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Androidスマートフォンで発生した「アプリが開けない」問題の解決策として、各所より「AndroidシステムのWebViewを更新する」という対策が紹介・案内されているものの、「WebViewを更新できない」「WebViewが無効になっている」「Google PlayのWebViewページにボタンが何も表示されない」などの問題が発生し、WebViewを更新したくても更新できない(=アップデートできない)状態となってしまい、アプリが開けないまま改善されない状態になってしまっているユーザーが多数発生している模様です。
こちらに関連して、「Chromeの無効化」や「Chromeの更新」などの話題も関連しややこしいこととなっているのですが、「WebViewがアップデートできない」といった場合の対処法や、関連する話題についていろいろと紹介するので、自身の当てはまるものを確認しつつ、対処の参考にしてみてください。
目次
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Androidアプリが繰り返し停止する/落ちる障害が発生
201年3月23日早朝以降、LINEやGoogleなど、各種Androidアプリが突然落ちるようになってしまう問題の発生が多発しました。
その原因は「AndroidシステムのWebViewである」として、「AndroidシステムのWebViewを更新する」ことが、その対策として紹介されるようになりました。
WebViewが更新できない
しかし、手順通りに「Google Play」の「AndroidシステムのWebView(単にWebViewと呼ぶ場合もあります)」のページを開いても「更新」ボタンが表示されずに更新できない問題が発生してしまい、アプリが落ちる状態を解消できずに困ってしまうユーザーがその後多発し、同様の問題が3月25日現在も継続している模様です。
「WebViewの更新」は全ユーザー共通ではない
この「WebViewが更新できない」問題を理解する上でひとつ大切なのは、問題が発生した全ユーザーの原因が「WebView」ではない、という点です。
Googleやdocomoなどからは、「WebViewの更新」のほかに、「Chromeの更新」が案内されており、ユーザーによっては更新すべきなのがWebViewではなくChromeである場合があるため、注意が必要です。
実は、Androidのバージョンにより、WebViewアプリの代わりにChromeアプリを利用している場合があり、そういった場合はWebViewが原因ではなくChromeが原因となっているため、WebViewではなくChromeを更新しなければならない状態なのです。
※そしてそのときWebViewは無効化されているため、更新できなくて当然の状態。
対策1:Chromeをアップデートする
そのため、WebViewの更新ボタンが表示されずに更新できなかったり、WebViewが「無効」となっていてアップデートできない、といった場合には、Google PlayでChromeのページを開き、Chromeを最新版に更新してみてください。
こちらが「WebViewが更新できない」と困ってしまう場合の最もベーシックな対策となります。
しかし、このChromeを最新版にアップデートしてもうまくいかない、といったケースもあります。実はアップデートすべきがWebViewなのに、どういうわけか最新版にアップデートできなかったり、アップデートしてもどういうわけか問題が解消されない、といった状態です。
対策2:スマートフォン本体を再起動する
そういった場合、まず注意すべきは、更新後にスマホ本体を再起動したかどうかです。
WebViewやChromeの更新後には、Androidスマホ本体を一度再起動してみてください。
その他の対策を行った場合も、この「本体の再起動」を行うことで、新しいバージョンのWebViewやChromeが正しく読み込まれ、問題が解消される場合があります。
対策3:Chromeを無効化する
場合によっては「Chromeを無効化してからならWebViewが更新できた」といったケースがあります。
これは、現状WebViewの代わりにChromeを利用する状態になっているものの、Chromeが無効化されたことにより強制的にWebViewを利用するようになたり、WebViewの更新が可能になる、というパターンで、もともとの原因となっていたChromeを避ける効果がありつつ、WebViewで問題が発生したとしても更新することで解消される、といった仕組みです。
そのため、そもそもChromeが最新版にアップデートできれば問題ないのですが、それが何らかの理由で上手く行かない場合は、Chromeを無効化してWebViewを更新する対策を行うことで、問題が解消される場合があります。
Chromeを無効化するには、Android本体の「設定」アプリを開いて「アプリと通知」から「アプリをすべて表示」へ進み、「Chrome」を選択した上で「無効にする」を選択してみてください。
その後、WebViewの更新を試みます。更新ができたら、スマートフォン本体を再起動します。
対策4:WebViewやChromeのキャッシュを削除する
そういった対策でもうまく行かない場合は、(Chromeを無効にしてしまった場合はそれを元に戻しつつ)、ChromeやWebViewの「キャッシュの削除」を行ってみてください。
同じく「設定」アプリ内のアプリの一覧から「AndroidシステムのWebView」や「Chrome」を開き、「ストレージとキャッシュ」の中から「キャッシュを削除」を実行します。
対策5:アップデートのアンインストール後に更新する(Google Playが開けない場合など)
なお、「繰り返し落ちる」アプリが「docomo LIVE UX」などのホームアプリであったり、「Google Playアプリ」であったりする場合、があります。
そういった場合は、アプリが繰り返し落ちてしまう場合に表示される「アプリ情報」ボタンを押します。すると「設定」アプリの中に入ることができるので、そこから「設定」アプリ内を移動して、「WebView」または「Chrome」アプリを開き、右上のメニューボタン(・・・ボタン)から「アップデートのアンインストール」を選択します。
すると問題の発生元となっていたバージョンのWebView/Chromeが削除され、一度エラーが発生せずに操作可能になる場合があります。そうしたら、そのままGoogle Playへ移動して、アップデートのアンインストールを実施したアプリ(WebViewまたはChrome)のページを開いて最新版へのアップデート(更新)を行ってみてください。
アップデートの完了後に再起動することで、問題が解消される場合があります。
※アップデートのアンインストールを行ったままにしていると、フルバージョンのWebViewやChromeを使い続けることとなってしまうため、そのまますぐに最新版へのアップデートを行うことがおすすめです。
対策5:アプリ公式の案内を確認する
なお、今回のWebView/Chromeの問題に伴ってアプリが強制終了するようになってしまった一方で、同じタイミングで、まったく別の原因でアプリが強制終了したり、エラーになって接続できなくなってしまった、といったアプリも発生してします。
そういった場合は、WebViewやChromeを更新しても解消されないため、アプリの運営からの案内を再度確認するようにしてみてください。
また、WebView/Chromeの影響でアプリが強制終了してしまう問題が発生し、そちらは更新により解消したものの、その後改めて別の原因でトラブルが発生している際に、古い案内であるWebViewの更新を何度も実施しようとして「更新できない」と困ってしまっているケースもあります。
「これはWebViewが原因のトラブルとは別物かもしれない」と一度考えて、公式ページや公式Twitterアカウント等から新たな案内などが出されていないかを確認するようにしてみてください。
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