情報科学屋さんを目指す人のメモ

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Chromebook対応のペン(ASUS USI Pen SA300)を購入、設定、利用(CLIP STUDIO PAINT等)について

Chromebook (68) Lenovo IdeaPad Duet Chromebook CT-X636F (13)

「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook(CT-X636F)」用に、USIペン「ASUS USI Pen SA300」を購入し、Chromebook版(Android版)CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)をインストールして利用してみました。

そのときの話をメモしておきます。

Chromebookに対応しているペンを調べる

今回利用したChromebookは「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook CT-X636F」です。

※詳細なモデルナンバーは「ZA6F0024JP」です(※amazonでは「製造元リファレンス」という欄に記載されています)

こちらのChromebookは現在非常に人気の高いモデルで、「HP製やLenovo製のUSI方式のペン(Lenov USI Pen)を利用できた」との利用者側の書き込みはいろいろと見つかるのですが、メーカー側の公式情報を探してペンの対応状況を調べて見ると、なかなかはっきりとしたペンの対応状況についての記載が見つけられませんでした。

例えば、製品の公式ページ内を確認してみても、「ペン」については「ペンは別売り」と書いてあるのみで、どのような規格のペンに対応しているのか等の詳細情報は記載が見つけられませんでした

ただし、Lenovoのサポートページにある「Knowledge Base & Guides」の中に「Lenovo USI Pen」のクイックスタートガイドが掲載されており(2020/12/04掲載)、そのPDFの中に「コンピューターに Lenovo USI Pen (このセクションではペンと称します) が付属 している場合があります」との記載がありました。

また、詳細な製品仕様が確認できる「Lenovo PSREF(Product Specifications Reference)」の「IdeaPad Duet Chromebook」掲載内容からも、「Lenovo USI Pen」が付属するモデルがある、ということが分かりました。

このことから、「Lenovo USI Penであれば利用できそう」という予想ができ(Lenovo USI Pen付属モデルではないため、言い切ることはできない)、もっと広めに予想すれば、「USI方式に対応しているはずで、他社製のペンであってもUSI準拠のペンであれば利用できるかもしれない」と考えることもできました。

USIペンを購入してみることに

そこで、USI方式のペンを購入してみることにしました。

本当はChromebookがLenovo製であることや、ペン付属モデルも存在することを考慮すると「Lenovo USI Pen」が良かったのですが、納期が遅そうだったので、Amazonで翌日配達だった、「ASUS USI PEN SA300」を購入してみることにしました。

販売元Amazon.co.jpのPrime無料翌日配達ですぐに到着しました:

USIペンに付属の電池を取り付ける

「ASUS USI Pen SA300」はバッテリー式ではなく電池式(とても細長い単6電池式)なので、まず最初に電池を取り付けます(一般的なスタイラスだと電源不要か、バッテリー式/充電式が多く感じるのですが、USIペンはこの単6電池式が珍しくないようです)

取り付けると言っても、電池は既にペンの中に入っているので、キャップ部分を回して外し、通電を妨げている絶縁シール(黒いシール)を電池から取り外して元に戻す、という作業で電池の取り付けを行います。

USIペンの初期設定は?

これで通電するわけですが、Bluetooth方式のペンなどとは異なり、特にペアリング作業のような初期設定作業は必要なく利用できます

実際、説明書にその当たりの「設定手順」の説明が用意されておらず、「設定ってどうやるのかな?」と思ってしまうかもしれないのですが、今回は電池を入れたペンを画面にタッチしてみただけで認識され、ペンが利用できるようになりました

この点は非常に便利かつ手軽です。

Chromebook版のCLIP STUDIO PAINTをインストールする

Chromebook版のCLIP STUDIO PAINTをインストールしてみます。

Chromebook版と言っても、実際はAndroid版をChromebookで利用するようなイメージで、インストールもGoogle Playから行います

Google Playアプリを「クリップスタジオ」で検索すると「CLIP STUDIO PAINT」が表示されるので、そちらを選択して「インストール」をクリックします。

利用してみて感じたこと/気になったこと

(iPad Pro + Apple Pencil との比較となり何倍もの価格差がある中での比較となってしまうのですが、)一番気になったのは、ペンを動かしても実際に描画されるのが遅れる点でした(ペンの種類にも寄ります)。ペンを動かした後、後から描画(線)がペン先を追いかけてくるイメージです。

Chromebook側のハードウェア性能の問題かと思いつつ、公式の「動作環境」情報の中にある「CLIP STUDIO PAINT for Chromebook」の内容を確認してみたのですが、CPUに対する記述はなく、メモリについては4GB以上が必須、8GB以上推奨とされており、この点に関して今回利用したChromebookは搭載メモリ(RAM)が4GBであるため、かなり動作がぎりぎりなのかも知れません。

もう一つ気になったのが、ペンを持った手を画面上に置いて、小指側の手のひら側面がタッチパネルに触れるとそれが反応してしまう現象が頻発することです。意図せずキャンバスが動いてしまうこともありますし、Chrome OSのシェルフ(画面下中央にアプリアイコンが並ぶ部分)が表示されてしまうなどが頻繁に発生します。

Chromebookのデフォルトで利用できるメモツール(Google Keep)では、ペンに遅れて描画される「時間差」があまり大きくなく気になりませんでしたが、手のひらが画面に付くと拡大縮小されてしまう、という挙動はChrome OS由来なのか変わらずで、手を浮かしてメモを書く、という使い方になりそうでした(この点、iPad Proでは意図せぬ動作は回避されており、気になりません)。

この後、ibisPaint(アイビスペイントX)も試してみたのですが、こちらも描画の遅れが気になりつつ、筆圧が反映されないようでした。

購入前に気になりそうなら「試しておく」が無難そう

これらの利用感についてですが、特にChromebookの場合だとやはり「Chromebookの安さと引き換えに、どこまで操作感などを妥協できるか」がポイントかと思います。

その際「ペン入力」についての話となると、やはり重要になるのは「購入前に試してみること」です。

追従性や手のひらの検知まわりもそうなのですが、視差の大小などは実物を操作してみないとなかなか自分自身にとっての重大さは分かりにくいものです(店頭で試すだけでは実際の利用を再現することができずやはり購入後の想定外はまだ発生しやすく、本当は一定期間レンタルできるサービスがあるといいのですが)

この背景には「ペン入力」という操作の「複雑さ」や「繊細さ」という観点もありますし、同じ「ペン入力」でも、プロのイラストレーターが仕事で使おうとしているのか、身の回りのメモをちょっと手書きしたいだけなのかなどの目的次第で前提は大きく変わってしまう、というあたりも関係します。そして、ある人は気にならないちょっとした挙動が、ある人にとっては許容できない重要な挙動だったりすることも少なくない、といったことろもあります。現在既にペン入力を別のタブレットやペンタブレット、液タブなどで利用している場合は、そちらに備わっている機能や設定、ペンのカスタマイズ等との比較なども重要です(ペンにボタンが無い、左手用デバイスが利用できるか等)。

その点、iPad Pro + Apple Pencil であれば試すことのできる場所・機会が豊富かと思うのですが、Chromebookでしかもペン付きとなるとなかなか試せる場所が限られるはずで、これから購入する場合はそのあたりの「試しにくい」点も加味して検討した方が良いかと思います。

なお、この際「USIペン」はChromebookの激安具合と比較するとあまり特別安価ではない(今回購入したペンも約1万円だったので、Chromebook購入価格に対してかなりの割合を占めてしまいました)点にも、忘れず注意してみてください。Chromebookを持っているからペンを購入して試してみよう、もハードルが高めです。

参考

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