情報科学屋さんを目指す人のメモ

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「PayPay(ペイペイ)のキャッシュバックが終わったらどうなるの?」還元率に関する誤解と注意点について

PayPay (62) クレジットカード (63)

PayPay(ペイペイ)の「20%還元キャンペーン」が話題です(※「キャッシュバック」とも呼ばれるものの、現金が戻ってくるわけではないので注意)

その還元率の高さから、PayPayに新規登録したり、ここぞとばかりに高額なゲーム機や大型家電を購入するユーザーが多数現れています。

しかしその一方で、「還元キャンペーンが終わったら使う理由がなくなる」「還元がなくなったら利用者に旨味がなくなる」「0.5%は低すぎる」などとも言われています。

特に「還元率」の面で「クレジットカードより低い還元率なら意味がない」とも言われるこのPayPayに関するとある誤解について。

PayPayの20%還元キャンペーン

PayPayは2018年12月4日より、「PayPayで支払ったら20%戻ってくる!」という「100億円あげちゃうキャンペーン」を開始しました。

またこの異常とも言える高い還元率と同時に「40回に1回の確率で全額戻ってくる!」というキャンペーンも同時並行して実施されています(※スマートログインの設定作業を完了していれば10回に1回に確率が上がる)。

その結果、PayPayを新規登録して、家電やパソコン、ゲーム機などを購入するユーザーが急増しています。

キャンペーンが終わったときの還元率

このキャンペーン期間中は、還元率20%ですが、このキャンペーンが終わり、追加のキャンペーンが実施されなかったとすると、通常時のPayPayの還元率は0.5%です。

■特典詳細
PayPayでお支払いの場合、お支払い金額の0.5%相当のPayPayボーナスを付与します
付与時期は別途当社が定める時期とします。
※お一人様につき、付与上限5,000円相当/月

引用元

今回の還元率20%キャンペーンも、正確には「還元率19.5%追加キャンペーン」となっており、ベースは「0.5%還元」です。

クレジットカードなら1%還元が当たり前だから0.5%は低すぎる?

この0.5%還元について「PayPayはキャンペーンが終わると0.5%還元になるからクレジットカードのほうがいい」との声も聞かれます。

確かに、PayPayに銀行口座からチャージした場合はそうかもしれません

クレジットカードからPayPay支払いを行う

しかし実は、PayPayは事前のチャージ不要で、登録クレジットカードから直接支払うことが可能です

言い方を変えると、お店でPayPayから支払うと、事前に登録しておいたクレジットカードからその元となるお金が引き出される形です。

PayPayで支払ったとき、「クレジットカード → PayPay株式会社 → お店」のように、お金が(一瞬で)流れます。

クレジットカードの還元率とPayPayの還元率が合算される

そのため実際には、クレジットカードのポイントが付いた上で、PayPayの0.5%還元が追加されることになります。

クレジットカードが1.0%還元であれば、PayPayと合わせて1.5%還元になります。

そのため、単純にクレジットカードなら1.0%や1.5%が普通にあるのに、PayPayは0.5%還元で低すぎる、と直接比較するわけには行かないのです。

あとはこの0.5%の追加を大きいと見るか、手間のほうが大きいと見るか次第です。

※現在もクレジットカード経由での支払を行えば、クレジットカード会社のポイントが1.0%なら、20%+1%で21%還元となっているはずです。また、KyashとPayPayを組み合わせるのが定番となっていたりもします。

注意:ヘルプでの記載

ただし、PayPay公式ヘルプではこの点について、次のように説明しています:

クレジットカード支払いを行った場合、カード会社のポイントも付与されますか
PayPayでクレジットカード支払いを行った場合は、通常のクレジットカードでの支払いと同じ処理を行います

なお、クレジットカード会社主催のポイント等の特典については弊社ではわかりかねるため、ご利用のクレジットカード会社にご確認ください。

引用元

ここでは、「通常のクレジットカードでの支払いと同じ処理を行います」と書いてあるのがポイントで、クレジットカード会社のポイントが付与されることを、PayPay側は保証できない様子が読み取れます。

つまり、PayPayへのチャージをもしカード会社がポイント付与の対象から外すようなことがあれば、ポイントは付与されない、ということをも含んでいるため、このあたりは利用中のカード会社への確認を行ってみてください

Yahoo! JAPAN カード

そういう意味では、PayPayの運営元のYahoo! JAPANが提供するクレジットカード「Yahoo! JAPAN カード」の利用は無難な選択肢となりますが、Yahoo!カードには「唯一残高にチャージできるクレジットカード」という側面もあるため、残高チャージの場合と、クレジットカードからの直接支払いとの場合とで条件が変わってこないか、今後注意が必要かと思われます。

クレジットカードの登録方法

クレジットカードを支払い用に登録する手順はこちら→→「【PayPay(ペイペイ)】クレジットカードを支払い用カードとして登録する方法

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