情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

Internet Explorerで開こうとしてもEdgeで開いてしまう/ヘルプに飛ばされる現象とEdgeが自動で開く転送機能を無効化する設定

Edge (45) Internet Explorer (14) Windows (497) Windows 10 (262)

Internet Explorer(IE)で一部のページを開こうとした際に、自動的にMicrosoft Edgeが起動し、Edge側でページを開いてしまう場合があります。

またこのとき、単にEdgeが開くだけでなく、Internet Explorer側でも毎回Edgeの利用について案内するヘルプページ「Microsoft Edge でこの Web サイトを表示することをお勧めします」のタブが開いてしまう、という動きをします。

この挙動は、MicrosoftがEdgeへの移行を進めていることや、その一環として、IEではなくEdgeで開くように一部サイトが指定(登録)されている影響で発生しているもので、次々この対象となるサイトが増えているのですが、その一方で、この挙動を停止する設定が用意されています(裏技のような設定ではなく、ブラウザの設定に項目があります)。

今回は、この現象や、この転送機能の無効か設定の場所(かなり見落としやすい)について紹介します。

勝手にEdgeで開く?

Internet Explorerを利用している場合に、一部のサイトを開こうとした際に、突然Microsoft Edgeという別のブラウザが開いてしまい、Internet Explorerで開けない現象が発生してしまう場合があります。

この挙動について、「Internet Explorerを利用したいのに、Internet Explorerを開くと勝手にEdgeで開いてしまう」「Internet Explorerで開けなくなった」「何かおかしい」など困惑するユーザーも少なくないようです。

なお、このときInternet Explorer側では「Microsoft Edge でこの Web サイトを表示することをお勧めします」というヘルプページが代わりに開かれることから、「なぜかヘルプに飛ばされる」といった声もあります。

ヘルプは開くものの、以下のような説明が表示されるのみで、「一体今何が起こってこのヘルプページが開いたのか」についての説明は用意されていないようです(一部日本語が途切れている?)。

新しい Microsoft Edge で表示すると、開く Web サイトの動作が向上します。 多くの Web 開発者は、Microsoft Edge 用の Web サイトの最適化に向けて取り組Internet Explorer。 新しい Chromium ベースの Microsoft Edge は、より安全でプライベートで、より多用途な閲覧エクスペリエンスを提供します。

引用元

Edgeの利用推奨の一環で正常なもの

現在、Microsoftでは、Windows上で利用するブラウザとして、Internet ExplorerではなくEdgeを推奨しており、今のところInternet Explorerも利用できますが、極力Edgeを利用するように促す機能がいくつか追加されています。

その中の一つに、「一部の指定サイトにInternet Explroerからアクセスしたら自動的にEdgeに飛ばす(Edgeで開く)」という機能があります。

最近増えている「勝手にEdgeで開いちゃう」「ヘルプに飛ばされる」という先ほど紹介した現象は、この機能の影響と思われます。

「一部の指定サイト」というのは、サイト運営者からの申請も受け付けており、次々増加しているため、「昨日までは開けたのに、今日突然IEで開けなくなった(Edgeで開くようになった)」といったことも発生しています。

無効化設定も用意されている

このEdgeへ自動転送される機能は突然発動し、特に転送する前の確認画面や説明画面などがないことから「避けられない」機能のように見えるのですが、この機能を利用するかどうかを選択できる設定項目が用意されています

ただし、「Internet ExplorerからEdgeに転送される機能なんだから、Internet Explorerの設定(インターネットオプションなど)に関連する設定があるんだろう」と思って探すと、見つかりません。

手動でEdgeを開く方法についての設定項目までは見つかるものの(これを見つけると、探す場所があっているような気になる)、自動でEdgeが開く設定が見つかりません。

これは、無効化する設定がInternet Explorer側ではなく、Edge側に用意されているためです。

無効化設定の方法

Microsoft Edgeの画面右上の「・・・」(メニュー)ボタンをクリックして、そこから「設定」を開きます

そうしたら、画面左のタブ(見出し)の中から、「既定のブラウザー」というタブを選択します。

するとそこに「Internet Explorer の互換性」という項目があり、その中に「Internet Explorer に Microsoft Edge でサイトを開かせる」という設定項目があるので、ここを「互換性のないサイトのみ(推奨)」もしくは「常に表示」から「なし」への変更を行います

ただし利用ブラウザの変更がおすすめ

一応このような「なし」という選択肢(設定)がMicrosoftにより提供されていますが、項目に記載のあるとおり、「推奨」とされているのは「互換性のないサイトのみ」の転送を行うことです。

また、あくまで「互換性のないサイト」のみの転送にとどまりIE全体の転送までは行われていない、という状況なのですが、自動で開いたヘルプにも記載があるとおり、Microsoft Edgeの利用が推奨されています。

そのため、これを機に、利用するブラウザをInternet ExplorerからMicrosoft Edgeに移行する、もしくはその他のブラウザ、例えばGoogle Chromeなどへの移行を行うことを検討してみてください。

※無効化設定も、今後削除され、利用できなくなる等の可能性があります。

コメント(0)

新しいコメントを投稿