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iPadOSにアップデートする前にクリスタ(CLIP STUDIO PAINT)が引き続き利用可能なのか、という点が気になり、対応状況や不具合状況について、公式情報を調べてみました。
その結果について共有します。
※追記:9月26日iPadOS13での動作についての公式アナウンスが行われたため、そちらについて追記しました。
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現在の対応OSの状況
クリスタのiPad版、「CLIP STUDIO PAINT for iPad」の対応OSには現在、「iOS11 iOS12」が記載されています。
iOS13はiPhone用なので、掲載されていなくて当然で、今回その代わりにiPad向けに提供される「iPadOS」がまだ掲載されていない、という点がポイントです。
そのため、対応状況に関して、今のところiPadOSは公式サポート対象にはなっていないようだ、ということが分かります。
昨年は配信2日後に動作確認状況が公開
また、対応OSの表記のすぐ近くに「最新OSの動作について」というリンクがあるのですが、リンク先は「CLIP STUDIO PAINT for iPadのiOS 12での動作について」という、1年前の情報でした。
そこには、次の記載があります:
2018年9月18日より、アップル社より提供されました、iOS 12における、CLIP STUDIO PAINT for iPadの動作確認状況をご案内いたします。
(引用元)
このお知らせの掲載日は2018年9月20日(木曜日)となっており、2018年9月18日(火曜日)のiOS12リリースから2日後(2営業日後)にお知らせが掲載されているということが分かるため、今回のiPadOSについても、本日のリリース日から2日程度経ってから、検証結果が掲載されるのではないか、ということが予想されます。
したがって、公式に動作確認の結果が公開されるのをもう数日待ってからiPadOSにアップデートする、というのが良さそうに見えました。
なお、「過去のお知らせ」→「最新のお知らせ」と開いてみても、今のところ「iPadOS」の動作確認についての直接的なお知らせはまだ配信されていない様子でした(※昨年iOS12について動作検証の結果がニュース掲載されたからといって、今年iPadOSについて掲載されると決まったわけではないので注意が必要です)。
もしiPadOSにてクリスタに何らかの大きな不具合が発生している、となれば、このニュース一覧や動作検証の結果で確認できるのではないかと思われます。
9月26日にアップデート予定あり
その代わり、「CLIP STUDIO PAINT Ver.1.9.4アップデータ」の情報が掲載されていました。
そこには、「iPad版」も含まれており、明日9月26日(木曜日)に公開予定であるとの記載がありました(ただし、iPad版は審査が完了し次第、とのこと)。
その中に、新しいmacOSの「Sidecar」機能が紹介されています。Sidecar機能とは、iPadをMacの外部ディスプレイ/液タブのように利用できる機能です。
ここでポイントなのは、Sidecarの利用には、iPadOSへのアップデートが必要ということになります。
また、「その他の改善点・変更点」にも、「iPadOS13以降の環境において」との記載があり、iPadOSのことが考慮されている様子がうかがえます(こちらはSidecarとしての利用ではなく、iPad版に対する情報)。
そのため、iPadOSのことも考慮したアップデータである、ということが読み取れるため、このアップデータの配信開始を待ってから、iPadOSへのアップデートを行う、という方針も良さそうです。
FAQに対応状況が記載
ここまで調べた後、CLIP STUDIO TIPSのサイトに、ClipStudioFAQアカウントから、「iPadOS 13で認識している問題点について」が投稿されていることが確認できました(投稿日は9月20日)。
そちらによると、iOS13のベータ版と、CLIP STUDIO PAINT for iPad 1.9.3 の組み合わせで、次の問題点があることが確認されているとのことです。
・三本指タップで[やり直し]ができない
・psbファイルをファイルアプリからドラッグ&ドロップした際に、[+]が表示されず、反応がない
・ファイルを含むフォルダをファイルアプリからドラッグ&ドロップした際に、読み込み中のダイアログが表示され続ける
(引用元)
先ほど紹介したリリース予定のアップデータが「1.9.4」なので、これらの不具合がアップデータにより解消されるかもしれません。
なお、次の記述も確認できたため、やはり今後正式版のiPadOSでの動作確認情報を待つと、より正確な状況をつかむことができそうです。
正式版での動作については、正式版リリース後に改めてお知らせいたします。
(引用元)
まとめ
以上から、まだ公式にiPadOSが動作環境のOSに含まれていないことや、もう数日でiPadOSでの動作確認状況や、iPadOSのことを考慮したアップデートが予定されていることなどから、今日いきなり大急ぎでアップデートするより、もう数日待ってからアップデートする方が良さそうだ、ということが分かりました。
また、ベータ版での検証結果ですが、既にいくつかの問題点が案内されていることも確認することができました。
今すぐアップデートするか、少し待ってからアップデートするかなどについて検討する際の参考にしてみてください。
追記:公式に動作確認状況が発表
9月26日、CLIP STUDIO PAINT for iPadの、iPadOS 13での動作について、公式発表がありました。
CLIP STUDIO PAINT for iPadのバージョン1.9.4に関して、「現在の対応状況」が「○」とされており、「動作環境」に対しても、「iOS 11」、「iOS 12」に加えて、「iPadOS 13」が追加されていることを確認することができました(9月29日確認)。
ただし「備考」にて、ファイルアプリの利用に関する不具合が報告されています。こちらについては、そこからリンクされている次のページで詳しい対処方法が紹介されているため、合わせて確認してみてください。
- iPadOS 13で確認している問題点について by ClipStudioFAQ - CLIP STUDIO TIPS(「FAQに対応状況が記載」で紹介したのと同じページURLですが、CLIP STUDIO PAINT for iPad 1.9.4 と iPadOS 13.1 との組み合わせでの発生情報に更新されていました)
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