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Appleシリコン「Apple M1」チップ搭載の「MacBook Air (M1, 2020)」の利用中、AirPods Proで聞いていた音楽の音質が突然悪くなり、MacBook Proを再起動したり、Bluetoothのオン・オフを行ったりしても元に戻らなくなってしまいました。
このとき試してみたことや、最終的な解決に至った対策などについて紹介します。
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突然AirPodsの音質が悪くなった
Chrome上でYouTubeの動画を再生していたところ、突然再生されていた音楽の音質が悪くなってしまいました。
より具体的には、まず突然音声が途切れ途切れになり、まるで扇風機の前で声を出したかのような、途切れ途切れに変な声が聞こえるような状態になってしまいました。
その後、一度再生を止めて再度再生し直してみたところ、音質が下がってしまい、それ以降再生を止めたり再開したりしても状況は改善されませんでした。
最初に試した対策たち
そこでまず、MacBook本体のスピーカーに切り替えてみてからもう一度AirPods Proに戻す、という手順を行ってみたのですが、改善されませんでした。
そこから、「iPhoneに接続してからMacに戻す」であったり、「Bluetoothを一度オフにしてからオンに戻す」、「Chromeを開き直す」「Mac本体を再起動する」などの「リセット」が起こりそうな操作をいろいろと試してみたのですが、改善されませんでした。
改善へ向かった方針
そこでAirPodsの音質が突然悪くなる現象について調べてみると、「ブツブツ切れる」「パチパチと音がする」「ブツブツ鳴る」といったケースが多く発生しているようなのですが今回はその現象とはどうやら状況が異なるようでした。
そこからさらにApple公式のドキュメントを辿っていると、次の記載を見つけることができました:
音楽やその他のオーディオを Bluetooth ヘッドフォンで聴いている場合に、その Bluetooth ヘッドフォンの内蔵マイクを使う App を開くと、音質や音量が下がります。
(引用元)
マイクを利用していると音質が下がる、というもので、ただマイクを使っているアプリなんて起動していないはずだし、ブラウザ上もマイクなんて滅多に使うものではないしで、原因に確信が持てませんでした。
原因を絞る
そこで試しに、音楽を再生し続けたまま、「システム環境設定>サウンド」の設定画面を開き、「入力」に切り替えて、「サウンドを入力する装置を選択」の設定で、「AirPods Pro」から「MacBook Airのマイク(内蔵マイク)」に切り替えて、AirPods Proのマイクを使わない設定をmacOS側で行ってみました。
すると、すぐさま音質が改善し、やはり「マイクの利用」が原因のようでした。
最終的な解決
そこで、「サウンドを入力する装置の選択」は戻して「サウンド」の設定は閉じ(そのまま開いていると、設定画面自体がマイクを使ってしまうので)、どのソフトウェアが原因なのか、終了しながら試してみることにしました。
すると、Apple M1チップから新しくインストールできるようになったiOSアプリ(iPhoneアプリ)を終了すると、音質が改善されました(アプリ終了後少し時間が経つか、別のソフトウェアを選択するなどして戻る、という感じで画面が閉じたら即戻る、という訳ではありませんでした)。
原因
どうやらその、起動していたiOSアプリが原因だったようです。
しかしそのアプリ、特にマイクの利用権限を渡した訳でなく、そもそもマイクを利用するようなアプリではありませんでした。
そこで他のアプリでも試してみたのですが、音質が悪くならないアプリもありましたが、マイクを使いそうにもないアプリでも音質が悪くなるケースがありました。
iOSアプリを動作させるためのエミュレーションの一環でマイクが有効になってしまうような挙動があるのかもしれません。
そのため、「マイクを使っているはずがない」と思うiOSアプリであっても、終了することで音質が改善するかも知れないため、音質低下(マイク有効化)の原因となっているアプリを探す際の参考にしてみてください。
参考
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