波を利用します。

こうした機能であるため、「近所のお店の情報」というよりかは、「今入ったお店のクーポンが届く」といったことができる機能です。

LINE Beaconは、そういった「ビーコン」の一種ですが、「LINE Beacon」というアプリがあるわけではなく、あくまでこれはLINEアプリの中にある、ビーコン情報に反応して画面にメッセージ（クーポンや宣伝など）を表示する「機能の名前」です。

普段LINEアプリの画面上にも「LINE Beacon」という名前は出てきませんが、実際にLINE Beaconを有効にした状態で対応しているお店に入ったりしたときに反応する機能のことが「LINE Beacon」と呼ばれています。

例えばわかりやすい例では、ユニクロの一部店舗で、店舗に接近した際にLINEを開いていると、LINEにキャンペーン情報等が表示されるLINE Beacon端末を設置しています。

また、現在山手線の改札付近に設置されているLINE Beacon端末からの信号を受信することで、駅限定配信のマンガが読めるキャンペーンが実施されています：

• 山手線×LINEマンガ｜小さな旅｜駅たびnet｜えきねっと（JR東日本)

このように、物理的な近い・遠いを利用したキャンペーンへの活用が進んでいます。

今回の同意画面で「LINE Beaconの利用に同意する（任意）」にチェックを入れたまま「OK」をタップすれば、それだけで自動的に設定が「オン」になります。

もし今回の同意画面で拒否してしまっていたとしても、LINE Beaconは設定画面から有効にすることができます（その際もう一度、LINE Beaconの利用に関する同意画面が表示されます）。

LINE Beaconを有効にするには、LINEの「設定」画面を開いて「プライバシー」管理を開いて、「情報の提供＞LINE Beacon」を「オン」に変更してみてください。

参考（無効化の逆の手順を行えば良いので、こちらが参考になります）：【LINE】位置情報利用の同意を取り消す方法は？設定を変える方法は？について