情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

【Chromebook】Dropboxを利用する方法(ファイルアプリからDropboxフォルダを利用できるようにする/Dropboxフォルダが表示されない場合の対処)

Chromebook (68) Dropbox (25)

Chromebookは、Google Chrome OSの搭載されたノートPCであり、ファイルをオンラインに保存する「クラウドストレージ」としては、OneDriveでもDropboxでもiCloudでもなく、Google Driveしか利用できない、のような印象があるかもしれません。

しかし、Chromebookであっても、Google Drive以外のクラウドストレージが利用できない、という訳ではなく、例えばDropboxを利用することが可能です。

今回は、今紹介した「利用できる」ということそのものもそうなのですが、Dropboxを(Dropbox公式の方法で)Chromebookから利用する方法を紹介します。

今回の設定を行うと、次のように、Chromebookの「ファイル」アプリ(Windowsで言うところのエクスプローラーのようなアプリ)の中に、「Dropbox」というフォルダが出現します。

参考にしたページについて

Dropbox公式のヘルプページ内に、Chromebookでの利用についてのページが1ページ用意されていました。

今回は、こちらのページを参考に、Google PlayストアからのDropboxアプリのインストールを進めていきました。

ただしこのヘルプに設定の詳細説明はなく、利用手順の説明に登場するFilesアプリ(ファイルアプリ)上のボタンが、現在手元で確認できるファイルアプリには見当たらず、UIの違いがある(UIの説明が古い)ようで、途中うまく動作しなかったとき、「もうここで説明している方法は使えないのではないか」と思ってしまったりもしました。

その後、Dropboxフィルダが表示されない問題も解決し、最終的にはうまくファイルアプリからDropboxフォルダが利用できるようになったので、そのあたりの詳細を含めて手順を紹介していきます。

ChromebookにDropboxをインストールする

Chromebook から Dropbox をインストールするには、Android版Dropboxアプリを利用します。

具体的には、画面左下の「ランチャーボタン(丸ボタン)」をクリックしてから「上矢印ボタン(^のようなマークのボタン)」をクリックし、アプリの一覧を表示します。

そしてその中にある「Playストア」アプリを開きます

あとは「dropbox」と検索して、「Dropbox」アプリの「インストール」ボタンをクリックし、ChromebookにこのAndroid版Dropboxアプリをインストールします。

Dropboxアプリにログインする

Dropboxアプリを起動するとログイン画面が表示されるので、「Googleでログイン」「Appleでログイン」「ログイン(既存ユーザーですか?の隣に表示)」のいずれかのボタンをクリックします。

メールアドレスを使ったログインを行うために、「ログイン」をクリックしました。

表示に従って、「メールアドレス」および「パスワード」を入力し、「ログイン」ボタンをクリックしました。

2要素認証が設定済みで「セキュリティコードを入力」画面が表示されたので、「セキュリティコード」を入力して「送信」をクリックしました。

ログイン直後、「どちらの方法で写真をバックアップしますか?」と表示されたので、「写真をすべてバックアップ」をクリックして選択しました。

どちらの方法で写真をバックアップしますか?

[写真をすべてバックアップ]
[写真を手動で選択]
[スキップ]

すると「端末内の写真、メディア、ファイルへのアクセスをDropboxに許可しますか?」と表示されるので、「許可」をクリックしました。

設定完了

これで、Dropboxの設定が完了します。

問題:ファイルアプリにDropboxフォルダが表示されない

これでしばらく待てば自動的に「ファイル」アプリ上にDropboxフォルダが出現するかと思ったのですが、「ファイル」アプリの再起動後しばらく待ってみても、Dropboxフォルダは出現しませんでした。

ヘルプの説明に使われているファイルアプリのUIと、現在のファイルアプリのUIとの間に違いがありそうで、「Chromebookのアップデート等により、現在この使い方は非対応になってしまったのかもしれない」などとも思いました。

また、Dropboxアプリ内の設定に、何かChromebook用の設定項目があるのではないかとも思ったのですが、そういった設定項目を見つけることもできませんでした。

対処:Chrome OSを最新版にアップデート後、再起動

ここで、購入してセットアップしたばかりのChromebookであったためか、Chrome OSのバージョンが最新版ではない(バージョン80)ことに気が付きました。

そこで、再起動を行いChrome OSを最新版にアップデート(バージョン86)しました。

「ファイル」アプリに「Dropbox」が追加されているのを確認

そうしてから(再起動完了後に)もう一度「ファイル」アプリを開いたところ、「Googleドライブ」のすぐ下に「Dropbox(アカウントのメールアドレス)」というフォルダが表示され、Dropbox上のファイルを閲覧できるようになりました。

スムーズな利用は行いにくい

ただし、フォルダを開くごとに、その中身の表示にかなり待たされるなど、Windows版Dropboxなどとは異なりローカルにコピー(少なくともファイルの一覧のコピー)を作っている訳ではない影響か、なかなかスムーズな利用はしにくい操作感でした。

また、Google ChromeのダウンロードフォルダにDropbox内のフォルダを指定しようと思ったのですが、指定することができず、利用方法にも制限がある様子でした(選択ダイアログ自体「ファイル」アプリそっくりのUIだったのですが、「Googleドライブ」であるものの「Dropbox」フォルダは表示されるものの、「Dropbox」の部分が表示されませんでした)。

そのため、Dropboxからファイルを取り出したり、ファイルを保存したり、といった単発の利用であるならば問題なさそうですが、よりスムーズにChromebook内でクラウドストレージとの同期を行いたい、という場合には、やはりGoogleドライブの利用のほうが好ましそうな様子であるため、Dropboxがいまいちに感じた場合は、Googleドライブの利用も検討してみてください。

参考

今回は利用しませんでしたが、Dropbox公式の方法以外にも、以下のようなChromebook向け(Chrome OS向け)のツールを利用する方法があるようです:

コメント(0)

新しいコメントを投稿




  • カテゴリ ナビ
  • 著者紹介

    ブログが趣味で、スマホアプリの利用中に発生するトラブルや不具合の対策手順や障害情報、 設定の変更方法などについて、解説記事をよく書いています。

    自分が困ったことをブログに書けば、次に困る人の参考になって、みんながみんな同じ苦労をせずに済む、というのが原点です。

    最近の関心は、スマホやパソコンが苦手な人の行動や思考、そしてそんな人を手助けする方法です。

    Amazonのアソシエイトとして、did2は適格販売により収入を得ています。

    RSS | Facebook | Twitter | About