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Apple SiliconのApple M1チップ搭載のMacBook Air (M1, 2020) のセットアップを完了してChromeをインストールして利用を開始したところ、突然Chromeが強制終了してしまい、「Google Chromeが予期しない理由で終了しました」となってしまいました。
これがRosettaを使用したM1チップ利用の影響なのかどうか、はっきりとしたことは分からないのですが、既に2回クラッシュしてしまったので、確認したことなどを紹介します。
追記:その後、macOSのアップデートを行って以降、クラッシュは発生しなくなりました。
目次
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Chromeが突然クラッシュする
MacBook Air (M1, 2020) のセットアップを終えてChromeをインストールし、Googleアカウントのログインを行って利用を開始した直後、突然Chromeがクラッシュしてしまい、次のダイアログが表示されてしまいました:
Google Chromeが予期しない理由で終了しました。
アプリケーションを再度開く場合は、“再度開く”をクリックしてください。詳細を確認してAppleにレポートを送信する場合は、“レポート”をクリックしてください。
[再度開く]
[レポート...]
[無視]
今までIntel Macを使っていて特に最近クラッシュするようなことがなく、Big Surへのアップデート後も同様であったため、この新しいMacBookで利用して突然クラッシュしてしまった、という印象を受けました。また、さらにその後もう一度クラッシュしました。
ただしこれだけでは、原因とM1チップ/Rosettaまわりが関連するか、現時点ではよく分かりません(まだ利用開始して間もないこともあり)。
問題レポートの内容を確認
「レポート...」からクラッシュの内容を確認してみると、その内容は以下のようになっていました(一部抜粋、2回とも同様の内容):
Process: Google Chrome [...]
Path: /Applications/Google Chrome.app/Contents/MacOS/Google Chrome
Identifier: com.google.Chrome
Version: 86.0.4240.198 (4240.198)
Code Type: X86-64 (Translated)
Parent Process: ??? [1]
Responsible: Google Chrome [2059]
Crashed Thread: 0 CrBrowserMain Dispatch queue: com.apple.main-thread
Exception Type: EXC_BAD_ACCESS (SIGSEGV)
Exception Codes: KERN_INVALID_ADDRESS at ...
Exception Note: EXC_CORPSE_NOTIFY
Termination Signal: Segmentation fault: 11
Termination Reason: Namespace SIGNAL, Code 0xb
Terminating Process: exc handler [...]
セグメンテーションフォールト(SIGSEGV)でクラッシュしていることが分かります。
既知の不具合を探してみる
ここからChromiumの既知の不具合を確認してみたのですが、まだ発売後間もないこともあってか、「まさにこれ」のような、該当する不具合登録などを見つけることはできませんでした(また、全ての不具合登録が公開されている訳でもなく、非公開の不具合として扱われている可能性もあります)。
Chrome Communityに案内が掲示
その後、Chrome公式のForumである「Google Chrome Community」に次の案内が掲示されているのを発見することができました:
こちらによると、今日未明(日本時間ではない)Appleシリコン版のChromeをダウンロード可能にしたがクラッシュする不具合があった、という説明なのですが、手元でクラッシュしているChromeはIntel版(種類:アプリケーション(Intel))で、他の所々の記述を読んでみても該当していないように思われました(提供開始前にダウンロードした?)。ただし該当していないとも言い切れないため、そこで案内されているひとまずの回避方法に従ってみたのですが、「システム環境設定>セキュリティとプライバシー」の「Bluetooth」を確認してみても既に追加されており、やはり違う話のようでした。
また追加で調べてみると、ChromeでGoogleアカウントにログインしようとする際にクラッシュする、という報告があり、どうやらその症状に対する対策で、既にログインできている今回のケースとはやはり別物のようでした。
macOSのアップデート
Macbookの購入直後時点ではmacOS 11.0であり、最新版ではなかったため、macOS 11.0.1 へのアップデートを行いました。
それ以降今のところクラッシュは発生してしませんが、まだあまり利用していないため、直ったのかどうか判断しにくい状態です。
継続して利用・調査
もうしばらく利用を継続しつつ、発生が続くかどうかを確認したり、不具合登録を継続して確認してみようと思います。
追記:macOSのアップデートが効果あり?
macOS 11.0からmacOS 11.0.1へのアップデート以降2日利用してみたところChromeのクラッシュが発生しなくなったため、どうやらこの対策の効果があったようです。
M1チップのMacBook Airを購入してChromeがクラッシュするという場合は、macOSが最新版にアップデートされているかどうかを確認してみてください。
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