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クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)の起動直後に「仮想メモリの作成に失敗しました。ディスクの空き容量が十分でないことが考えられます。仮想メモリの作成先は[ファイル]メニュー-[環境設定]-[パフォーマンス]から確認できます」エラーが表示されてしまう症状が発生しました。
ディスクを確認する限り、空き容量が不十分であるとは考えにくかったため、とある手順を最初に試したところ、そちらで解消されたため、その手順を紹介します。
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クリスタ起動時に仮想メモリエラーが発生する
新しいPCにインストールし、データの移行を行ったばかりのクリスタにおいて、起動直後に次のエラーが発生してしまいました:
仮想メモリの作成に失敗しました。ディスクの空き容量が十分でないことが考えられます。
仮想メモリの作成先は[ファイル]メニュー-[環境設定]-[パフォーマンス]から確認できます。
[OK]
これで起動できないというわけではなく、このエラーメッセージを閉じれば起動はするのですが、正常に起動できているのか不明の状態でした。
なお、終了して再起動を行っても、同じエラーが繰り返し表示されてしまう状態でした。
空き容量は十分
エラー表示に従って、「ファイル>環境設定」を開いて「パフォーマンス」タブを確認してみたところ、「仮想メモリ作成先」には「C:\[起動ディスク]」が指定されており、空き容量表示も3桁GBあり十分そうに見えました。
また、そのすぐ下には「使用するメモリサイズ」や「アプリケーションへの割り当て」などの説明が有りましたが、これらは仮想メモリではなさそうで、今回のエラーとは関係なさそうに見えました。
そのため、エラーメッセージでは空き容量の問題が原因として表示されてしましたが、それはあくまで一例で、何らかの原因で「仮想メモリの作成に失敗した」のであり、どのような原因が考えられるだろうか、と考えることにしました。
エラーが解消できた対策
そこで真っ先に「仮想メモリの作成に失敗するのはクリスタなりWindows側なりの内部状態がおかしいのではないか」と考え、Windowsの再起動等も思い浮かべたのですが、それよりもっと身近に、「一度仮想ディスクの作成先を変更してみよう」と考えました。
一度変更した後に戻して設定を保存し直すことで内部状態をリセットしてみよう、という作戦です。
なお、この設定には「アプリケーション再起動後に有効になります」とあったため、「変更→再起動→変更を戻す」という作業を行うのが確実ですが、今回は「仮想メモリ作成先」を、デフォルトのCドライブからDドライブに一度変更した後、設定ダイアログだけは閉じて改めてダイアログを開いてCドライブに戻す、という作業を行った後、クリスタの再起動を行いました。
するとその直後の起動時には仮想メモリのエラーが発生せず、問題を解消することができました。
原因の詳細は不明のままなのですが、こういった通常の設定変更捜査の範囲で直る場合もあるということで、対策を検討する際の参考にしてみてください。
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