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XperiaシリーズのAndroidスマートフォンをAndroid 11にソフトウェアアップデートして以降、Wi-Fiのアイコンの左下に「5」などの数字が表示されるようになり、「数字の意味は何?」「5Gに繋がっているってこと?」「5GHz、2.4GHzのこと?」などと疑問に思うユーザーが増加しています。
このWi-Fiアイコンの数字(4/5/6)の意味についての情報を紹介します。
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アップデートしたらWi-Fiアイコンの左下に数字が出る
Android 11 へAndroidスマートフォンをアップデートして、「Wi-Fiアイコンの左下に数字が表示されるようになった」との声が増えています。
具体的には、次の画像のような表示です:
表示される数字は主に「4」や「5」で、それらの数字の表示を見て、「どういう意味なのか分からない」「5Gにつながってるの?」「5GHz/2.4GHzの違い?」など様々な疑問を持つユーザーが増えています。
Wi-Fiの数字の意味
このWi-Fiアイコンの数字の意味について、Android 11搭載のXperiaの説明書では、次のように「規格により異なります」との説明が行われていますが、それぞれの数字の具体的な意味についての詳細な言及は行われていません。
※4 アイコンの左側に表示される数字は、接続中の無線LAN(Wi-Fi®)の規格により異なります。
(引用元)
この「Wi-Fiマークと数字を併記する表示方法」については、「Wi-Fi Alliance」より、利用しているWi-Fi規格のバージョン番号を意味するものとする記法が案内されています。
前述の「規格により異なります」というのもまさにこの「規格」、とくに「Wi-Fi 4」「Wi-Fi 5」「Wi-Fi 6」の区別を表示しているものと考えられます。
- Discover Wi-Fi | Wi-Fi Alliance(「Generational Wi-Fi User Guide」のリンクから、ロゴについての詳細PDFを読むことができます)
それぞれの数字の意味
Wi-Fi4, 5, 6はそれぞれ対応する「IEEE 802.11 ○○」という規格があるため、表示されている数字それぞれは次のような意味となります:
- 「6」:Wi-Fi6(802.11 ax)
- 「5」:Wi-Fi5(802.11 ac)
- 「4」:Wi-Fi4(802.11 n)
このようなルールとなっているため、1,2,3はなく、4,5,6があり、7以上はない(まだ販売されていないバージョンであるため)、というわけです。
※なお、ちょうどWi-Fi 5は5GHz帯のみであったり、5GHz帯と2.4GHz帯という、近くに5と4という数字があるため、また最近は「5G」や「4G」という言葉も利用されるためそれらと直接混同してしまいそうになりますが、前述のWi-Fiバージョンの表記とは別物です。
この区分けには例外も?
ただし、ここに登場する無線LANの規格ax、ac、n、以外で接続していた場合にも数字が表示される場合があるようで、それらがどの数字になるのか、というところの詳細は、前述の資料中で見つけることができませんでした。
そのため、「802.11 ax で接続していれば6」、「802.11 acで接続していれば5」、「802.11 nで接続していれば4」というルール付けの逆、つまり、例えば「5ならば802.11 ac」とは限らないような表示になる(802.11 acに親機が対応していないはずなのに数字が表示される)というあたりには注意しておくと良いかも知れません。
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